17_心眼
脳の機能として失った体の機能を司る箇所を健康な機能を司る箇所が浸食し力を強化するらしいです、人体とは不思議ですね
例として記憶能力が低い代わりに異常に計算能力がくそ高いなど
俺は今ゴブリンキングから視覚、聴覚を奪った、残りは味覚、触覚、嗅覚だ、奪えるのは嗅覚だ、他は物理的に奪うのは難しいしな、よくライトノベルなどではゴブリン系は嗅覚が優れており、暗闇などでも匂いで敵を追跡できるらしいが、さてこいつはできるのか。
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ちょこっとSideゴブリンキング
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私はまた強き者との知恵比べに負けた、私は背を壁にして攻められる方向を一方向のみに絞り、完全に守りに徹していたのに、どうやったのか不明だが私の守りを突破して、奴は私の残りの聴覚を奪っていた、私に残った相手の位置を知る方法は鼻だけだ、幼い時は鼻が利くと有名だった。
私は匂いを嗅ぎ取るために鼻を動かす、少し動かすと何となく奴の位置が分かる、これなら何となく戦える。
・・・・本当にそれでいいのか、私はまた奴に知恵比べして、そしてまた負けるのか、本当にそれでいいのか、正直次に挑んで勝てる自身はない、私が背一杯考えた策も奴は造作もなく突破される気がする、ならどうする、どうすれば奴に勝てる。
※SP→プレイヤースキル
そもそも奴は何なんだ、技量(SP)と力のバランスがバラバラすぎる、本来技量(SP)が高い者は総じて力も強いはずだなのに奴は技量(SP)では遥かに私の上なのに力は同胞のゴブリン以下だ、なぜそんな存在が存在するのだ、奴はどうやってあの技術を手に入れた。
ゴブリンキングは必死に考え半分不正解半分正解を導き出す。
生物は窮地に追い込まれると普段の何倍もの力を発揮すると言うのをどこかで聞いたが、まさか奴はそれを今それを実践しているのか、それが本当なら奴はいかれだな、「ああ」、今体験中だったな、そうか、私が間違っていた、奴は間違いなく狂気に酔ったいかれだ、私はそんな奴を私の常識で計ろうとしていた、だからうまく行かなかったのか今理解した。
では私も一つ奴を見習ってみるか。
ゴブリンキングは自らの拳で自分の鼻を殴った、拳はめり込み鼻の骨を砕いた。
これで私の鼻は利かなくなった、お前の手間を減らしてやったぞ、さぁどうでる。
[スキル:心眼を取得しました]
僥倖!(ぎょうこう)
投稿したと思ったら投稿されてなかった悲しみ