16_暗闇2
お久しぶりです、
前回の中途半端な奴の続きです。
俺はゴブリンキングの耳から血が出たのを確認した俺は逃げるためにゴブリンキングから直ぐに降りようとしたが、俺より先にゴブリンキングが動いた俺を仕留めるためだろうが、自身の体を思いっきり背中から壁に激突させたのだ、俺は何とか反応でき、横に飛び壁を背にして状態で何とか壁に飛びつく事ができた。
ゴブリンキングは自分が背中から突っ込んだ壁の中にめり込んでいる、もし俺が乗った状態だったら巻き込まれて死んでいただろう、そのぐらい強く突っ込んだようだ。
ゴブリンキングも俺を仕留めるのに手段を選んでいないようだ、俺が足場を整えようと、少し足を動かした瞬間ゴブリンキングが動き俺に向かって大剣を横振りで俺に向けて来た、俺は壁から手足を離して自由落下に任せた結果、俺の頭の上を大剣を通りすぎていった。
俺はそのまま自由落下で地面に着地した、その後走ってゴブリンキングから離れていった、当然ゴブリンキングは大剣で俺に対して追撃をしていたが、視界と聴力を片方失ったゴブリンキングの攻撃はまともに俺に当てる事はできない、壁にいる時にまぐれだろう。
俺が距離を離すとゴブリンキングはその場から動かなくなった、逆にこの状況で何も問題なく襲ってきたら俺の今までの努力が無意味だった事になる、さてゴブリンキングを観察してどう動くか考えるか。
ゴブリンキングは動き出した、既に耳を潰されている側の足を膝をつき同じ側の手をおおよそ一歩分足の前に拳を立て、逆の足は立てた手と横の位置を同じにして立ている、残った手は順手で大剣を持ち地面に刺し、生きている耳は大剣に当てている。
ゴブリンキングはそこから全く動かなくなった、さてどういう意味があるのか、俺はとりあえず近づくしか選択がないので、俺はゆっくりとゴブリンキングに近づいた。
おそらく剣の射程に入っているのに未だゴブリンキングは動かない、もし俺を正確に認識しているなら確実に攻撃を仕掛けてきている距離だが未だにゴブリンキングは動いていない、何か考えがあるのか、それとも単純に意味ありげな行動をしといて実は全然俺の位置を把握していないか、実際どっちなのかは、これから分かる事だ、俺は変わらず歩を進める。
俺は既にゴブリンキングの大剣の射程に入っているが、それでもまだ危険は少ない位置にいる、なぜなら数歩後ろに下がれば大剣の射程から外れるからだ、だがあと数歩前に進むと射程の真ん中に位置になる、ここだと後ろに下がって避けるのは困難になる、危険なのは分かっていても俺には進む以外の選択しがないから進しかないだがな。
さらに数歩進むとゴブリンキングが動いた、まるで居合のように地面を足で蹴り、大剣を素早く地面から引き抜き、俺の首の位置に横切りをしてきた、体感今までの中で最速の剣を俺は膝を曲げ上半身を上向きに逸らしたおかげで何とか避けることが出来たが、かなり状態を崩したので今二撃目が来たらかなりやばい、そう思っていたらフラグだったらしく既に二撃目が俺に迫ってきている。
ゴブリンキングは一撃目が外れる想定だったらしく直ぐに、切り返しで俺の胴の位置に二撃目の横振りをだしてきた、体勢が崩れた今の俺に二撃目を避けるのは無理だ、じゃあ受けるか、いやそれも無理だ確実力負けして吹き飛んで壁に激突してぐちゃぐちゃになる、じゃあどうする。受けて避ける俺は半分やけくそで剣でゴブリンキングの大剣を受けた。
俺はゴブリンキングの大剣を剣で受ける腕を伸ばし出来るだけ固め、ほんの少し曲線を持たせたイメージとして体を支える鉄骨だ、大剣を受ける腕とは逆の腕を腰を使って上に上げ体が斜めになるようにした、大剣を受けた瞬間俺は足の力を抜き、腕を固めおかげで大剣の力は俺に伝わってきた、また体を斜めにしてたおかげで受けた腕が進み逆の腕が戻る状態になった、まるで玩具のプロペラの羽を弾いた時のように俺の体に回転が掛かった、そして俺は戻る腕で大剣のむねの部分に手を当てて思いっきり下に押し、足で地面を力いっぱい蹴った。
結果俺は数回回転して大剣を避ける事ができた、俺は回転のせいで状況を見失ったが、直ぐに這いずりながらゴブリンキングから離れた、生きてる、俺は自分の体を確認すると一応は五体満足であるが、HPが9割減っている、少しすると足に痛みを感じだ、どうやら攻撃を避けきれなくて足に当たったらしい、少しとはいえ空中にいたおかげで力を受け流れたから何とかHPが残ったんだろう、俺も悪運が強いものだ、先の攻撃を避けられたのもの単純にまぐれと幸運だっただからな、俺は一通り自分の状況を整理したところでゴブリンキングを見たが、あいも変わらず先ほどと同じ構えをしている。
先程の命がけの確認作業のおかげで分かった事はゴブリンキングは一定の距離に近づくと、居合のような攻撃をしてくる、かつ避けにくい攻撃をしてくる、非常に厄介だな次避けれる自信がまったくない、さてどうしたものかな。
俺は安全圏からゴブリンキングを突破する方法を考え一応策ぽい物は考えた、あとは実行するだけだな、失敗したらまた最初からやり直せばいいか、俺は既に瀕死だし何時死んでもおかしくないからな、さてやるか。
俺は盾を外して胸のあたりに持って、ゴブリンキングに突っ込んだ。
ゴブリンキングは俺がさっきと同じ距離に入った瞬間、先程と同じように大剣で攻撃してきたが、俺は無事に攻撃を避ける事ができた。
俺がやったのは単純に腹からスライディングを決めゴブリンキングの股を抜けただけだ、腹に持った盾のおかげで滑りやすくなっていたといえ、無事股抜けが成功してよかった、滑らなかったり、踏まれてしまう可能性も十分あったが本当によかった。
そんな事を考えていると、ゴブリンキングが攻撃を終えて定置位置に戻ろうとしていた、俺は大剣の真横になると思られる位置に移動して静止した、ゴブリンキングは定置位置に戻り、先程と同じ格好をしている、俺の事は気が付いていないらしい、それとも気が付いてい敢えて泳がせているのか、正直どっちでも構わないがな俺にとってはチャンスなのだから。
俺は外してから腕に戻していない盾を片手に持ち振り上げて思いっきり大剣に叩きつけた、大剣は鈍く重い金属音が盾は軽い金属音が響く、ゴブリンキングは反射的に大剣に当てていた耳を離し顔を上げた、耳元に突然大声で叫ばれたに等しいからな、俺はその出来たすきを突いた。
俺は素早く大剣とゴブリンキングの顔に出来た隙間に剣を這わせ、耳に差し込み引き抜いた、直ぐに走って距離を離した、自分の剣とゴブリンキングの耳に血が付いている、おそらく成功したんだろう、俺のおそらくはゴブリンキングの顔見て確信に変わった、ゴブリンキングは自分の耳から流れる血を確認しながら、顔にはまるで「また、やられたのか」っと書いてあるようだった、さて次は嗅覚だ。
語彙力くん・・・あのさぁ