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ドMVRMMO  作者: 猫ズサー
チュートリアルステージ
16/30

13_Sideゴブリンキング2

お久しぶりです、何とか帰ってきました、また更新が止まったら、何となく察してください、毎回の如く話の風呂敷を広げすぎてグダグダです、はい、すいません、次回で治るかわかりません(今後治るかも分からない)、あと今回も半端な終わりです。次回ゴブリンキングの激怒理由が分かるはず。

私は侵入者と対じする、私の目に狂いがなければこいつは弱い、しかも我が群でも最弱のゴブリンと同じいや、それ以下の強さしか感じない、本当にこいつが我が同胞達を恐怖させ追いかけ回した者なのか、まったく想像できん、まぁいいさっさと倒してしまおう、巣への侵入者に変わりはないのだから。


私は始まりの合図として一言「一騎打ちだ弱きものよ」と言った、初手は譲るつもりで待っていたら、奴は手を広げて何か言い始めた、我々ゴブリンは人間の言葉を完全に理解することはできないが、何となくなら理解できる。理解できるのがこやつが何を言っているのか理解できない、謝罪、感謝なぜこの場面で感謝する、そして何よりなぜそんなに楽しそうなのだ、貴様の強さなら私を見て怯え震え命乞いをするのが正しいだろうに、なぜ笑う理解できない。


そんな事を考えていると奴が私に突撃してきた、もういい狂ってようが、なかろうが倒してしまえば等しく骸になる、私は奴の攻撃を止め下からの切り上げを行った、奴は剣を手放すだけで済んだが、いずれ攻撃が当たるのは時間の問題だ、しかし奴は私の足元に逃げ込んで常に私が攻撃を当てずらい位置に移動している。実にやりずらい相手だ。


不意に周りを見ると同胞が恐怖に染まっている、気持ちは分かる、私も王という責任のある立場でなければ恐怖に染まっていただろう、皆本当は今すぐ逃げ出したいはずなのに私がいる手前皆逃げ出していないだけだ、私には勿体ないほど忠義が厚い物達だ皆待っていろすぐにこいつを倒して恐怖から解放してやる。


ド猫は望んでいないが彼が取得したスキル「窮鼠(きゅうそ)の二枚舌」は常に発動するパッシブスキルのため随時発動のため、この場面でも発動した「窮鼠(きゅうそ)の二枚舌」によりすべてのゴブリンの恐怖耐性を下げ本来恐怖や絶望する場面での歓喜によって発動した「狂気の恐怖」により何体かのゴブリンが恐怖状態に、それをキーに「伝播する恐怖」が発動し連鎖的に恐怖が広がる、たとえ一回目二回目の恐怖に耐えれたとしても、「伝播する恐怖」に耐えれなかったゴブリンをさらにキーに「伝播する恐怖」を発動させる。この連鎖は対象が全て恐怖しない限り続く、結果ゴブリンキング以外全てのゴブリンはド猫のスキルによって恐怖状態になった、ド猫は望んでいないが、「窮鼠(きゅうそ)の二枚舌」はド猫はステータスが初期値のためほぼ全部の敵が対処になる、結果そこから最恐の恐怖コンボが発動してしまう。



奴は私の攻撃を巧妙に避けているが詰将棋のように徐々に選択しが限られている、そしてついに攻撃が当たった、奴は盾で攻撃を防いだが威力を殺すことができず高々と吹き飛んでいる、私は奴が地面衝突して死ぬのを確信したそして勝利するのも、だが私の予想は最悪の形で裏切られた。


奴は私の同胞をクッション代わりに使いやがった、最初何が起こったのか理解できなく奴から一撃もらってしまった、攻撃自体は大したことはなく奴の剣は私の皮膚を切ることすらかなわなかった、だが同胞達が多くが傷つき死んだ私はそちらのほうが気になってしまう。


私と奴は何度かの攻防し私は何度か攻撃を当てることができたが全て同胞に突っ込み奴は無傷なのに同胞は多く死んでしまった、奴は同胞が尽きるまで、倒すことはできない同胞は巣の奥にいるので、やられた数だけ補充される、つまり私がこいつを倒すのを手こずれば手こずるほど同胞が多く死んでいしまう、私は本当に同胞を守るために戦っているのか、私は戦く意義が分からなくなってきた。


私も馬鹿ではない、毎回攻撃が当たりそうなときは前回とは違う攻撃をしているが、それなのに奴はそのすべてを完璧に受け止めている、しかも奴の攻撃は貧弱で未だに私に傷を負わせていない、この戦いは永遠に終わらない気がしてきた、また攻撃を当てることができたが、結果は変わらない、また多くの同胞が死んだ、私の中で何かが壊れ始める音がした。


私はふと私が降伏すればこれ以上同胞が傷つかないのではないのかと思ってしまった、おそらく私はこいつを倒せない、この短い戦いでもこいつのほうが技量だけなら私より上なのはわかっている、絶対的な強者のはずの私がこいつをいまだに倒せていないのがいい証拠だ、戦いが終わらない限り同胞は死に続けする、そして私はやつを倒すことはできないならいっそ私が負けを認めれば、私はそんな事を考えてしまった。


「いけない絶対に自分で負けを認めるなど、ゴブリンの王としての誇りが決してそのような事を認めない」気が付けば声が出ていた、そうだ王の誇りにかけて降伏など絶対にありえない、『仲間の命より誇りのほうが大切なのか』私の強がりを否定するような声が心の奥から聞こえてきた、私はこれに対して否定をする「誇りなき戦士などただの獣と変わらない」

『誇り高き私は誰が望んだ』

「当然同胞達だ」

『違う、彼らは誇りを持った王を望んではいない、求めているのは強い王だ、誇りを持ちたいのは私のエゴだ』

「・・・・・」

『残念だが彼らは誇りなど理解できない、彼らはたとえ獣のようになろうと、生きられるなら満足するするだろう、それは私が一番わかっていることだろ」

私は戦い戦いながら自問自答を続ける、自分の誇りのために戦うか、同胞の命のために自身の命を捨てるか、そのどちらを選択するために、答えが出るまで答えを探し続ける。


私の横払いが奴に当たった、やはり奴は完璧に受け止めた、奴は勢いよく同胞達に突っ込んでいく、よく見ると突っ込む所に私の血を分けた兄弟がいる、小さいころ共に過ごした、兄弟に奴が当たった、兄弟は砕け散るように体が粉々になっていた、悲しみより疑問が沸き上がる、私は本当に何のために戦っている。


『私のせいで兄弟が死んだ、私が殺したに等しい』

「いや違う、私ではない、奴が」

『違わない、私が早々に降伏していれば兄弟は死ななかった、しかもいまだに奴を倒す算段が立っていないだろう、だったら降伏すれば奴は喜んで私の命で満足するだろう、そうすればこれ以上同胞が死ぬことはないだろう』

「しかし」

『ほんとはもう戦いたくないんだろう、今すぐ何もかも捨ててしまいたい、違うか、いいや違わない、同胞達が散るたびに悲しみにで心が溢れそうだったろう、そんなに悲しいならもう戦わなくていいじゃないか、誇りを捨てて降伏すれば全て解決する、時に王とは自分の命で民を守るのも使命の一つだ』

「確かに、皆を守るためなら命を捨ててもいいかもしれない」

『そうだろう、そうだろう』


ゴブリンキングは自分の降伏する理由を言い訳を作っている、自分が納得できる降伏する理由を、ここまで来てしまったら、もう止まらない論理的に装い感情的に考え、誠実な心に見せかけてエゴな心で感情を動かし、自分のいいように現実を曲げそして勝手に納得する。それならいいなと


「私は負けていい、誰にだって勝てない相手はいる、それに私が戦えば戦うほど同胞が犠牲になる」

『そうだ、私は悪くない、今回は相手が悪かった」

私は心の暗闇に落ちる感覚がした、暗く、優しく、温かく、そして重く一度入れば抜け出せない、闇に堕ちていく、恐怖はないむしろ安心感さえある、そして私剣を手放し戦う事を止めた。

本当はずる?あとがきで説明、スキル「狂気の恐怖」を補足正直説明が十分じゃない気がする、だって自分でも分からなくなるもん。


現代風に例えると、銃を持った屈強な兵士に囲まれ、ナイフ一本しかもっていない男が「いいぞ、かかってこい俺を殺してみろ」って言う、この時別段恐怖は感じないけど、理解はできない(いやお前秒で死ぬぜ)。

「狂気の恐怖」はこの理解できない所をキーにして発動します、まぁ本当にザクっと言うと奇行に走ると発動して相手を怖がらせる。代々そんな感じ、でばたぶんまた来週。


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