08_隠しダンジョンと確認
ステータスの確認回(今後のための設定ねじ込み回)
+++++ 2021/08/01
盾の設定をねじり入れ込みました。
俺は出てきたウィンドウを見て、ハイゴブリン達との戦闘で何回か出てきたウィンドウの事を思い出した、周りに敵もいないので確認することにした。
ステータスを確認していると空欄だったはずのスキル項目に新たに4個ほど項目が増えている、増えたのはおそらくハイゴブリンが逃げ出した直後に出てきたウィンドウだろう。とりあえず見てみよ。
[狂気の恐怖 LV1:通常ではありえない行動や発言をすると、一定確率で相手を恐怖状態にする]
そもそも「恐怖状態」ってなんだ、ウィンドウを触ると詳しい説明が出てきた、
[恐怖状態
モンスター:一定確率での戦意喪失、攻撃の失敗率の上昇、ステータスの低下、上位のモンスターほど耐性が高い、恐怖を最低限知能が必要になる(ない場合は無効化する)
プレイヤー:ステータスの低下
恐怖が大きいほど効果は上がる]
恐怖状態の説明を読んで俺はハイゴブリンが逃走した理由を理解した、何かしらの理由でハイゴブリンは恐怖状態になって逃亡したようだ、何か俺の後ろに怖いモンスターでもいたのかな。
俺は他のスキルも確認する。
[伝播する恐怖 Lv3:対象を恐怖状態にすると同種のモンスターを一定確率で恐怖状態にする、失敗しても恐怖の耐性を低下させる]
つまり一体恐怖状態にすると連鎖的に回りも恐怖状態にするスキルだな、恐怖コンボスキルだ、で次のスキルは。
[無慈悲 Lv2:戦意喪失している、敵に対しての与えるダメージが増加する]
これは身に覚えがある、途中でこけたゴブリンを瞬殺できたのは、このスキルのおかけだな、追撃した時に取得したのかな、そして最後のスキルは何だろう。
[窮鼠の二枚舌 Lv5:自分より総合ステータスが上の敵に対して異常状態にする確率を上昇させる、ステータスの差が大きくほど確率は上昇する]
これは自分より強い相手に対してデバフをかけやすくするスキルか、ちなみに総合ステータスは何だ、再びウィンドウを触る。
[総合ステータス:戦闘時のステータスの合計値]
ああ、俺はいまだにステータスは初期値のままにしているので、このスキルはプレイヤーならほぼ全員に有効なスキルだな、モンスターのステータスは分からないが、おそらく先ほどは有効に発動したんだろう、詳しくは分からないが。
俺はスキルの確認を終えウィンドウを閉じた、結局「狂気の恐怖」が発動しなければ意味がないスキルだらけだな、なら問題なろう先ほどは偶然発動したのだから、次は発動しないだろう。
ついでに武具の確認をした、剣と鎧は特に変化はない、盾はよくよく考えたらしっかり見ていなかったな、そう思い俺は盾を外して盾を観察する。
素材などは鎧と同じだろう、そして同じく黒く錆びている、大きさは中ぐらい形はU字を基本に下がV字になっているのだが、おそらく元からだろうが先っぽが欠けている、また逆側も所々に裂け目がある、さほど大きくないので問題はないだろう。
先っぽが欠けているのは使っていたが、気が付かなかったしっかり観察すると何か新しい発見があるものだな、そう思いながら盾を装備し直し、ウィンドウの選択の[YSE]を選択した。
[隠しダンジョン:「ゴブリンの洞穴」の攻略を始めますか?
Yes No ]
ウィンドウの文字が変わり、俺の体がポリゴンの粒に変わっていく、おそらく転送だろう、さてさっきの逃げられた鬱憤をぶつけられる相手がいるといいのだが、俺は殺意を漲らせながら転送が完了するのを待った。
[ゴブリンの洞穴の攻略を開始します、ご武運を]
俺の視界は真っ白になった。
前回のハイゴブリン逃亡は少し無理があったな、まぁ問題ないだろ
予告 次回:強敵ゴブリンの王 VS 狂った弱きもの
お楽しみに