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孤島奮起  作者: つふら
人間があらわれた
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竹ゴザを作りたい

竹を見つけて思ったのだ。



あれ?これでコザみたいなのを作れないか?



嫌なんだよ、土混じりの小石の、上で寝るの。



そりゃ、贅沢いってられないし、そんなことよりも食料確保と、救援要請だろ!とは思ってるよ?でも、質のよい睡眠は大切だと思うんだ。うん。


だからこそ大量の竹を刈って来たのだ。



まずこの一本の長い竹を横三分割にする。2:6:2くらいの割合で。真ん中の長めの竹をワイヤーソーで細かく棒状に削ぎ落とすように切っていく。


これが地味に時間がかかる。



合計5本くらいの笹から、100本くらいの竹棒状を作り、ツタで結び会わせていく。隙間が空くのは仕方がない。


5:27


ようやく全て結び終え、横穴の地面に広げる。



簡易マットだ。


当たりはもう薄暗くなっている。



俺は急いで夕飯の準備に取りかかる。



2つの焚き火に火を起こし、鍋に川の水を入れ、米をいれる。干していた肉を手で引き裂く(一応、匂いを確認したが、腐敗臭はしなかった)。そこに塩を少々、醤油を少々いれ、簡易リゾット風雑炊だ。


時刻的に『はじめチョロチョロ~』とかやってる時間がなかったからな。


夕食を作りながら、俺はツタであるものを作っていた。


そして、夕食後もそれを完成させるため、少し夜更かしをして作っていた。


試作品ではあるが、完成した途端、睡魔に襲撃された。


睡眠欲を押さえてまで作っていたもの、それはツタで作った籠だった。




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