第89話 〃
「よっし。積み込み終わり!」
ワゴン車に買ったばかりの銃を積み込み。俺は両腰に手を当てた。
生身で使う用に購入したのは、5.56mmのアサルトライフルを何丁か。12ゲージのセミオートショットガンを1丁。9mm弾をばら撒けるサブマシンガンもいくつか。そして12.7mmの重機関銃だ。
各種の銃に取り付ける色々なアタッチメントに加え、それらで使用される消耗品等も当然。各種の弾薬も購入し。更にいくつか近接武器を購入した。
特殊炭素鋼の長剣が一振り。これはミルファ用の物で、腕の長さと同じくらいの刃渡りをした、頑丈でシンプルな作りの逸品だ。
そして俺には戦闘用に調整された手斧である、タクティカルトマホークが一丁。舞踏号が持っている手斧のように片手で振り回せるサイズで、刃の部分は小さくも強靭な、工具としても使用できる得物である。
これらだけでも中々に大荷物だ。
特に銃器は一丁一丁しっかりしたケースに入った状態で。車内での運搬だけといえど、剥き出しの即使用できる状態で運搬するのは、ホワイトポート内での法令に反するのである。
それなりの重量で左腕が痛むし、身体に力を入れると額も痛いが、まあこの位で弱音を上げてはいけない。
そして舞踏号用のリヴォルヴァーカノン。あの30mm機関砲は外装などを付けられて、後日ウーアシュプルング家の御屋敷に届けられる予定だ。
つまり。俺達は舞踏号にテショーヤ銃砲店のステッカーを張り付ける事を了承したのである。
「ステッカー自体はいっぱい貰ったし。帰ったら舞踏号に貼らないとね」
シルベーヌが笑い。紙袋に入ったたくさんの分厚い厚紙に似たステッカーを見た。
テショーヤさんは、舞踏号にも色彩や迷彩があるだろうと仰ってくれ、とりあえず機体のどこかに1枚だけ貼ってくれれば良いという契約を提案した。
しかしこれは、割引とアフターサービスの充実に対する条件としては、何とも緩く半端すぎる。
「皆さまと出会えた幸運に感謝しているだけです」
理由を聞いても、テショーヤさんはそう言って妖しく微笑むだけだ。
悪意や邪気のようなものは感じられなかったけれど、何か別の所に目的があるという感じは拭えない。
ただまあ。気にしても何か手が打てるわけでは無い。実際、舞踏号用の機関砲を安く手に入れられるのは凄くありがたいのだ。
「とりあえず。武器は十分ですね」
ミルファもワゴン車の後部に山のように積まれた武器弾薬の山を見て微笑み、少しだけ上を見上げて確認する。
「買い物はこれくらいでしょうか? 防具は特に必要に迫られていませんし、車両用品も大丈夫ですね」
「後なんかあったかな……?」
「うーん……思いつかないかな……? まあ弾とか足りなくなったら、テショーヤさん所に来ればいいし」
俺に続いてシルベーヌも腕を組み、首を傾げた。
そこでシャルロッテさんが俺達に微笑みかける。
「ひとまずは終わり。で、ございますか? でしたら、ちょっと遅めのお昼ご飯を食べに参りましょう! 良いお店を沢山知っているのです!」
パッとこの場の雰囲気が変わった。鉄と火薬の香りが吹き払われ、もっと人間の香りがする風が吹き込んだ気がする中。シャルロッテさんが明るい声で俺達に言う。
「肉料理。魚料理。野菜メイン。なんでもございます! 中でもホワイトポートは魚介が美味しいですよ! あ、あと甘い物もございます! ソフトクリームとかクレープとか! 今人気のお店はですね――」
色々と言いつつ、シャルロッテさんがごそごそとポケットから雑誌の切り抜きなどを取り出した。シルベーヌとミルファがそれを覗き込み、あっという間に年相応の少女の笑顔で話し出す。
もちろん俺もそこに加わり、4人で昼ご飯をどこで食べるかという和やかな悩みを話始めたのだった。
それからはさんざん悩んだ結果。くじ引きで決めたちょっとお洒落なお店に向かう。
中々綺麗でハイカラな、小市民がいつもより美味しい物を食べようと赴くようなお店で。肉、魚、野菜をバランスよく出す良いお店だ。若い人もたくさん来るらしく、ホワイトポートのラジオが掛かる店内には、俺達と背格好の近い人がいくらか居た。
シャルロッテさんが運転手を務めると胸を張り。是非ともお酒も飲んでくださいと強く推されたので、遠慮がちにお酒にも手を出す。
頼んでみたのは、メニューで何となく目を惹いたサングリアというお酒だ。イチゴやリンゴなどの果実を漬けたワインという説明がついており、そのままでも良いし、ジュースや炭酸水で割るのも良いらしい。今回頼んだのはちょっとだけ割ってある物だ。
まるでジュースのような見た目と良い香りに期待が高まり。4人で乾杯の後にグラスを傾けると――
「あ、飲みやすい!」
飲んだ全員がそう言い。同時に笑顔になった。
なんせ綺麗なお店で昼から飲むお酒に不思議な特別感がある上に。このお酒は喉にするりと入るのだ。ワインの渋みが果実の甘みで緩和され、本当にジュースのようである。ミルファやシルベーヌも甘くて良いねと言って、すいすい飲みすすめた。
他にもメニューにあるのはビールにワイン。カクテル等種類がたくさん。最初の一杯がバシっと決めてくれたので、メニューを見ているだけで心が躍る。
そして頼んだ料理はどれも色鮮やか。
エビとニンニクをオリーブオイルで煮込んだ一品は、香ばしいパンを漬けて食べるのだが、無限に入るような気がする。そのバリエーションは数多く。つやつやした牡蠣や大ぶりのマッシュルームなどを煮込んだものもあっという間に皿が空いた。
更に4人分と言う事で、ドカンとテーブルに着陸した巨大な鉄皿。それには魚介が沢山入った米料理が香り高い湯気を立てて乗せられている。こちらも魚介の旨味と微かなおこげが大変美味で、油があって味が濃い目に出来ているためにお酒が進む。
他にもソーセージであるとかサラダであるとか、様々な小皿の料理が机を埋め尽くし。食事をする手が止まらない。
特に俺は怪我を治そうと体が栄養を欲しているのか。あらゆる食べ物が普段の2倍くらいに美味しく感じている気がする。胃もフル稼働しており、他3人が凄い食べっぷり飲みっぷりだと驚く程である。
ただ。どう綺麗に食べようと頑張っても、オリーブオイルで口の周りがテラッテラになってしまうので、4人全員がつやつやした唇になり笑ってしまうのだった。
「いやー美味しいな! シャルロッテさんのお陰でこんな美味しい物食べれて感謝しきれません!」
「いえいえ! 楽しんで頂けているなら、私も幸い! で、ございます!」
グラスを置いた俺が心の底から笑顔で言うと、シャルロッテさんは気恥ずかしそうに微笑んだ。そして彼女は、焼きエビの殻を剥くシルベーヌと、生ハムとトマトのサラダを頬張るミルファに聞く。
「あの。お2人にお聞きしたいんですけど」
「なーに?」
「何でしょう?」
「皆さま3人はその。好き合っているのでしょうか?」
エビの殻が飛び。トマトがフォークから逃げ出した。
「そ、それは――」
「俺はシルベーヌとミルファが大好きですよぉ! 2人ともとってもいい人ですし、本当に助けられてます!」
飛んだエビの殻を拾いつつ喋ろうとしたシルベーヌを遮り。俺が満面の笑みでゴリ押すと、シャルロッテさんは納得した様子で大きく頷いた。
「なるほど……何となく分かりました。皆さまは何とも言えない間柄。で、ございますね?」
「ご想像にお任せします! でも! 決してやましかったりは無いですよぉ!」
俺が再び笑顔でゴリ押したのに、シルベーヌとミルファも薄く頬を染めて続く。
「その通り! 私達は全然そう言うのじゃなくて! もっとこう……大事な! ね?」
「はい! 信頼できるパイロットとバックアップ! そして私がタンクデサントです。よ?」
3人全員でスマイルをシャルロッテさんに向けたが、彼女はこういった事柄に聡いようだった。再び納得した様子で頷き、嬉しそうに笑いだす。
「突然すみません。でも、皆さんがとっても仲良しなのは分かりました! とっても素敵! で、ございます!」
俺達もその笑顔と言葉に釣られて笑ったが。今度はシルベーヌとミルファが、シャルロッテさんに好きな人が居ないのかどうかを聞くなど、反撃をし始めた。
そうやってゆったりと楽しい昼食を終えた後は。シャルロッテさんの案内で大通りを少し歩いた。
白い壁と青い屋根、潮風が微かに薫る大通り。そこに並ぶ店舗には、服や雑貨やアクセサリーなど。通りを歩く人々の目を惹き付ける、楽し気な品々が踊っている。
気になる店があればちょっと覗き。手頃の物なら手に取って見たりもするが、予想以上に高かったらそろりそろりと店を抜け出したり。4人で楽しい時間を過ごしていく。
「どうでしょうブラン。こちらの色とこちらの色。どちらが良いと思いますか?」
そんな中。賑やかな雑貨屋の一画で、ミルファが俺に微笑んで聞いた。その両手には、樹脂製の花が付いたヘアゴムが載っている。赤色と青色の二択だ。
「どっちも似合うとは思うけど……青……かな?」
「では、青色にしましょう」
「そんなポンと決めて良いの? 俺のファッションセンスとか全然だぞ?」
「はい。ブランが決めてくれたのが良いんです」
ミルファはそう言うと、嬉しそうに赤いヘアゴムを棚に戻した。
棚には他にも煌びやかなヘアピンやリボン。カチューシャなんかも沢山あり。色々な髪留めでちょっとした宝石箱のような様相を呈している。
「そう言えば。ブランも髪が伸びて来ていますね」
「そういやそうだな」
ミルファに言われ、俺は自分の前髪に目をやった。
今は包帯が額に巻かれているので、前髪は左右に分けて額を出している。すっかり伸びた黒髪は、前髪が目の下に届いていた。
「流石に散髪しないとな」
「あら。そのままでも良いと思いますよ? もっと伸ばして私とお揃いくらいの長さにしましょう」
「そこまで伸びるのは時間かかりそう。まあやっぱり、短い方が楽だしさ」
「丁度良いですし、リボンでも買いましょうか」
ミルファはそう言って笑うと、赤いリボンを手に取った。
ほんのり厚みのある真っ赤なリボン。目を惹く逸品ではあるけれど、自分の頭にそれが付くと思うと妙な気分になる。
「どしたのブラン?」
店内をうろうろしていたシルベーヌもこちらに来て俺に微笑んだ。
シャルロッテさんはちょっと必要な物を思い出したらしく、お店の隅で品物を選んでいる真っ最中である。
「リボンかー。でも、ブランが付けるのを思うと変な感じ」
「いっそもっと長くして、鉢巻きのようにしましょうか?」
シルベーヌが笑うと、ミルファが名案だと言わんばかりに顔を輝かせた。
そして彼女は長めのリボンを取ると、横から俺の頭に軽く巻きつけるようにした。
「意外と似合うかもしれませんね。高い物でもありませんし、視認性も良いですから、簡単な敵味方識別に良いでしょう。折角ですし何メートルか買っておきましょうか?」
「良いかもね。10mくらい買っておきましょ」
という訳で。布などを売っている店舗に寄り、リボンでは無く真っ赤で幅の広い布地も何mか購入した。実際結ぶかは分からないが、割とノリと勢いが大きい気がする。
買い物も大体済んだので、俺達はお屋敷へと戻る事になる。
帰りついたら買い込んだ装備を下ろし。きちんと使えるように手を入れておいた。
中でも買ったばかりの近接武器は、握りなどを調整するのが重要だ。試し切りの為にも戦闘服を着込むと、3人で御屋敷を囲む森に向かった。
俺は背の低い木を見つけると、枝に向かってトマホークを振りかぶった。手首程の太さの枝が、小気味よい音と共にパラりと地面に落ちる。トマホークの切れ味は抜群だ。
それを見たミルファが、少し驚いた顔で俺に言う。
「斧を振るのは、生身では始めてですよね?」
「おう? そりゃもちろん」
「舞踏号で手斧を振るっていた経験があるからでしょうか。随分手慣れているように見えます」
「そうか……あれも身体を動かしているみたいなもんだしな」
俺もふと気づき、トマホークを握る自分の右手を見た。手慣れて見えるのは今言われた通り。舞踏号を動かす感覚が、生身の身体を動かすのと同じだからこその事だろう。
そして今までの自分の行いを振り返ると。生体兵器をぶん殴り。手斧を使って両断し。突進して蹴り飛ばす。一応騎士団での格闘術の訓練などが下地にあるとはいえ、どうも喧嘩殺法すぎる気もした。
そんな事を考えていると。隣でミルファが長剣を抜き、今しがた俺が枝を斬り飛ばした木を真横に薙ぐ。ほんの少し硬い音がしたかと思うと、木はミルファの胸の高さで真横に立ち切られた。
シルベーヌがそれを見て拍手し、彼女に笑顔で聞く。
「ミルファはどう?」
「剣の切れ味は良いですし、素晴らしい品です。ですが私はマチェットを振る事が多かったせいか、少し感覚の違いがありますね」
「ありゃ。じゃあ剣はお蔵入り?」
「あくまで予備。でしょうか。いえ、そうです。ブランが使ってくれてもいいのですよ?」
「俺?」
トマホークを手元でくるりと回し、俺はミルファに向き直った。
「戦闘服を着る際は、大体の場合、私は追加腕を装備するでしょう? 他にも装備を持ちますからある程度重装になりますが、生身のブランは軽装です。剣を背負っても良いかもしれません。それにブランの経験は、そのまま舞踏号の経験となるのです。剣を使う経験も、何かに使えるかもしれませんよ」
そう言うと。ミルファは剣を俺に手渡して来た。
俺はトマホークを左手に持ち替え、右手に長剣を握る。
右手首をくるりと回して剣を回すと、剣先が風を切って小さく音を鳴らした。左手も同様にくるりと回すと、トマホークの心地よい重量が手にかかる。左腕の傷は痛むけれど、戦闘服の筋力補助もあって特段支障は無い。
「時と場合によって、二刀流はありなのかもね。それに左右の腕を独立して動かす練習っていうか、武装を2つ運用する練習になるかも。特に機関砲を舞踏号が握った時は、片手で撃ちながら斧で切りつけたりも出来たら便利でしょうし」
シルベーヌがふと思いついたようで、俺を見つつ微笑んだ。
「二刀流かぁ……こういうのってどうするんだろう?」
適当に、右手の長剣と左手のトマホークを構えてみる。足を開いて軽く腰を落とし、半身になりつつ軽く腕を曲げる。何とも言えない素人な構えだ。
「教官などが居たらいいですね」
「まあ、ブランのセンスに期待するしか無いわね?」
「難しい事言うな? まあ。両手を別々に使うのは意識してみるよ」
俺は笑って言うと。両手で剣と斧を振るい、真横に両断された木に何度か斬撃を打ち込む。それをミルファやシルベーヌも見て、生身の両腕を効果的に使う方法――人型機械の両腕を運用する方法――はどうしたら良いかという事を話し出したのだった。
そうやって少ししていると、空の雲行きがちょっとづつ怪しくなってきてしまう。次いで雨の香りがして、すぐにぽつぽつと冷たい滴が降り出したので、俺達は御屋敷に戻って武装を解いた。
屋内で剣と鉈とトマホークを振り回す訳にもいかず。どうしようかと思っていたら、丁度良くエリーゼさんが俺達を訪ねて来てくれた。
きちんとした挨拶の後。エリーゼさんは微笑む。
「窓から、皆さんが屋内へ戻るのが見えましたから。雨で出来る事が少ないのでしたら、良ければ御屋敷の図書室をご案内しますよ」
断る理由もない。俺達は喜んでエリーゼさんの提案に賛同し、広いお屋敷の片隅にある図書室に案内された。
図書室は角部屋で。本の良い香りが落ち着く、ゆったりとした空間だ。大きな本棚が立ち並び、ゆっくりと本が読めるようにソファや机も置いてある。ちらりと窓を見ると、すっかり雨が振り出して、窓を優しく叩いていた。
そして図書室には先客が居る。金褐色の短髪が爽やかな、感じの良い男性。アルさんだ。
図書室の隅で椅子に座って書き物をしていたので挨拶をすると、アルさんも顔を上げて微笑んでくれた。
「何か調べものを?」
「夕食の支度まで。経理や売買契約などの再勉強です。自分がメイズの店を離れている間は、劇団員の皆さんや店員の皆さんにお休み頂いているんですが……」
「アルはお父様に怒られたんですよ。店員の皆さんに料理のレシピを全部教えて、料理の練習が出来るようにとお店の鍵まで渡して。それにアルがこっちに居る間、お店で働く人が不自由しないようにいくらか包んだんです。それを聞いたお父様は、優しさに溢れるのは良いが、個人事業主ならもう少し毅然とした方が良いって」
アルさんは気まずそうに頬を掻き、エリーゼさんがくすくすと笑う。
「でも、旦那様は自分の為を思って仰って下さったはずです。参考になる書籍も紹介してくれましたし、何度か旦那様自ら教鞭も取って頂きました。ウーアシュプルング商会の会長自らの講座なんて、そうそう聞けるものではありません。自分は頑張りますよ! 旦那様とお嬢様のお二人の為にも!」
気まずさから一変。アルさんはそう言って笑うと、また書籍に目を落として勉強を始めた。
アルさんは沢山の人に期待され。沢山の人の事を想っている。それが正しいかはともかく、アルさんの行動は周りの人に色々な影響を与えているのだろう。
そしてエリーゼさんも本棚から一冊抜き出すと、アルさんの隣に座って読書を始めた。
俺も深呼吸を一度。恋人達から静かに離れて、図書室をぐるりと見渡した。
「俺達も勉強しようか」
「そうね! こういう機会は無かったし!」
「色々な本がありますから、刺激になります」
3人で笑い合い。各々興味のある本を読み始める。
シルベーヌは医学書。神経学や解剖学、筋肉の仕組みなどを。
ミルファは技術書。物理学であるとか、金属加工などについてを。
そして俺は歴史書だ。戦前の遺跡などについて書かれた、文化の足跡を。
皆で窓辺のソファに座り、活字をゆっくりとなぞっていく。
小雨が窓を撫で、微かに雨の薫りが燻った。そこにインクと紙が香り。図書室に居る者に、ゆっくりと知識が染み込んでいくような気にさせる。
小さく聞こえるペンが走る音。屋敷のどこかを掃除する音。パタパタとした靴音が小さく響く、ゆったりとした平穏な時間。
口笛に呼ばれた人々を待つ間の。ほんの少しの安らかな時だった。




