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チートな私は趣味に生きたい  作者: 刻遊びチルドレン
6/13

6、フェンリルと遭遇です。はい。

中間終わったああ!

おまたせしました。

前回の話で、フェンリルの話し方を変更しました。

ぱああああっ


輝く狼さんは神のお使い様に見えました。




はい。ソラです。

今、大きな狼さんをブラッシングしてます。

もちろんブラシは<異世界宅配便>で買いました。


それで、なんでブラッシングしてるかと言いますと、さっき狼さんにポーションを飲ませたら、なんか傷は止まったらしいんですけど、毛が血だらけなので、川(近くにあった!)で水浴びをしてもらったのです。

幸い狼さんは風魔法が使えるらしく、すぐに乾かせたんですけど、その……。


はっきり言います。狼さんは、白と、銀の入った綺麗な毛の持ち主でした。

そうです。あまりにも綺麗で、もふもふ好きの私は、怖いのも忘れて(狼さんが神様に似てて安心もしたのでしょう)抱き着きました。


今は、ブラッシングしながら、狼さんの話を聞いてます。うへへ。

ああ。ブラッシングをされて気持ちいのか目を細める狼さん可愛いです。



さて、狼さんいわく。



狼さんは凄い強い神獣さんである。

話せるのも、神獣で長生きだからである、と言ってた。

なんと、2000年も生きてるらしい!!すごい!


神獣とは、魔物ではない生きる神様のようなもので、とても珍しく、人の目にはつかないところで生活している。

種族は、ホワイトフェンリルである。ここは、「狼ではない」と言われました。ごめんね狼さん。ホワイトフェンリルって長いよ。


んで、なんでここにいるかっていうと、

いきなり、大きな魔力がここにあらわれたらしい。私の目を見て、「まあ。その色だ。そうだろうな」と言ってたし、「金のオッドアイ?!」とおどろいてたなあ。何だろう?

話を、戻そう。

簡単に言うと、


大きな魔力が現れ、急いで確認しに来た。

いきなり消えた(リーナさんのところに行ってたから?)

驚いて探してると、人間に見つかってしまう。

人間が攻撃してきたから、反撃しようと思ったら、また魔力が現れた。

人間を放置し、私を見つける。

今に至る。



なるほど。だから、あんなに怪我してたのか。


ふと、私の魔力そんなに多いの?という疑問が浮かぶ。


「ホワイトフェンリルさん?私の魔力ってどんだけ多いの?」


私がこんなにもスラスラ話せるのは、相手が動物だからだ。昔飼ってた犬は私の相談相手だったなあ。

そんなことを考えてると、返事が来る。


「確か、人族の平均は、300くらいだ。我が戦ったので一番大きかったのは、4000だ。勇者だった。我は、13000だ」


ええ!さらっと爆弾落とした!私、2万以上なのに。うん。むやみに力使わないでおこう。

200で銀貨1枚って、ほんとうだ!割にあわない!


「まじか……私ね、23000くらいなの……」


「!! そうか」


相変わらず、狼さんはちょっと驚いただけで、ブラッシングに目を細めて気持ちよさそうにしてる。


「む。お主は少し常識に疎いと感じる。……ここで会ったのもなんかの縁であろう。ふむ、我と<従魔契約>してみるか?」


「?何それ?」


「簡単にいうと、ずっと我と共にいることができる契約だ」


「ええ?!いいの?それってすごいことじゃない?私なんかでいいの?ホワイトフェンリルさんにいいことないよ?」


そうだ。なんか、わからんけど、狼さんは凄い神獣さんだ。

これは私にしか得がない。いい話には裏があるって誰かが言ってた!


「うむ。助けて貰った恩がある。また、我にだってメリットがあるのだぞ?お主の魔力はとても心地がよい。それだけで神獣には契約するメリットがあるのだ」


魔力?確かリーナさんもそんなこと言ってたな。私は分からんけど。


「それと、従魔契約した従魔には主人が食事をなるべくあげる義務がある。うむ。我にもたくさん良い条件があるな」


おお!それはありがたい!私、作るのも食べるのも好きだけど、ついつい作りすぎちゃうんだよね。うん!


「する!<従魔契約>したい!」


「そうか。ではさっそくするぞ。我も2000と少し生きてきたが、初めてする。確か……」


え?!初めてなの?!慣れてるのかと思った!いいのかな、本当に。


「そうじゃ。お主。名はなんと申す?」


あ、まだ名乗ってなかったね。名前知らないのにこんなに仲良くなるなんて、すごい不思議な気分。

嫌じゃない。うん。うれしい。よし!この狼さんともっと一緒に居よう!よし!私は私の好きなように生きてやるぜ!


「トウミネ ソラだよ。ソラが名前で、トウミネが家名。あなたは?」


「うむ。ソラか。いい名だ。して、ソラよ、我に名はない。主である、ソラが決めるのだ。そして契約する」


「そうなんだ?!うーん。名前かあ」


前飼っていた犬は、春に出会ったから、ハル、だったな。今の季節は、よくわからんけど、私が死んだのは、秋か。うーん。


「ファール……私の国は今その時期なの。だから、その時期にファールに出会ったことを忘れないように。ファール、それがあなたの名前。」


「ファールか……。とてもよい響きだな。うむ。ではソラよ、我に続いて言ってほしい」


「うん!」


「我、トウミネ ソラ は命ずる」


「我、トウミネ ソラ は命ずる」


「汝、ファールは、我と共に歩むこと。いかなる場合も共に笑い、共に泣き、共に進むことを」


「汝、ファールは、我と共に歩むこと。いかなる場合も共に笑い、共に泣き、共に進むことを」


そして私とファールは光に包まれた。


はい。異世界に行ったら撫でたい触りたい愛でたいランキング1位のフェンリルさんです。

フェンリルが好きすぎて、シベリアンハスキーにはまってます。

狼最高です。

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