5、ポーション作りです。はい。
突然現れた狼?の口調でを変更しました。0616
さーて!では、さっそくポーション作成はじめるぞい!
まず!水と薬草を準備します!
ってああ!!水がない!
ど、どうし……!あ、異世界宅配便があるじゃないか!
あれ?どう使用するんだあれ?
―――――――
異世界宅急配便……発動条件・「カタログ召喚」と、唱える。買うときは、買いたいものと個数を願う。買ったものは<異空間>にはいる。
―――――――
あ、これは、鑑定さんかな?いきなり情報が頭の中にきて驚いたな!けど、すごい便利!
えっと。ごほん!
「か、カタログ召喚!」
瞬間、目の前に本があらわれた!急いでキャッチしました!
ナイス私!
手に取ったカタログ?をみる。
おおう。これは、いかにも本って感じ。古いけど風格があるなー。
とりあえず、私の魔力をお金に変えなきゃー。
開いてみる。
おお!開いたところにちょうど、<魔力お金変換>っていうページが!
うーん。もしかして、思ったものがそのページに来るのかな?
まあ。とりあえず、項目を見よう。
――――――――――――――――
200MP=銀貨1枚
備考 鉄貨1枚=10円 十円
銅貨1枚=100円 百円
銀貨1枚=1000円 千円
金貨1枚=10000円 一万円
白金貨1枚=100000円 十万円
―――――――――――――――――
うーん?これはいのかな?
えっと。私の魔力は23445だから、10000くらい変えちゃおかな。
そしたら、銀貨50だから……5万円!?
水くらい余裕で買えるな!
よし!異世界宅急便さん!<50枚の銀貨をください!>
……これでいいのかな?
途端に、体からふわっと、何かが抜ける。
これが魔力かな?なんて思ったりした。
<ご注文ありがとうございました>
おお!脳に無機質な声が届きました!
えと、これで、異空間に銀貨があるのかな?
あ、なんか、あるな、こう、感覚でわかる。
50枚、ちゃんとあるなあー。便利ー!
は!次はみず!
一旦カタログを閉じて「水!」と思いながら開く。
おお!やっぱり!水のページでした!!
えっとうーん?
天然水500ML 銅貨1枚?
おお!これにしよ!
10本くらい買おう!
<天然水500ML 10本ください!>
あ!お金、異空間に入ったまんまだよ!取り出さなきゃ!
って、え?異空間に水が入ってる。
<ご注文ありがとうございました>
……おおう。まじか。便利すぎるぞ。異世界。異空間の中からでも支払えるんだ。便利すぎると逆に、こう……なんか新手の詐欺っぽいな。
……よおおし!!今から、やっと、ポーション作りまーす!切り替え大事!!うん!
まず、ペットボトルを、開け、ちょっと飲みます!
美味しい~!なんだかんだあったし、やっぱり緊張してたんだな~。
そして、ちぎった薬草を、ペットボトルにイン!!
そして振る!!
……いやぁ。適当です。ごめんなさい。
まあ。適当にやるしか道はないからしょうがない!
さて、ここで、<よく効く高品質のポーション>とイメージします。ドラ○エのあれみたいな?
そして
「作成!」
!! ペットボトルが光った!!成功か?
いや、まてよ。本当にこれでいいのかな。適当だよ?こんなに簡単なのか?うーん?ポーションって、傷をなくすやつだよね?
なんか、私、似てるのあったな~。
あ”<癒し魔法>!! それだ!リーナさんに貰ったから、これも使うんだ!きっと!
謎の自信があります!はい!
えっと、うーんなんだっけ?
確か……っと、ペットボトルを持つ。
「ダス・フェアヘイレン」
!!!!
さっきよりも光った!!これ、神殿に導いてくれた光だ!ってことは……!
「あ、ありがとう!よう、せいさん?」
ほぁっと、温かくなった。
なんか、スゴい安心できる魔法だなあ。
っと考えてると、私の右手には綺麗な水色?すこーし色がついてるかなー?って感じのキラキラ光る液体がはいってるペットボトルがあった。
おおっ!なんか神聖な感じするけど、これ、ポーションなのかなー?
どうなのかな?
―――――――――――――――――
ソラ特製ポーション
異世界の水に薬草と錬金術、癒し魔法を使った壊れチートのポーション
―――――――――――――――――
OH MAJIKA。
まあ。性能がいいっていいことだね!
よーし、なんかあったように、あと9本作っちゃおう!
ふう。水を飲んでおなかタポンタポンです。
ちょっと一休み。10本作ったのを異空間に入れて、木に寄りかかる。
ふうー。そういえば、自分の顔見てないなー。
もう一回、カタログを召喚する。
そうそう。このカタログ、放置して一定の時間が経つと消えるんです。
鼻歌を歌いながら、鏡のカタログのページと、にらっめこしていたその時。
ガサガサ。
草の揺れる音がする。
風じゃない、風にしては不自然な音。
怖い。なに?
今日何回目かの恐怖を味わう。
頭に<魔物>という文字が浮かぶ。
逃げなきゃ。と思ってるのに体が動かない。
泣きそうになる。そして聞こえた。
「いきなりで済まない。お主が何者か、気になったのだ」
いきなり聞こえた、声に驚いて振り向くと、そこには血だらけの、ワインレッドと紫のオッドアイの狼?が、こちらを向いていた。
「!!??」
車と同じか、それよりも大きい狼?に体が退く。
そんな私を見て、その狼は、一瞬落ち込んだ様子を見せて、まるで赤子に話すように、ゆっくり、優しく言った。
「すまん。少し話し相手になってほしい」
その姿が、なんとなく神様に似てたから?
それとも、ぼたぼた垂れる血が見慣れない物だったから?
私はとっさに
「ま、まず、ケガを、な、……治す…です…」
そう言った。
目を通してくれたことに感謝いたします。