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チートな私は趣味に生きたい  作者: 刻遊びチルドレン
2/13

2、神様の説明です。はい。

2話更新です!

これからもおねがいします!

少し、食べ物の記述を変えました。20170717


「お主のその体質はわしら神たちのミスなんじゃよ!!」


そう言って、頭を下げる神様。私はパニックになってしまい、


え、っと?あ、あの、顔をあげてください。神様にそんなに謝れると怖いです。

それで、詳しくご説明してくださいますか?


と、心で説明を求めた。まあ、私が話すともっとややこしくなりそうだからね。時間かかるし。


「うむ。実は、お主が生まれる時に本来は、″コミュニケーション能力<小>”を与えるはずが、異世界の神が、自分の世界の魂だと勘違いして、”コミュニケーション能力<皆無>”に変更してしまったんじゃ。」


おお。異世界って本当にあるんだぁ。


「じゃから、お主は本来しなくてもいい苦労をして、もっと長く生きるはずの寿命が25歳で終わってしまったんじゃ」


あぁー。仕事とか、頼られたら断れないんだよねー私。そのせいかなー。おかげで死ぬ前は15徹でしたし。いやー。5徹ならまだしも15ってなんだよ。今思えば、異常だな。


「ふつう、お主の魂では、入社1年で死んでもおかしくなっかたんじゃ。もっと言うと、高校卒業時点でいつ死んでもおかしくない状態だったんじゃぞ?」


わ、私よく頑張ったな。でもなんでそんなことができたんでしょう?


「それがのう……。お主、すごい器用さのステータスが高いんじゃ。平均が一番高い日本基準でもトップクラスじゃぞ」


おぉー。確かにそういわれると、仕事とか、人と比べると効率よかったかもですね。4個くらい違うこと考えられましたし、物作りとか、趣味のいき超えてる!って言われたな。数少ない友人に。あ、なんか泣けてきますね……。

あれ、私意外とすごい?料理とかも好きだから、女子力高い?


「まぁ。そうじゃのう……。それでじゃな、ここからが本題なんじゃ。お主は、95年生きるはずの魂の持ち主じゃ。つまり、あと60年生きねばならんのじゃ。じゃが、60年後しか、輪廻には組み込めないのじゃ。かといって、65年も

魂のままだと世界のルールが壊れるのじゃ。じゃから……のう」


神様は言いたいことが言えず、ごにょごにょと言っている。

ふむふむ。

神様の様子を見て、私はピーンと来た。中高、大体ボッチだったんだ。もちろん自分とは違うキラキラした世界に憧れ、ライトノベルを読んだことくらいある。つまり……



「て、転生……もしくは転移……です……か?」



神様がこちらを向いてパァっと笑顔になった。あ、あたりですね。よかったぁ。これで外れてたら相当恥ずかしい。普段なら、思っても口に出さなかっただろう。

それほど、私は転生、転移に浮かれているらしい。うん。別に神様、心読めるから声に出す必要なかったわ。


「そうじゃ!一度死んでしまったから、地球には戻せんのじゃ。だから、違う世界で少し、生きてほしいんじゃが……」


なるほど、因みにどんな世界ですか?私は、小説とかでよくあるチートを貰えるんでしょうか。


「うむ!世界は剣と魔法のファンタジーじゃ。文化レベルは中世ヨーロッパと言ったところじゃな。チートはのう……どうも前例がなくてどんなのをあげればいいのか、わからんのじゃ。何か要望はあるかの?」


うーん。私は別に趣味の、料理とか、アクセサリーづくりができればいいんですよねー。ハーレムとか、無双とか、疲れそうだし。あ、そちらの世界の食文化はどうでしょうか?


「……すまん。あっちの世界の食べ物はあまり美味しくないのじゃ。食べ物よりも、魔術が発展したからのう。地球、いや、日本と比べると、味も種類も貧相じゃな」


!!……それはまずい!日本生まれの日本育ちの私は無駄に舌が肥えている!どうにかせねば。食べ物が口に合わなくて餓死とかは避けたい!!

そうやって、私が悩んでると、神様がなにやら、ぶつぶつ言い出した。


「日本の食べ物を召喚できる……?いや。料理が趣味なのに完成品を呼び出してどうするのじゃ……だったら、材料を……いや、あっちの世界にはない調理器具があるかもしれん……。アクセサリーも作れるように……」


うわー。私の要望が多くてごめんなさい。申し訳ないです。うぅ。


「分かったのじゃ!お主!いや、ソラには<異世界宅配便>というスキルを与えるのじゃ!」


おぉ!?いきなり大声出されたからびっくりしました!

あーっと、<異世界宅配便>?それってどういうスキルですか?


「うむ!このスキルは、あっちのお金と交換で日本の物が買えるというスキルじゃ。物価は日本に合わせるから、工夫して使うのじゃぞ!カタログはお主の<異空間>にいれておくからの、転生したら確認するにじゃ」


え、え?スキルの詳細はわかりましたけど、<異空間>って何ですか?!スキルって一つじゃないのですか?!


「あー。それは、転生した後に<鑑定>で詳しくみるといい。あっちはステータスがあるからの。ステータス、と念じれば出てくるし、<鑑定>持ちのソラなら、スキルの詳細もわかるはずじゃ。<鑑定>を使うときも心で鑑定、と念じるのじゃぞ」


神様はスキルをつくって少し疲れたようだった。本当にごめんなさい。


「そういえば、ソラよ、お主25だとあっちで夫を捕まえられんと思ってな。成人にしといたのじゃ。まぁ、ちょっと日本人風じゃから、それよりも若く見えるんじゃがな……」


わぁーありがとうございますー。あの年じゃ、ファンタジーで生き残れるか心配だったんですよ。


「む、何か勘違いしているようじゃが、日本でソラの身体は消滅したからの?一から作ったぞい。わしは地球の神じゃから、元々得意な日本人よりになっただけじゃ。今回はお詫びもかねて、特別美少女にしたのじゃ!」


ええっ!そうなんですかー?まあ、あの体にはあまり未練ありませんし、別にいいですけどねー。美少女かー。面倒ごとになりませんように!


「あと、ソラよ、背が高いのを生前悩んでいたじゃろ?可愛くないって。今回の体は小さめにしたから、楽しんでレッツシャレオツじゃ!」


ナイスだよ神様!ありがとう!スキルで生前は買えなかった可愛い系の洋服買おっかなー!


「うむ!ではおくるぞ!異世界に!!」


「あ、ありがとう!か……神様……!」


どうか、今の気持ちが神様に伝わりますように。小学校に入ってから一度もあげたことのない大声でお礼を言った。


「……!!うむ!トウミネ ソラに祝福を!!」


瞬間、私は気持ちのいい光に包まれた。




--------------------------------------------




「ふう。行ったかのう」


そう言って【地球】の創造神は転移した少女を画面越しに見た。


「おお。やはりあの見た目は正解じゃな。ソラによく似合っておる。なんていったって、あの……」


「おい!!オッドアイじぁねえか!」


【地球】の創造神の後ろに大きい声を出して現れた赤髪の大男。その声には、焦りと驚きが混ざっていた。


「おお。【ディセウム】の創造神か。どうしたんじゃ?」


どうやら、赤髪の大男は少女が転移した世界の神だったらしい。


「どうしたじぁねえよ!爺の世界から魂がくるって聞いたから、見てみれば……はぁ」


わざと大きくついた、ため息に地球の神は考える。


「オッドアイがどうしたの…じゃ…あっ!!」


「今更かよ。はあ。まあ、もう遅いな……。一瞬でもあの世界に入ったんだ。もうあいつは気づいただろうよ……」


「はあ。荒れそうじゃのぉ」


そう言って、大きなため息を残したまま、二人はその場から、姿を消した。




どうでしょうか。

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