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チートな私は趣味に生きたい  作者: 刻遊びチルドレン
1/13

1、過労死です。はい。

処女作です。

よろしくお願いします。



カタカタカタ……


真っ暗なオフィスに1人分の音が響く。


「お、終わった……」

 

タンッとなるエンターキーの音が、一時間後が締め切りの資料の制作と、一つの儚い命の終わりを告げた。






------------------






ここはどこだろう。私は何をしてたんだっけ。……確か、上司に言われた仕事を片付けてて、それで……

瞬間、脳が覚醒した。

「はっ!締め切り!!」


「ほぉ、目覚めて第一声がそれかの?」


「……!?す、すみません……!」


え、誰だろう。この老人…見るからに怪しいな。そう思ってついその老人を凝視してしまった。


「謝らなくてもいいわい。東峯空さん?」


「!!」


どうして私の名前を知ってるんだろう?あなたは誰?ここはどこ?


たくさんの疑問が頭を刺激するが、質問は決して声となることはない。自他ともに「コミュ障」と評価される、私の対人スキルがそこまで優秀なわけがないのだ。優秀だったらもっと幸せだったはずだ。

まったく、どうして自分はこんなにも人との付き合いが下手なんだ。目の前の老人をも忘れて、私は考え続けた。


次第に、自己嫌悪までしだす。


あの時、こうしてたら、もっと可愛げがあったら。


5分くらいだろうか、老人をほっといてしまっていたのを思い出す。


「あ、ごめん……なさい……」


なんでだ?いくら対人スキルが低くてもここまで非常識じゃなかったはずだ。人を待たすみたいなことはしないように心掛けていたんだ。なんで?あと、さっきから、なぜか私の生きていた25年間がフラッシュバックしてくるんだけど。


まるで死んだときに見える、走馬灯みたいに。


え?走馬灯?あれ?もしかして、私……?

聞きたくない、知りたくない、そう思ってるはずなのに、気づいた時には私は口を開き、老人に問いかけていた。


「私は……死んだ……でしょうか?」


ずいぶん情けない声が出た。しかし、その声には確かな確信があった。

老人は一瞬驚いた顔をして、そして答えた。


「あぁ。そうじゃよ。君は死んだんじゃ」


老人は、申し訳ないと言わんばかりだ。どうして、この老人がそんな顔をしてるんだ?

ん?まて、この老人は誰?


「わしは、君の世界でいう神様じゃよ」


「!!」


この老人が神様?さっきから新しい情報が多くて理解が追い付かない。えっと、まず、この、いかにも神様って感じの白い長いお鬚の老人が神様。うん。さっきナチュラルに思考読んでたね。納得。

そして、私は、死んだ?どうして?


「過労死じゃ」


意外にも自分が死んだと知ってもあまり驚かなかった。まぁ、死因が死因だし。いつか過労死で死ぬなーと思ってたのが大きいだろう。

ていうか、あの、さっきから、ちょくちょく思考読まないでください。


「す、すまんのう……。しかし、お主、さっきからあまり話してくれないじゃろ?会話が成立しないんじゃ」


あ、私のせいですね。ごめんなさい。どうも昔から、言葉を発するのが不得意なんですよ。頭の中にはきちんと言葉が出てくるんですけどね……。


「!……それなんじゃが……」


神様は、一度苦虫を噛み潰したような顔をして、それからいきなり……


「すまん!!実は、お主のその体質はわしら神のミスなんじゃよ!!」


と、勢いよく頭を下げた。



目を通してくださりありがとうございます!

投稿して、誰かが見てくれるだけでこれからも頑張ろうと思えます!

誤字脱字、注意していますがもしあったら、お手数ですが指摘お願いします。


これ、学校でネタを裏紙に書いてるんですけど…

はたから見たら、重度の厨二ですよね。

やだなあ。怖いなあ。

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