表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/219

† はじまりの罪――常闇の渦中に(肆)

              † † † † † † †


 夜も更け、道行く人は続々と駅へ吸い込まれてゆく。

「じゃあ牟田口くん、うちらあっちの線だから。遅くなっちゃったし気を付けて」

「そんじゃ、おやすみー。おまえも早くいい女見つけろよーっ!」

 改札前に展開されていた三角形が崩れ、一辺を成していた男女一組が遠ざかってゆくのを、残った一点の青年は見送った。

「……んだよ、三人の間に隠し事はないんじゃなかったのかよ。いやまあ、あいつらが付き合ってたことぐらい気づいてたけどさ」

 段々と小さくなる彼らは手をつなぎ、別会社の改札に向かうことなく、繁華街へ消える。

(あいつら……俺を見下してやがったんだ! 今頃どうせ俺が空気読めない邪魔者だなんて話してるんだろ。いや、二人の世界でイチャイチャするのに夢中だもんな。他のことなんて考えてもないか)

「――――納得いきませんよね? 同じような無念を抱えている人間は多い。もっとも、ここで負け惜しみを言っているだけでは何も変わりませんが」

 柔和な声と異様な気配に男は目を見開いたが、それ以上に驚くものが背後にいた。

 音楽は妖精帝國、シド、陰陽座、ONE OK ROCK、ALI PROJECT、Sound Horizon、9mm Parabellum Bullet、聖飢魔Ⅱ、Rhapsody of fire、Yngwie Malmsteen、HIBRIA、椿屋四重奏などを聴きます。


体は厨弐で出来ている――――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ