† 三の罪――死神と演武(ワルツ)を(弐)
いや、そんなわけはない。第一、七騎士は基本的にローマ本部を守っている。俺みたいな入って一年もしない下っ端が見かける機会はないはずだ。そもそも、七騎士の大半は強すぎて模擬戦にも参加しない。なんで今回は顔を出したんだろうか。
「貴殿では何人がかりでもご満足いただけぬだろうよ。妖屠が減ってばかりの昨今。話相手は喜んで務めるゆえ、ご観戦で勘弁されたし」
所長の横で沈黙を貫いていた見慣れぬ男が微笑みかける。帽子を被り、左目を除いて包帯に覆われているのだが、嗤っているということは滲み出るように感じられた。
「不要だ。遥々こんなところまで来てお前なんかと喋るなんて、つまらん戦いがさらにつまらなくなる」
「珍しく馬が合うと思ったのだが、至極残念。若さゆえの勢い等に貴殿が興味を抱かれるとはな。まったく、無茶はできる内にしておくものだ」
そう言い終わると、こちらを射抜くように見据えてくる。風貌はともかく、その不気味なオーラに悪寒がして、俺は目を逸らした。
「いやー、ロジェヴェンに当てるとはたいしたもんだ」
隊長に肩を叩かれ、平常心を取り戻す。
「知覚が強化されてるから視えた感じー? 彼の完全上位互換みたいなのがいるんだけど、そういうのには通用しないかもねー」
確かに、あの攻略法を思いついたとしても、今までの俺には、コンマ数秒の合間にやってのけるだけの身体能力がなかった。やはり、あいつの――――
「あなたが対戦相手の二十六位くん……楽そうな相手でよかった」
「らぶりェッ!?」
2014年に云われたことで打線組んだwww
一.うわ……なんか危ない人って感じの部屋ですねー(アニメのポスターとフィギュアだらけの部屋に来た、知り合いのリアクション)
二.それビブラートじゃないから、喉ビブはできてるって言わない(ビブラートかけられるようになった気がして、上機嫌で友達とカラオケ行った結果)
三.本当に彼女いたことあるんですか?(無慈悲な疑問)
四.アスペルガーの診断って受けたことあります?(似たようなことを複数の人から言われた)
五.なんでLucifeRさんの衣装コーナーだけ、毎回こんなに散らかってるんですか?(舞台ジャンヌダルクの公演中、衣装さんに呆れられる)
六.栗原類の犯罪者感を7割増しにした感じ(服屋の店員から「山Pに似てるって言われません?」と声をかけられた時の、同行していた友達の言葉)
七.なんでこんなにうるさいの?(俺がドラムやってるメタルバンドのライヴを観に来た友達のリアクション)
八.将来あの家ずっと1人で使ってくつもり?(結婚どころか、しばらく彼女もいないと口にした時、クワガタと間違えてナガヒョウタンゴミムシを捕まえてしまった少年のような瞳で目上の方が発した言葉)
九.くらぐら内のルシファーとお前って似ても似つかないよな、せいぜい主人公のスペック下げた版じゃね?(本作を書き始めた頃、意気揚々と友達に見せた時の感想)




