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黒髪の歴史2

過去回想です。

アイナに言われ、イーさんは話してくれた、


「其奴は今では死神と恐れられているが実は違う物語があるんじゃ。

最初に何故皆が君の黒髪をみて驚くのか説明しよう。薄々気づいていると思うが、この国には黒髪黒目は存在していなかったんじゃ。奴以外はな…

奴はどこからかこの国に現れてなん、住み始めたんじゃ。其奴はなとても優しく器の大きな人間じゃった。才能も群を抜いておってな、其奴のおかげで文明も進み暮らしも楽になった程じゃ。儂も一緒に働いた事があるが本当に天才じゃった。

延命の術式も其奴が居たから出来たようなものじゃ。

そして、

もっと暮らしを良くする為奴は革命を起こそうとした。

そのために活動を起こすようになったんじゃ。

そして、

其奴は少ないが同士を集め王家に直訴したんじゃ。政治には王家が絡んで動かしているからの。

しかし、王家は跳ね除けた。

そこからじゃ、

其奴はこの国に革命を起こそうとしてやっていくうちにどうしても王家が邪魔だと考え始めたんじゃ…

そこで其奴は、この国に戦線布告したのじゃ。

王家はたかが数十人、気にとめることはないと思っていたが、其奴の一派はかなりの使い手が集まっていてな戦闘は一年近く続いたのじゃ。

そして、其奴の一派はこの国の8割を占領した。

政府や王家も敗色濃厚でな、

もう手段を選んでいられなかったんじゃろう。

其奴の妻を上手く誘き出し人質にして交渉の場に来る事を要求したのじゃ。

そこからはな 、

言いたくはないが王家や政府は交渉の場に来た革命家一派を人質がいる事を利用して反抗出来ないようにして全員殺したんじゃ。

じゃが、奴だけは最後まで倒れることはなくどんなに攻撃を受けても妻の所まで行ったんじゃ。

妻の所についた其奴は、

妻に転移魔法を使い逃がしたんじゃよ。

其奴の妻は今は生きてはいないじゃろうが、当時どんな手段を使ってても見つからんかったらしい…

奴は妻を逃すと立ったまま死んだ。


そして、

政府や王家は自分達を守る為嘘の情報流した。奴は残虐で冷血な人間だと報道したんじゃ。

それが奴が死神と呼ばれている理由じゃ…

この事は儂を含め数人しか知らん真実じゃ。

勿論ジークにもレアにもアイナにも話していなかった。其奴はそう呼ばれるのを覚悟でやっていたからな。

これが、

100年前の惨事の事実、

黒髪の歴史、死神の真実じゃ。」


疲れた…

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