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始めまして、この世界4

「私の家に来い‼︎」


と言われ俺ただいま困惑中…

顔に出ていたのだろうか

アイナはいきなり、


「ち、違うからな‼︎

私だけでは判断出来ないから私の父にいや、祖父に話を伺おうと言うことだ!」


と、焦った感じでまくし立てた。


「あぁ、成る程そう言うことですか…

いきなり誘われているのかと思いましたよ〜」

と俺が冗談を言うと


「さ、誘うだと⁉︎

し、失敬な!私はエール家次期当主だぞ!

確かに貴様は目を引く容姿はしているが…」


最後は小声で聞こえなかったが、

今までの会話の中でこのアイナ・エールという女性は真っ直ぐで好感が持てる人間だということは分かった。


「な、なにを笑っている⁉︎」


無自覚に笑っていたのか、アイナが顔を赤くして問い詰めて来た


「いぇ、可愛らしい人だなと思いまして。」

と俺が言うと

アイナは真っ赤になり俯いてしまった。



「あの笑顔で可愛いなど言われたら…

い、いや、奴は大悪党かもしれないんだ、

あぁぁ、でもあの笑顔であの言葉には逆らえない…」


こっちには聞こえないが、

アイナはなにかブツブツと独り言を呟いていた。

流石にいつまでもこうしてるわけにもいかないので、


「なにやら考え中のとこすみませんが、

そろそろ動きませんか?」


と言うと、

アイナはハッとして


「わ、分かっている!

しかし、 案内する前にやっておかないといけないことがある。

記憶の無い貴様には後から説明するが、とりあえず私の家にむかうには市街地を通らねばならない…

その髪は隠さないといけないから私が持っているタオルを貸すから頭に巻いておけ。

決して外すなよ…

外したら大混乱になるからな…」




後に俺のこの【黒髪】はこの世界で異常だと知ることになるのは今はまだ想像すらしていなかった…



アイナからタオルを貸してもらい、

完全に頭は隠した。


「あ、タオルいい匂いしますね!

アイナさんは本当に色々魅力的ですねー」

と本当のことを言うと、


アイナは顔を隠して、

「う、うるさい…」

と小さな声で言ってきた。

耳は真っ赤になっていた、

まずい、

怒らせたかな?

と謝る為顔を覗き込もうとすると、

タイミング良く、いや、悪くアイナも顔を上げてしまい俺はアイナのおでこにキスをしてしまった…



アイナは目を大きく開け、怒りで震えているようだった。これは殴られても文句は言えないなと思い目を閉じ殴られるのを待っていた…




しかし、

いつまでたっても痛みがこないので恐る恐る目を開けるとアイナは真っ赤になって、


「き、貴様そういうのはもう少し互いを知ってからするべきだろう。

確かに15歳を越えれば問題はないが…」


と額にキスした反応では俺が思うのと違う反応をしていた。


「いや、今のはまちがいで「間違いでしたは許さんぞ。ちゃんと責任とること、いいな!」


と今の俺では理解出来ないことをおっしゃっていた。


「いや、だから「返事は?」

はい…分かりました」


アイナの目に押され頷いてしまった。

これが、

最初の運命の分かれ道とも知らずに…



燃え尽きた…

かなり頑張ったー

次話から恋愛かも…

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