俺の名前
「只今から修行を開始する」
イーさんの声が響き渡る。
俺が今いる場所はイーさんが作ったという、
【地下特別修行空間】というかなり広い荒野みたいな場所だった。
何故こんな事になったかというと、
簡単な話がイーさんにほぼ無理やり連れてこられた。他のエール家の人がいると手の内を知られてしまうのて、それを避ける為に用意してくれたそうだ。
「今から始めるがの、本当に魔法について何も知らんのか?」
俺は肯定する
「じゃあ、まずはそこからじゃの…
いいか、この世界にはなテロという魔法因子が充満しておる。人の中にもあり循環している。魔法というのは、体の中にあるテロと自然界や周りにあるテロを融合させて昇華し発現することじゃ。」
「な、なるほど…」
分かるような分からないような…
「実際やってみないと分からんじゃろ。
今から魔法を使うからなよくみておけよ。」
と、言うと指をパチンと鳴らした。
すると、
火が辺りを包んだ。
「え、なに、あああっつい!」
俺がもがいているとまたパチンと鳴らした。
火は嘘の様に消えた。
「すごいじゃろ?
これが魔法じゃ。」
と、
胸を張るように言っていた。
「あの、せめて先に教えて下さいよ…
結構慌てたんですから…」
「いやー、すまんのー。
なにせどんな反応するか気になってな!」
わははっと悪気がないのが分かるほどの笑顔だった。
「まぁ、コツとしては属性ごとにテロに色をつけたイメージで使用することじゃ。例えば、火属性は赤、水属性は青などな。そうすれば、自分の中にあるテロを上手く分別して効率よくかつ強力な魔法が使えるようになるじゃろ。」
「なるほど、分別と…」
「あぁ、それとな自分が出したい魔法のイメージがはっきりと明確な程発現がしやすいからの。まぁ、魔法を発現するには大体で2年かかるが君は1ヶ月でやろうとしてるんじゃ、相当厳しくいくぞ。」
と、
言った。
「2年…かなり厳しいことしてるんですね。」
俺が考えていると
「考えてても仕方がない!やるだけやるのじゃ!」
と、檄を飛ばしてくれた。
「よし、やりますか…」
と集中し始めた。
イーさんがやった様な火を出すため、自分の中のテロと外のテロの融合、昇華、発現をイメージ
数秒するといきなり、
ボオオッと火柱がたった。
「な、なんじゃそれは⁉︎
は、早く消しなさい!この空間が持たん‼︎」
俺は急いで消えるイメージをした。
幸いにも火柱はすぐに消えた…
「な、い、いきなりあんなものが出せるとは…」
イーさんは、驚愕していた。
「き、君は本当に記憶がないのか⁉︎」
「え、は、はい」
「やり方をわからずにやってこの威力…
ちょいとすまんが体を触るぞぃ。」
俺の肩にイーさんが触れじっと目を閉じた。
しばらくすると、
「な、なんて魔力量じゃ!
こんな量4大貴族の中にもいないぞ!」
と、
よく分からないが驚いていた。
「ふぅむ…
この魔力量、100年前の奴に並ぶの…
じゃから、あの威力か…
凄まじいの。」
「よく分からないですが、魔法の発現はこれでいいんですか?」
「あぁ、文句の付けようがないわぃ。」
とりあえず、
第1段階はクリアらしい 。
そう思っていたら、
イーさんがいきなり
「さてと、そこに隠れておる3人出て来なさい。」
「え、いやぁ〜、流石親父!鋭いなー。」
「あらあら、バレてしまいましたか?」
とジークさん、レアさん。
「け、決して修行を覗くつもりではないぞ。
ただ心配で…すまない…」
後になるほど小さくなる声でアイナが出て来た。
「あぁなるほど。
心配ありがとうございます。
アイナさんもありがとうございます。」
と、
笑顔で言うと、
「ふぇ、あ、あぁ…」
と赤くなり俯いてしまった。
「「いやぁ、あの笑顔は反則だな(ね)…」」
と、
ジークさん、レアさんは何か言っていた。
「はいはい、
皆も見てたじゃろ?
この少年は大丈夫じゃ!
そろそろ戻りなさい。」
とイーさんが言うとジークさんが、
「親父よ、
その少年は記憶がないのだろう。だという事は名前もないんだよな。この際だ、皆で名前を考えないか?」
「確かにの。名無しじゃ何かと不便じゃろうからな。ジークにしては良いことを言ったな。」
「俺にしてはとはなんだ!」
ジークさんがツッコンだが、
全員にスルーされた。
「ん〜、何がいいかの?」
と、
誰も案が出ない中アイナが、
「ドン・フィードはどうだろうか⁉︎」
と言った。
俺以外の3人はキョトンとして、
顔を合わせて笑いを堪えていた。
俺が疑問符を浮かべていると、
「少年、ドン・フィードとはな「父上」
「父上でもそれ以上話すなら斬ります。」
と、
何かを教えようとしたジークさんをアイナが威嚇していた。
ジークさんは冷や汗を流しながら、
「し、少年何も案が無いならアイナの案はどうだろうか?とても素晴らしい名前だ。」
必死で俺を説得してきた。
特にいやでもないので、
「では、
ドン・フィードでこれからもよろしくお願いします。」
俺の名前が今日決まった。
名前決定!
名前の意味は後々…




