拉致!?
この物語は、とある国のとあるお姫様に拉致された少女が、魔族の手から世界を救うというものです。尚登場する人物・事象等はすべて架空のものです。けして誰かをキャラにしたりなんてしてないんだからねっ!?
あの日を境に少女の世界は変わってしまった・・・。
「すぅ・・・。ん~むにゃむにゃ・・・。」
鳥が囀り、部屋には日が差し込んでいた。
寝息を立てながらベッドの上で眠っている少女。
日常の光景。
「いつまで寝てるの。早く起きて支度しなさいな。」
階下から聞こえてきた女性の声。
その声で少女は目覚めた。
少女は眼を擦りながら体を起こしベッドから出ようとしていた。
時間を確認しようと視線を変えた。
「・・・・・・・・・・。」
時計を見ようとした際、鏡に映る自分ではない少女の姿が目に入った。
雪のように透き通ったような白い肌で、黒髪セミロング、背丈は140ぐらいだろうか。
顔つきはまだ少し幼さが残っているようだった。
キョロキョロと周りを見て、再び鏡を見た。
「なんだ。気のせいか・・・。」
そして扉に向かうために立ち上がろうとしたときに声が聞こえた。
「お願いします。私たちをお助けください。」
声の聞こえた方向に振りかえると、鏡に映っていた少女がいた。
「こ、これは夢・・・?」
頬を抓る。
「・・・・・・・。あれ、痛い・・・?ということは・・・これは夢じゃない!?」
「どうか私の話をお聞きください。」
「・・・。あなたは・・・誰なの?」
「私はエリス・ル・ブリエールと申します。ヴァンシュタイン王国の姫でした。」
「・・・。姫?」
「はい。かつてのヴァンシュタイン王国は帝国により滅ぼされ、私は救世主様を探しこの世界に来たのです。」
「帝国?救世主?」
「ノワール帝国は魔王が統べる国で、ヴァンシュタインにとどまらず周辺諸国にも侵攻し、すでに大陸の大半を手中に収めました。このままでは私たちの世界は闇に覆い尽くされ、木々は枯れ、大地は腐敗し、やがて魔族以外の生あるものは滅びてしまうでしょう。」
「え~っと、なにかの冗談?」
「・・・。いいからさっさと喜んでお仕えいたします女王様といえや、カスが!コホン、どうか私たちの世界を救っていただけませんか?」
顔はニッコリと笑っていた。だが目が笑っていなかった。
「あ、あれなんか急に人格変わった!?」
「ありがとうございます。それではさっそく私たちの世界へ参りましょう。」
「え!?まだ行くなんて言ってないんですけど!?」
「ささ、早くこちらに。」
顔は笑っているが、やはり目が笑っていなかった。
こうして、少女は連れ去られた・・・。
もとい冒険は始まった。
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!?」
初投稿です。
異世界ものを書いてみました。
なんでもいいのでぜひコメントお願いします。




