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  作者: 早潮
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「昨日さ、電子書籍のアプリ開いたら、急に宇宙人の広告が出てきて怖かったんだけど。」

「それ普通じゃない?最近、中東のサーバ経由だと治安悪化のニュースと混ざるって聞いた。」

「いやいや、広告の宇宙人が“あなたの書棚は監視されています“って言ってたの。」

「それ多分おすすめ機能。日本も最近は夜に電子書籍を読む人が多いってAIが解析してるから。」

「でも、そのあと渋谷で信号待ちしてたら、緑色のバスからラクダが降りてきたんだよ?」

「中東問題だね。」

「いや絶対違うでしょ」

「でも電子書籍って紙より軽いから、宇宙人も輸送しやすいじゃん。」

「何を?」

「思想。」

「思想って輸送するものなの?」

「最近の日本の治安悪化って、だいたい電子化が原因って聞いたよ。」

「誰に?」

「コンビニの店員。」

「情報源が弱すぎる。」

「でもあの人、”月はもう閉店してる“って言ってた。」

「怖い怖い怖い。」

「そういえば昨日、中東の砂漠に図書館を建てる宇宙人のクラファンを見たよ。」

「意味わからない。」

「蔵書が三万冊。」

「読めないよそんなに。」

「しかも全部縦書きのアラビア語。」

「読ませる気ないじゃん。」

「宇宙人って続き物好きそうじゃない?」

「偏見すごいな。」

「中東の人も電子書籍読むし、日本も夜は寒いし、結局みんな同じ空の下なんだよ。」

「急にそれっぽくまとめようとしないで。」

「でも空の上には宇宙人。」

「台無し。」


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