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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

休み時間がない学校は、◯◯塾に改名させろ!!

ある学校の男子グループが、真面目に授業を受けない。鼻くそよりは苦い話だといいんですけど まる

はじめまして。俺の名は、「太一 正宗 二郎丸」


驚いた?

そう!俺達、三ツ子なんだ。


まだ、誰もいない教室で三人の影は、揺れていた。

この猿飛尾縄学園に、夏を超えて、島を跨ぎ、やって来た、偉大の…


おっと、太一誰か来るぜ…と、正宗。


拙者、厠に馳せ参じ…と二郎丸。


その時ぐげっがー、ぴー…と太一の寝息が教室に響いた。


「どうやら、新学期早々面白えーのが入ったみたいだな」


いきなりの挨拶に、正宗は

反応しなかった。


いや、出来なかった。

だって、その声は、


僕の右手から響いてきたから。


「!?っ」太一が起きたようだ。


教室には、誰もいない。今は、僕と太一だけだ。


「太一ー聞こえるかー」

僕は、3メーテル前で突っ伏してる弟に、

駆け寄った。が、


「おい!」不意を突かれ


また、誰か僕を呼んでいる?


…。僕を呼んでる!!


今度は、両手から振動で、音が流れてきたのを、感じとった。


「あ」起き上がった太一が、僕を指差し

止まっている。太一は、真顔だ。


僕は、わけも分からず、なんとなしに

両手を太一に向かって振ってみた。


すると、僕の肩は、ふわっと揺れて。体が飛んだ。


フッーー……。


「 …。てな訳でな、

コイツが真っ先に上がったんだよ〜」


…僕は、ぼんやりする目頭を拭った。

どうやら笑い声で、目が覚めたみたいだ。


目が冴えて、辺りを眺めると、

そこかしこの席は、全て埋まっている。


五十人教室が、満席になっていた。男女混合で、


あとは、顔が隠れてる人もいるけど…


「おい!そこの青いの。いつまで立ってるんだ。


今は、討論中であるぞ」最前列右端の、ちっちゃなフードっ子が、叫んだ。


「はへ…」瞬間僕は、彼女の容姿と声音に脱帽した。


なぜって、それは

「はい、はい。兄貴その辺でやめやめ。やっと、起きたのに、まずは自己紹介じゃん?

俺達クラスメイトじゃん。仲良くいこ〜」すかさず太一が、軽く促す。


「あー。じゃあ、改めて」五十人も、前にして。


これは、絶好のタイミング。

必ず、決め台詞をキメテやる!と、一秒前の事を忘れるのは、正宗の性格だった。


タイミングは、3、2、1

決めてい、るっ!


正宗は、突然宙に舞う。

中二病。


いや、確かに宙を舞った。そして、


学校が始まった。






前回のあらすじ。

無職になった親父が、宝くじを当てて3年。

漢で一つ育ててくれた、親父は馬鹿やらかす事もなく、

新しい母ちゃんを迎えて、


慎ましく生きていた。それから、500年。


月日は、流れ。

俺と太一と二郎丸が産まれたのだ。今回は、二郎丸の見せ場、あるよ。







あしたは、晴れ。おやすみなさい

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