三年後
俺、松原利樹こと、ルキウスは転生者だ。
ある日誰かに殺され地球の神様に気に入られこちらの異世界に転生した。
今の俺の年齢は3歳だ。前の人生を合わせると21歳と成人を超えている。
この3年間で色々あった。
と言っても俺の父親のクラウスと母親のアリエス、そしてメイドのリーシェと暮らしているだけなのだが。俺は父さん、母さん、リーシェさんと呼んでいる。
3人の容姿だがまず、クラウスが茶髪、体もがっしりしていて力持ちだ。
顔もイケメンで身長は175㎝ほど。現在の年齢は29歳だ。
日々剣の鍛錬をしている。仕事は知らない。近いうちに俺に剣を習わせるらしい。
やめてくれ〜。
次にアリエスだが黒髪でロングだ。
顔も可愛い。俺もその色を引き継ぎ顔もアリエス似だ。
彼女はこの国、アークボルト王国の王族の三姉妹の末っ子だ。会話で知った。年齢は現在27歳。
身長は160㎝にいかないぐらいの女性としては平均的な体型で体つきだが若干胸が大きくEカップぐらいか?
最後にリーシェだが髪は若干赤みがかかっていて後ろで綺麗に結んである。ポニーテールではない。
年は35歳を少し超えたあたりだろうか?顔はいかにもメイド長的な感じで厳しそうだが見た目に反してとても優しい。
左右がとんがった三角メガネをしている。彼女はアリエス専属のメイドだったがクラウスとアリアスが結婚する際について来たらしい。
身長は170㎝を超えてクラウスにも迫る高さだ。胸は普通だ。
さて、今の立場から説明しよう。正直に言おう。
最初は地球の神様に……もう地球神で良いや。
地球神に怒っていたのだ。
今はほとんど怒っていない。なんだかんだでクラウスもアリエスもリーシェもみんな優しい。
なら何故か?その理由を今からあげよう。
まず第一に……俺は勇者の息子らしい。
なんでやねん!勇者は普通の家庭ってか!とか思っていたが割と普通だったな。
知らないおじさんやおばさんやその子供など色々挨拶に来るなどがあった。
他にはなんと俺には姉が居た。現在は7歳で名前はココナと言う。
俺が生まれた時はクラウスと同じように一睡もしないと頑張っていたのだが睡魔に負けて寝ていたらしい。起きたら慌てて駆け込んで来た。
ココナは入って来て俺を見つけるなりいきなり抱っこをしようとして俺を落っことして、こっぴどく叱られて居たが根はいい子なので許した。
俺自身は怪我などなくむしろ泣かなかったことから、余計にお騒がせになった。
ココナの容姿は髪が茶色でミディアムとセミロングの間ぐらい。
おっちょこちょいのいわゆるできない姉だ。俺が初めての弟で構ってくれる。
おかげで学校の成績が落ちてアリエスに止められたほどだ。
次にこの世界のことだが『魔族』。魔族は俺の父親の剣の勇者クラウスたちが一応滅ぼしたと言うことになっている。
現在は平和で何も起きて居ない。あと、この世界には勇者の聖武器が10個もあるらしい。
『剣、弓、槍、細剣、杖(魔法など)
斧、棍棒(槌)、小手(爪)、鎌(薙刀)
投擲具(投げれるなら何でも)』
だそうだ。普通の剣と細剣は勝手が違うから別にしてあるのは納得する。斧と棍棒の違いがよく分からん……いや、確か斧は叩き斬る、棍棒は殴るものだったな。
次に地球神から連絡が来ない。色々教えてくれるはずだったのだが。
まぁ大体のことは家にある書斎の本で読んだからわかるだろう。
今の知識もその1つだ。文字も読めるようになってる。これは一応地球神のおかげか?
赤ちゃんの生活は大変だ。なにせちゃんと意識があるのだからな。
初めは同じ味の飲み物。次に柔らかい食べ物。
ちゃんと歯ごたえがあるものを食べたのは一年前ぐらいからだ。
トイレは……地獄だった。あと、人前で半年ほど喋れないのだ。
初めは元々喋れなかったがこれが辛い。一歳ぐらいから我慢ができず親の名前を呼び始めたら結構驚かれた。
まぁ色々省略もしたが主にこんなことがあった。
そして三年経った夜、夕食を食べている時にクラウスが口を開いた。
「ルキウス、少し話がある」
真剣な顔と眼差しで俺をしっかりと見て言ってきた。
「何ですか父さん?」
「実はな……お前に剣を教えたいんだ」
ついにそうクラウスに言われたのだ。
これで今日の更新は終わりです。
次回投稿日は未定ですがもう1つの連載に余裕が出来た時や息抜きで投稿します。ですがおそらく受験が近いので投稿するのは遅くなりそうです。ですが出来る限りは頑張りますので応援よろしくお願いします。
面白かったら誤字脱字報告、ブクマ、ptお願いします。
あと、私のもう1つの連載作品の
『目覚めて始まる異世界生活〜チートが無くても頑張って生きてみる件〜』
も、是非読んで見てください。