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SS〜再開の神様、王都炎上、槍の勇者〜

この部を最後に、一旦更新を停止します。もう1つの作品を完結させるためです。

再開は必ずするので、ブクマなどは外さずに待っていてください。

暇な時、行き詰まった時に、たまに更新をするかもしれませんので。


PV20000突破!ユニークユーザー3000突破!

ありがとうございます。


タイトルのSSはサイドストーリーの略です。

時系列:トキヤが村を出る二日前(商人が到着する前の日の夜)


***


【目覚めなさい】


「……はっ!……ここは?」


声が聞こえた。そして眼が覚めると、あたり一面真っ白な部屋に居た。俺は確か眠っていただけのはず……つまり、夢か。いや、この場所、何処かで見たような……。


【後ろですよ】


やっぱり!俺はそう思って振り返る。そして、目の前には美しい天使がいた。そう、前に俺に接触してきた地球の神様と名乗る神だった。


「神様……ですよね?」


【えぇ、そうですよ。久しぶりに見にきちゃいました。それでは……】


「うぇぇ?ちょっ、まっ!」


神様は俺の頭の中に指を突っ込む。俺がまるでホログラムみたいな感じで。痛くはない。神様は『ふむふむ』と言いながら頷いてる。そして、すっと指を抜いた。


【なるほど……あなたはそんな運命を辿っていたのですね】


「神様、普通の家族を俺は求めたはずなんじゃ?……あ、いや、別にクラウス達と暮らすのが嫌だったとかじゃないですよ!今となっては寧ろありがたかった……と思います、多分」


俺は長年の疑問をぶつけた。最後の多分は家族が死んだからだ。とても楽しかった。ありがたいとも思った。でも……クラウス達は、もうこの世にはいないのだ。


【前に言いましたが、私は心の声が聞こえているので、喋らなくても大丈夫ですよ?】


そう言えばそうだったな。


【そうそう、ちょっとした手違いが発生しまして……恐らくはそれによるものと思っています。他にも何故こんなにも会いに来るのに時間がかかったりとかです。実はこの世界と地球では、時軸の速度が違うのです。それにより、少し忙しくなっただけでも、これほどの年月が経つ経っていました。それについても、こちらの責任です。なにぶん神様としては新人な者で】


(そうですか、分かりました。……そうだ、実はクラウスに何を言われたのか分からなかったんですよ。あれって一体なんて言っていたのか、分かりますか?)


俺の記憶を見たのなら、神様なら分かるかもしれないしな。あ、これも聞こえてるんだった。少々不便な設定だな。……これもだった。


【ふふっ、面白いですね。そうそう、クラウスさんは確か『方に向かえ』と仰っていましたよ。間違いありません。そこに、杖の勇者として、何か必要なことがあるのかもしれません】


(やっぱりそうですか。あの、これって夢の中ですよね?)


【はい、あなたが寝ている夢の中に干渉しました。あら、そろそろ時間のようです。北ですよ、お忘れのないように】


その言葉とともに、俺の意識は遠のき、現実世界で覚醒したのだった。


「……北か。……北に向かうか」


トキヤが次の目的地を決めた瞬間だった。


***


時系列:村が襲われたのと同時期


***


「くぅ!やはりエルフどもは厄介よな!」


アルバスは王都を襲うエルフ達と戦っていた。何故か王都の防御、防魔結界の魔道具が発動せず、王都への侵入者を知らせる魔道具も発動しなかった。


それにより、現在王都はエルフ達の軍勢に襲われている。所々から火の手が上がり、人々の泣き叫ぶ声が聞こえて来る。


その時アルバスは、このアークボルト王国の王である、ハバウルゴスの元にいた。娘のターニャは先に一番安全なところに避難させてある。


隣にはニョルギールも居た。このメンツである理由は、ちょうどルキウス達の元から帰ってきたばかりだったからだ。


そして現在、この3人は大勢のエルフ達に囲まれて居た。既に馬車を扱う人と、一般騎士は既に死んでいた。死因は最初の不意打ちだった。守りきれなかった。


「陛下、ちょっと2人では守りきれそうにございません。私の後ろに回ってください。半径半径3メートルならば、必ずお守りできますので」


と、ニョルギールは言う。ニョルギールの2つ名は『居合いのミョルギール』だ。これの意味は、居合いの届く間合いならば、誰にも負けたことがないと言うことからつけられた。


「おいおい、中距離主体の我が前衛とな?それはちと違うのではないか?まぁ、この程度の敵ならば、あまり関係は無いから良いがのう」


アルバスはそう言いながら、剣を持った近接戦主体のエルフ達を次々と刺し殺していく。


そして残り数人となった時だ。5人のエルフが新たに現れた。そのエルフの肌の色は黒だった。上位個体、ダークエルフだ。


そのうちの一番年下の若造だろうか?やんちゃな少年と思えるような姿で口を開いた。


「ひゃっはー!あいつ強いなぁ!なぁなぁ!俺がやっていい?やっていい?」


「お前だけでは確実に殺されるに決まってだろうがよぉ!いいから黙って私の言うこと聞いときゃいいんだよぉ!」


ダークエルフの少年に対して、少し内気そうな感じの少女がそう言った。セリフは全然内気じゃなさそうだが。


「2人ともぉ〜、喧嘩しちゃあダメですよぉ〜」


その2人のダークエルフを、結構ガチの天然そうな少女が止めた。


「(こくこく)」


その発言に、後ろでがっしりとした体格で身構える、無口で硬派そうな筋肉の青年が頷く。


「やれやれ、なんでこんなチームのリーダーを僕がしなければならないんだ。こんなまとまりのないチーム、今すぐにでも消し去って欲しいもんだよ」


そして最後に、真ん中に立つ、他のダークエルフに比べて、特に特徴もないようなダークエルフがそう最後に締めた。


「ふむ、見た所ダークエルフなのよな。我は一応、槍の勇者をしてあるアルバス・ハザミウムと申す。リーダー、名を名乗れ」


アルバスは聖槍をリーダーと思わしき者に突きつけてそう尋ねた。それを見たダークエルフは面倒臭そうにしながらも、順番に名乗っていく。


「まずは俺から俺から!エルフの御三家の1つ、ミギリウス家の次男、ヴォルフ・フォン・ミギリウス」


「今から死ぬ相手に名乗るなんざどうでもいいだがなぁ!……長女、メジア・フォン・ミギリウス」


「えっとですねぇ〜……御三家のひとつのぉ〜、一応次女やってますぅ〜、アリス・フォン・ミギリウスですぅ〜」


「(こくこく)」


「えっとですねぇ〜、御三家のひとつのぉ〜、ギーブ・フォン・ファウゼン、だそうですぅ〜」


「はぁ、最後に僕だけど、御三家のひとつの当主代理をしている長男、ラジリオ・フォン・ミギリウス」


ダークエルフ達はそう名乗った。


「御三家のうち二家が勢ぞろいとは……ちとまずいのよな。ニョルギール、はよう陛下を連れて逃げるのが正解なのよな。お主達の相手は我がしよう」


「了解です。アルバスさん、やばくなったら逃げてくださいよ?陛下、早く行きましょう」


アルバスの言葉に、ニョルギールとハバウルゴスは逃げる。王都が炎上している今、一番安全なのはこの場所だったが、今はそこすら安全とは言えない。


「さぁ、死にたいやつからかかってこい。まぁ、どっち道、我が全て処理するから、あまり関係はないがのう」


「へぇ、仮にも御三家の力を舐めているようだね。まぁ、そんな挑発には乗らないよ。全員でかかる。油断はするな、良いな」


「「「了解(っす)(ですぅ〜)」」」

「(こくこく)」


そして、アルバスと御三家の血を引くダークエルフの戦いは始まった。そして五分後、そこに立っていたのは5人だった。そして地面には、死体となったアルバスが横たわっていた。


「いやぁ〜、意外に強かったよな?強かったよな?」


「いや、まぁまぁだな!私1人でもいけたわ、絶対に!」


「もぉ〜2人ともぉ〜、そんなボロボロになって、何意地を張っているんですかぁ〜?」


「(……こく……こく)」


「全くだ。僕とアリス以外はほぼ戦闘不能じゃないか。まぁ、僕にはホコリひとつ付いていないけど、アリス、君は少し手傷を負っただけだよね?なら、少なくとも全員、アリスレベルにはなってくれよ?僕の足を引っ張らないでくれ」


そう言って、ダークエルフ達は先ほど逃げたニョルギールとハバウルゴスの方へと向かった。


その直後、聖槍が光り出して、どこかへと飛んで行った。そして聖槍は、とある少女の元へと向かった。そして、その少女の手に収まる。


「っ!……これって……パパの?……そっか……お父さん、今までありがとう……ひっぐ……ずずぅ……パパァ……」


その少女は泣いた。その前の持ち主の死を知ったからだ。こうして少女は、槍の聖武器の主人となった。


そして、それと同時期に、ニョルギールとハバウルゴスは、5人のダークエルフ達によって、命を落とした。

本来は他にももっと書きたいこともありました。ですが、区切りが大体10万字だと知ったので、結構削りました。そして12万字……もっと加筆して20万字ぐらいにすれば良かったかな?と考え後悔した作者である。


御三家一覧

クロイツェフ家、ファウゼン家、ミギリウス家


面白かったら感想、誤字脱字報告、ブクマ、ptお願いします。

あと、私のもう1つの連載作品の

『目覚めて始まる異世界生活〜チートが無くても頑張って生きてみる件〜』

も、是非読んで見てください。

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