異世界で最強の〇〇作っちゃいました♪
さあ、どうしてこうなった?
俺は神無月新月、どこにでもいる16歳の高校1年生だ。
・・・いや、1年生のはずだった。
「これは、夢か?」
まあ、そう思うのも不思議ではない。ただ、小さな子が自転車で突っ込んできて、そのまま川に落ちた。
そこまでが思い出せる最後の記憶だ。それを踏まえて周りを見よう。
まず、右手に見えるのは巨大な渓谷、その断崖絶壁には羽が四枚ほど生えてる、とても地球上の生物とは思えない馬が。
次に、左手に見えるのは鬱蒼とした森、その奥ににある山の上には、とてつもなく大きな鳥の巣?みたいなものが。
極めつけに、頭上には二つのお天道様が輝いている。
・・・結論から言おう、どうやら此処は地球ではない様だ。
いや、まだそう決まった訳ではない。
と、思って足下を見ると、一枚の手紙が置いてあった。(ご丁寧に重り代りの石まで置いていた。)
嫌な予感がするものの、他に当てもないのでビビりながらもその手紙を開けて中身を確認して見ると、その内容に半ば呆然してしまった。
ちなみにその内容は、
『いやー悪いね、私の手違いで間違って君を殺しちゃった。
本当は、君に当たった子だけが死ぬはずだったんだけど、まあそんなこともあるよね♪
流石に悪いとは思ったから、剣と魔法の世界(君の世界風に言うと、異世界かな?)に転生させてあげたから♪それじゃぁ頑張ってね~ by神
PM、適当に記憶をあさって欲しそうな能力は着けといたから~』