異動は憂鬱(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「新年度」です。
四月になり、新年度が始まった。
俺は壮絶に忙しい部署から異動になり、比較的緩やかな部署に配属された。
四半世紀くらい前、そこは相当危険な所だったが、今はそうでもないだろうと思い、気楽な気持ちで辞令を受けた。
ところがそこは直前まで配属されていた部署より忙しくなりそうな所だとしばらくして気づいた。
事前に知っていれば、辞退していたのだが、今更それもできない。
俺が配属されたのは、○○ライナ。
俺の職業は死神だ。
ということでした。