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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「そりゃ、虐げていた相手を強国に嫁がせたら、こうなりますね」

※少々血生臭いです。苦手な方はお気を付けて。


「クシアータ王の首を」


 婚礼の夜。その初夜の褥で。

 王は血の花びらを褥に散らした花嫁に、望みはあるかと問いかけた。

 それは愛しい妻に、初めての贈り物を。


 やがて王は深く笑みを浮かべた。


 花嫁は、破瓜の痛みと疲れで、眠りたくなる身体を奮いたたせて――王の傷痕があるたくましい胸に縋った。


 そして願った。

 それは花嫁の父の首を。


 祖国の滅びを。





 あちらこちらで煙りが上がるが、それはこの国の旗を燃やしているのだろう。

 シーリーンは城壁の見晴らしの良い場所を見つけて、そこで見物と洒落込んでいた。食堂で見つけた葡萄酒をちょろまかして。

「うん、さすがの上物」

 まず香りが。燃えたり、様々な匂いが漂う中、その甘やかな香りをシーリーンの鼻はしっかりととらえた。

 ついでに頂戴してきたゴブレットは小さな宝石がついていたが、シーリーンはそれよりも酒の方が気になるタイプ。

「や、酒の質もよろしいですね」

 うんうん頷いて、報償にいっそ酒造りの土地があればなぁ、なんて考える。辺鄙な土地なら競争相手少なくてありがたいけど。

 そんな事を考えるのは、シーリーンが将軍のひとりであるから。


 この度、この国を攻め落とした勝者であるから。


「シーリーン、ここにいたか」

「おや、ヘクター将軍どの……」

「ああ、だからヘクターで良いって」

 叩き上げの自分より、お貴族出身のこの同僚の方が、遥かに地位も高いのだがと、シーリーンはちょっとばかり腰が引ける。戦場より苦手。

 だがヘクターはそんなシーリーンに、彼はお届け物があって来たと、チーズとハムを。

「君の部下から。シーリーン将軍がまた、お酒しか持っていかなかったんです、と……たいそう心配していたぞ?」

 そしてパンと干し果物も続いて出てきて、何かと自分の身体を心配してくれる部下たちが思い浮かぶ。

「ありゃ、それは、何とも」

 シーリーン将軍の酒好きは今や国でも有名。貢ぎ物は酒か酒に合う肴がよろしいとすら。

「ついでに俺にも」

 ヘクターも杯をさらにちょろまかして来たと。

 そう、ヘクターもなかなかの酒豪であると軍に入る前から聞いていた。

「かんぱーい」

「はい、か、かんぱーい」

 まだまだ腰が引けつつも、シーリーンは乾杯する。

 勝利の美酒には変わりなく。

 この将軍は先輩風をふかせて、何かとシーリーンを構うのだ。

 まぁ、叩き上げだから、貴族のあれこれ解らず困っているときは本当に頼りになる。

 しかしながらこうして酒の相手は構わないのだが、時々花や宝石を贈られるのは何でだろう。部下たちに毎回ため息をつかれるし、その度にヘクターが他の将軍に肩を叩かれているのは何でだろう。


「ところで下におらずとも良いのか?」

「……ええ」

 シーリーンは美味い葡萄酒で唇を湿らせて。その紅い色がシーリーンを――首切りの女将軍を彩った。


 シーリーン将軍にはいくつか渾名がある。渾名があるほど有能であるのが証の国だから、それは誉れ。


 シーリーンに初めについた渾名はそれではなかったが、一番名高いのが「首切り」である。


 実のところ、本当に悪い意味ではない。物騒ではあるがまさに強者につけられる渾名。

 戦場では「首狩り将軍」とも呼ばれている。


 シーリーンの剣の腕は、国で三本指には上がる。


 かつての戦いにて、彼女のあまりの剣の冴えに、戦った相手から望まれたのだ。


「首を切られるならばシーリーン将軍が良い」


 と。

 介錯とて、技がいる。苦しむことなく、一刀にて切り落とすのが最後の慈悲。

 いやその武人は、最後に最高の技を受けて死にたいと願ったのだが。

 それがいつしか、噂話となり。

 そうして、いつしかいつしかシーリーン将軍はこうした場にての首切りの役を命じられるのが多くなった。処刑にて刃が痛むことも少なくなったと、資材管理人たちが喜んでいるのも聞いている。

 

「いやぁ、今回は私はお役御免らしいです」

 類い稀な剣の腕により将軍まで昇ってきた女は、久しぶりだとつぶやいた。

 こうした戦の後にやることがなくて暇をもてあますのは。

 だからここにて、見物と洒落込んでいたのだ。

 眼下、城壁の向こう側では旗を燃やす煙りが。人々の悲鳴と歓声が。

 城壁のこちら側――城の庭には引き立てられた王族や貴族たちが。


 これからまさに、首を切り落とされるところ。


「私ではなく、久しぶりに斧とかが大活躍です」

 そう――わざと切れ味が鈍い斧で。わざと何度も振り下ろさせて。

 それには理由がある。

「新妻さまのご機嫌が、これで良くなればよろしいが」

 庭には天幕が張られ、観覧席が作られている。

 そこには彼らが主の王と、その妻となられたこの国の元王女が座られる。

 これはその王女に捧げられた戦。

 そして――仇討ち。




 王女は、この国では虐げられた存在だった。

 王が舞踏会にてたまたま目を付けた下級貴族の娘は寵姫となるほどの価値はなく、しかしてお手つきされ数度の渡りで孕んでしまった。

 後宮に押し込められた娘は――双子の男女を産んだ。

 気持ちも弱くなったところに双子という大変な出産。それらがたたり出産後、僅か三年で人生を終えた。

 双子がそれからも命が在ったのは、娘も、それでも産んだ我が子たちを愛したからこそ。娘のために実家からついてきた乳母と乳母の娘の忠心あればこそ。

 双子は望まれぬ誕生ではあったが、産まれたからには愛された。十月十日も抱えているうち、娘はしかと母の愛を。

 乳母は王子と王女の為に慣れぬ王宮で働き、娘を姉のように慕っていた乳母の娘は、また子らの姉のように働いた。


 しかし。

 この国はやらかした。

 双子の誕生から十数年後。

 この大国に喧嘩を売ったのだ。

 まぁ、正妃の生まれ故郷である隣国の援軍をしていたわけだが、大国にとっては同じく敵でしかなく。

 そうして隣国を攻め落としたから、次は味方をしていたこの国をついでにいただこうか、と。シーリーンたちは一年前にも訪れていた。


 慌てて停戦の、いや――降伏の使者が来たのはその一年前。


 そうして降伏の証として差し出されたのが――双子のうちの妹姫だった。


 ――双子の兄は、すでに戦場にて亡くなっていた。


 援軍の将のひとりとして。王族も何人か出さねば体裁が悪い。

 正妃の子である王太子を総大将として、何人かの王子が出されていた。


 そして負け戦となり、しんがりを務めたのが――その王子。

「妹を、どうか」

 そう、兄である王太子にしんがりを命じられ、ならば代わりに願ったのは、ただ半身の幸福。


 しかし。

 妹姫はその仇である王へと、降伏の証に差しだされた。人質として。兄王子の願いなどはじめから持ち出されることもなく。


 それから一年。たった一年。


 シーリーンたちは再びこの国と戦った。


 それは、王の妻となった――双子の妹姫の願いだから。


「あれは傾国の姫であろうか?」

 人質としていた姫を娶るぞと、王が決めた。

 皆がそう心配したのだが、クバードという老将が一笑した。

「我らが王がそれくらいの甲斐性なくてどうしますか」

 と。

 新妻さまのかわいい願いである。

 叶えて差し上げるが配下のつとめ。

 確かに大国の王としてある主は、抜け目がない。

 その上で復讐に燃える目をした姫を、愛でた。

 姫は兄の仇である自分たちにもはじめは仄暗い目をしていた。人質として怯えながら。

 だが、ふとしたときに気がつかれた。


 兄が死んだのは、結局は祖国のせい。

 愚かな父と、また正妃や王太子たちのせい。


 後宮にいた頃に散々甚振られた記憶も消えはしない。恨みは兄の分、増えた。


 ――肩寄せ合って生きてきた半身の分が。


 祖国より、この国の方がよほど己を大事にしてくれる。人質として――人間扱いして、尊重してくれる。


 このひとたちは自分の仕事をしただけだ。

 それは泥沼なしんがり戦をよくぞ、と……兄王子が大国では決して蔑んで語られていなかったのを知ったから。良くも悪くも、実力主義なこの国だから。

「立派な最期でありました」

 最後に対峙した将軍は、そのあまりに若い将を助けようとされた。我が子より幼いではないか、と。しかし兄王子は己がおめおめと生き残れば、虜囚になれば、国に残る妹姫がどんな扱いをされるか解らぬと――自ら一騎討ちを望まれたのだ。

 そしてしんがりという、時間稼ぎの役目を。王太子たちの逃げる時間を。御見事に役目をまっとうされた。

 ――なのに!

 祖国では逃げ遅れた間抜け扱いされていると――それは王太子や他の王子たちが戦を失敗したと声高に言われないために。彼に多くの偽りの恥を被らせたのだ。

 妹姫から話を聞き、対峙した将軍が怒り、此度の総大将を名乗り出た。

 今、庭にて用意の指揮を振っているのもその将軍である。


 その話を聞いて――人質となっていたのはすでに祖国にいたときからであったと、妹姫は己を呪いかけた。

 それを上手い具合に方向性を祖国に向けたのが、我らが王。


「妻の兄の仇である」


 それが再びの戦さの理由。

 まぁ、大義名分が欲しかったのでちょうど良かった。いやむしろ、そのための婚姻か。結局、一年前には戦さは終わっていなかったのである。

 もちろん、妻かわいさもある。

「しかしながら、呆気なかった……」

 一年前に、あのしんがりを務めた王子と戦ったのがなんだったのかと皆が口々に言うほど、呆気なかった。

「姫を差しだして、親戚になったとでも思ったのかな? 何もかんも終わったと?」

 シーリーンは剣の腕により上がってきた叩き上げだから、そうした駆け引きは苦手だ。

 ぶっちゃけ、何で自分が将軍なのかとしょっちゅう悩む。

 それは首をそれだけ狩っているからなのだけど。


 あっという間に王城を落としてしまい、シーリーンたち将軍は暇をもてあましていた。

 いや、働いているものもいる。

「あ、姫の乳母とその娘さんは見つかりましたか?」

 姫、花嫁さま、新妻さま。実のところ、まだ呼び方が定まらない。この後始末が終わったら――王妃とお呼びすることになろうが。

 捜索を命じられていたヘクターがここにいるということは見つかったのだろう。

「うん、実のところ、君に任せるべきだったと、クバード将軍が頭を抱えておられた」

「はい?」

「俺は何とも無粋だからなぁ……」

 惚れている相手にはなかなか気がついてもらえんし、と……なかなか男前である将軍は小さくつぶやく。いや、貴方なかなか頑張っていますよ、うちの大将がすみませんと、きっとシーリーンの部下たちが聞いていたら。

「はい?」

 そしてそんなシーリーンは話を聞いて、ははぁ、それは自分向きだったかもとうなずいた。自分のことには鈍いこのひとは。


 乳母とその娘は見つかった。

 ふたりは下層の、いわゆる花街に捨てられていた。

 乳母は一年前に、姫を逃がそうとしていた。だが計画は露呈し、姫の目の前で鞭打たれていた。

 娘もまた。

 そのふたりの命を助けるとひきかえのために、人質となるとうなずかされ、姫は大国に来たのであった。

 まあ、正妃やその子らにとっては、故国を滅ぼした相手。怖さは姫以上であったろう。だから降伏の人質になる気はさらさらなかった。

 姫にとっても兄の仇であったが……今、観覧席に、この国にお戻りになられた。

 この国は、姫が大国の王の妻になると聞いて――さらにすり寄ってきた。他の国に大きな顔をしだした。自分たちは大国と縁付いたのだと。あの端女の姫が良くやった、と……。


 その乳母は未だ傷が癒えず、その母を助けるために娘は同じく痛む身体を売って、薬と屋根のある部屋代にしていた。

 今はふたりともヘクターの隊に保護され、この制圧した王宮にて手当てされているという。

 先ほど見つかったと報告され駆けつけた姫と再会して、涙の邪魔になってはならぬとヘクターもお役御免となり、シーリーンと同じく暇をもてあます役になったところ。

 双子の母の家はどうしているのか。

 それは正妃に睨まれずっと関わってこなかったのに、姫が大国の王に求められたと知ってからの態度でわかる。

 また、じきに眼下の庭に引き出されるだろう。



 話を聞いてシーリーンは采配ミスだったなと、老将を思い浮かべる。

「花街でしたら私向きでしたな」

 そう、シーリーンは花街生まれ。

 母もまた花街出身の娼婦であったというが、父は当然というかわからない。母もシーリーンを産んで物心つくまえに流行った病であっさり亡くなってしまったという。

 花街で母の同僚であった他の娼婦や楼主たちに育てられたシーリーンであったが――天性のものがあった。

 それは花街の用心棒たちが戯れに手ほどきした程度であったのだが――その日、訪れた狼藉者な客を、娼婦の悲鳴を聞いて用心棒たちが駆けつけるより、速く。

 手にしたのはその客から奪った剣。

 シーリーンはかすり傷ひとつ負わず、狼藉者を叩き潰してけろりとしていた。娼婦のお姉さんの方もびっくりなあまり悲鳴も涙も引っ込んでいた。


 そうして。この子は客を取るより使い道が――さらに稼げる道があると誰もが思い、そちらに教育を向け始めて数年。

 たまたま店に来ていた将軍のひとりの目に留まり、シーリーンは引き取られた。

 それから何やかんやあったが、花街はシーリーンにとっては実家であり、未だに大国に帰ったらちょくちょくと顔を見せに行く。母代わりのお姉さんたちは何人かは身請けされたが、店を引き継いでいるひともいる。

 孤児や娼婦の子らがシーリーンをみて「いつかオイラも首狩り将軍になるぞ」と立身出世を考えるのを、目があるのは伸ばし、そうじゃない子ははやいところに叩きのめして進路を決めてやるのも、花街出身の先輩の務め。

 そんなこんながあり、国が違えども花街はシーリーン向きであった。流儀もある。彼女が捜索を指揮していたらもっと早くに見つけてやれたかと、クバード将軍やヘクターは反省していた。

「下層ならば、あまり良い店ではありませんでしょう……」

「……うむ」

 見つけたときを思い出したかヘクターの返事には元気がない。

 そう、お貴族出身のこの将軍には、なかなかな衝撃であったのではと、シーリーンは花街を知るからこそ同情した。

「まぁ、良い経験になりましたかと」

「……だな。うちの国の花街はああではないと祈る」

「それはご安心なされよ」

 シーリーンが出世して、その報酬にて孤児院や病院に寄付をしているのは有名だ。大国の花街は年々良くなってきている。

 人の首で、と皮肉るのはお貴族さまたちだが、戦争を決めるのは王や貴族たちではないかと、民たちはよっく解っていた。

 それに、王からこっそりと――まだ手が回らなくて済まないと謝罪されているし。

 まだ。そう、まだ花街よりやることが多くて我らが王は大変だ。



 まずはこの国の後始末。

 しばらくして、わあっと騒がしくなった。

「……始まったか」

 葡萄酒の残りも少ない。

「シーリーン将軍は!? せめて一太刀で――」

「おや、ご指名だ」

 王太子だろう。戦場に立ったことがある彼は、逸話もしっていたらしい。

 ちなみに、毒杯は――穏やかな死はないと、はじめに宣言されていた。

 最後の願いだからこそ大声で、城壁の上にいるシーリーンたちにも聞こえた。

 その内容に、自分がここに居ると先ほどから気がついていた庭にいるものたちが、ふいと視線を向ける。

 どうする、と。

 シーリーンは同僚たちにはへらりと笑うと――そっと姿勢を正して胸に手を当て、頭を小さく下げた。隣でヘクターも。


 己が主と――これから王妃になられる方に。


 観覧席に夫となった王と現れた妹姫は、元家族たちから命乞いをされたが、決意を変えることはなかった。

 王が気に入った復讐に燃える目のまま。




「そりゃ、虐げていた相手を強国に嫁がせたら、こうなりますね」

 呆気にとられた気持ちはまだ続いていた。

 どうしてどうして。こうして復讐されるとも思いもしないのか。いつまでも相手が弱いと驕っていられるのか。

 シーリーンは最後の一口だった葡萄酒を飲み干した。ヘクターのも同じく空になったらしい。いつの間にか肴もなくなって。

 将軍たちは酒瓶と杯を手に持ち、片付けながら。城壁を後にした。

 きちんと跡は濁さず。

 旗を燃やす煙りはだいぶ薄く。

 代わりに庭から悲鳴と断末魔と――血の匂い。





 ギロチンがまだ無い世界と、尋ねられる前に。むしろ読んで頂いたらわかるよう、誉れ高い役目。技量高い証。指名もまた。(その指名が許さないのは、つまり…)


 書き手は、虐げられたお姫様が嫁ぎ先で溺愛されるのが王道――と、思ったんですと供述しており。ジャンルに悩みつつ。

 こうした配下の視点もあっても良いかしら、と。

 そのうちちゃんと、お姫様目線で書きたいですが…それは精神がいろいろしんどくなる決意もしなくてはですね。


 嫁ぎ先から復讐するの、日本の戦国の姫君も何人かいらさいますね。

 シンデレラだって仕返しはきっちりしてますし。


 ちなみにシーリーン将軍は妖怪でもバーサーカーでもありませんから。ね?www


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