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初めての手料理

前回意味深なタイトルでしたが、基本Hはほとんど無いと思って貰って結構です。まあ得意じゃないって言うのが現状です。

では今回は結衣ががんばります。

初めての、手料理


料理本を読みながら、これが一番かな?お母さんと唯一数回作ったことがある。


私はレシピを見て食材を確認した。そして私は不足分をメモ書きし、炊飯器のスイッチを入れて近くのスーパーへ走った。


戻ってくると、時計が5時40分を示していた。エプロンをつけ、料理にかかる。


いた! 包丁で少し切ってしまった。料理の本を見ながら悪戦苦闘だ。料理もなんとか終盤に差し掛かり、時計を見ると針はもう7時を示していた。


あ~ん、時間が来ちゃう慌てていると、ピンポンと音とともに、キッチンのテレビ画面に、ひろくんの顔が映った。


慌てて、手を拭き玄関へと向かった。セキュリティーを解除し扉を開けると、ひろくんが「たたいま」って言って玄関にに入ってきた。


私は、「お帰りなさい、ごめんなさい まだ食事できていないの」って、ぺこりと頭を下げた。


ひろくんは「いいよ、汗かいたから先にシャワーを浴びるから」って浴室に入っていった。しばらくすると、シャワーの音が聞こえてきた。


あっと、早く仕上げなきゃ、あわててキッチンへ戻った。


ひろくんが、浴室から出てきて、「ふう~」頭を拭きながらリビングでポカリを飲んでいた。


ようやく食事の準備が出来、お食事できましたと、ひろくんに告げた。


「おぉ!」って返事で、ひろくんがダイニングに入ってきた。開口一番「うまそうだな」そのひとことで心の中でガッツポーズをとった。


メニューはハンバーグ・スープ・サラダ・ライスの作りやすい定番メニューだ、こらからもっとレパートリーを広げようと、こぶしに力を加えた。


俺は何気に結衣の手を見ると傷テープだらけだ。俺のためにがんばってくれたんだなって感心した。



ひろくんは一口食べると「おいしい」言いながら、次々と口に入れあっという間に無くなった。


「本当に、おいしかったよ」って言いながらリビングに食後の飲み物を飲みながら言ったので、私はガッツポーズを超え心の中で万歳をした。


結衣の料理はことのほか美味しかった、頑張りが体中に出ているようだ。


私はがんばって片づけを終わらせ、リビングで俺の隣にすわりTVを見ながら休憩をしていると。


突然、ひろくんがこちらを向いてポケットの中から取り出した小さな赤い箱を渡してくれた。


中を開けると、きれいにカットしてあるダイヤモンドの指輪が入っていた。


ひろくんはそれを取り出して「これ婚約指輪」と言って、私の左手の薬指にはめてくれた。


「わーきれい」こんな高価なものを(ひろくんは「イミテーションだよ、ずーっとつけてね」)って言うけど・・・嬉しくて涙が出てきた。


ひろくんは目の下をそっと拭いてキスをしてくれた。私は、おもわずひろくんの胸に抱きついた。


俺は結衣の左手の薬指に婚約指輪をはめた。イミテーションってごまかしたけど実は本物なんだ。せっかくなんだからいつでもはめて貰うように嘘をついた。


明後日から授業が始まる、2月初旬には白鳥学園の面接がある、白鳥学園は内申書重視で12月中には合格の内定をもらって最終に面接(本人確認)をして終わりだ。



早めに入浴しベットに入った、明日は掃除や洗濯をやろう、やはりベットに入ると疲れているのか、左手の薬指を見て顔を赤らめ布団の中にもぐった。今日もすぐに眠りにおちた。


朝起きた、ひろくんはまだ起きて来ない様だ。私はあわてて洗面所に向かって、顔を洗う 左手の薬指にはダイヤモンドリングに、にやけてしまった。


おっと見とれている場合じゃない私は、着替えてキッチンへ向かう。


朝食の準備をする、がんばって和食だ こはん・味噌汁・鮭の塩焼き・温泉卵なの、昨日の内に本を見て覚えておいたんだ。


ひろくんが起きてきて「おはよう」の挨拶の後、洗面所へ行って顔を洗ってから食卓に腰を下ろした。


結衣今日はすごいじゃないか、ひろくんは朝食をおいしいおいしいと言って全部平らげた。


あ、心の中で「私の分が無くなっちゃった」分量を間違えたみたい、まあいいか ひろくんがおいしそうに食べてくれたから(はあと)。




家事一般をがんばってこなし明日の準備をした。あすは始業式なの。



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