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盛大な誕生日会?(本番)

盛大な誕生日会?(本番)


二時ごろに電気工事が終わったようで野村さんと亀沢さんが部屋から出てきて「村瀬君俺たちは先に返してもらうわ」って言ってから「奥さん、我々は引き上げます」って私たちに挨拶し帰った行った。


お義母さんは「ご苦労様でした」ってお礼を言うので私も一緒に「ご苦労様でした」って挨拶すると野村さんが「旦那さんによろしく」って言いながら帰って行った。


部屋を覗くと佳境に入っているようで全員が慌しく作業を進めていた。


玲奈さんがこちらを向き「結衣ちゃんあと少しだから」って又作業を進めた。私は「よろしくお願いします」ってお義母さんの元に戻った。


しばらくしてから、お義母さんと飲み物を準備していると「準備できましたよ」って村瀬さんが言ってきたので、私たちは早速部屋に見に行った。


私は「すごい!普通の(一般から見れば凄く大きい)部屋がパーティー会場になっている」・・・。


お義母さんは「さすがに村瀬さんね、ここまでの装飾は貴方しかできないわね、ご苦労様一服してください」と言ってリビングに案内した。


私はリビングに飲み物を用意する、そして飲み物を飲みながら村瀬さんより部屋の作りを説明してもらう電装品など各種の仕掛けを話してもらうが難しくて判らない。


でも玲奈さんが残ってフォローして貰えるので安心なのだそうだ。


その後ケータリングの人たちが料理の準備をする。私は制服のままなのでお義母さんに着替えをするように言われて二階でシャワーを浴びてからひろくんの部屋に入った。


「え~っと・・・今日はこそっと買った勝負下着でがんばるつもりなんだ。パーティードレスに着替えると、お義母さんの元に行って、髪形とお化粧をしてもらう、普段はほとんどメイクしないのでこんな時は、お義母さんに頼ってしまう。


お義母さんは快く引き受けてくれるって言うか・・・お人形さん状態にされる。


でも、これで少しは大人びて見えるかな?・・・。


リビングに行くと玲奈さんもドレスに着替えていた。


玲奈さんは「奥に隠れているから着替えなくていいって言ったのに絶対駄目って言われ仕方が無く着替えた」って苦笑した。でも玲奈さんとってもドレスが似合っていた。


五時半ぐらいで来客者が訪れるもちろん弘子や薫たちも婚約者を連れて集まってくる。招待者は20人ぐらいだそうだお義父さんの関係がメインだそうだ。


ぶぶぶぶぶ・・・ひろくんからメールだ。




***********************


里美サイド


今日は先生の誕生日なの私は先回りして先生のマンションで待ち伏せする。マンションの向かいの喫茶店で先生の帰りを待つことにした。


時刻は三時を少し回っている。私は紅茶を飲みながら見張る事にする。少しするとレナと佑奈が現われ三人で待つことになった。


先生の話をしながら時間をつぶす・・・・・・んんんんん出入りはあるんだけど先生が中々現われない・・・レナが痺れを切らし「私、帰る!」って帰って行った。


しばらくすると佑奈ももじもじし始める。私は思わず「帰れば!」ってがなった。佑奈はびくっとして泣きそうになる。


しばらく一緒に待ったが、私は佑奈に「もういいよ」って告げると、慌てて帰って行った。


店の閉店まで(8時まで)待ったが先生は帰ってこなかった。表であと一時間待ったが現われず結局あきらめて帰ることにする。


帰る途中にナンパ野郎が声を掛けてきた。「よお・・そこの姉ちゃんどこ行くの?」って言ってくるので「うるさい!邪魔しないで」って振り向くと、そこには西邦高等学校の山田君がいた。


山田君は「何だ、お前か・・・」ってユーターンして去ろうとした時、私は「ちょと待って」って声を掛けた。




************************


ひろきサイド


今日は俺の誕生日だ。学園は半休だが俺の授業は無いので、学園に顔を出してから陵プロダクションの事務所向かい事務処理を行ってから、誕生会を行う実家に直接向かう。


事務所を出る前に結衣にメールする”今からそちらに向かう、到着予定はたぶん7時ぐらいだと思う”ってメールした。





************************


私はひろくんからのメールの内容をお義母さんに伝える。


お義母さんは「丁度いいぐらいに時間に来れそうだね」って準備を進めている。私手伝いますって言うけど、お義母さんが「着替えが終わっているし貴女は準主役なの大人しくしていなさい」って手伝いを断られた。


私はひろくんが帰ってくる所を見れる二階のテラスでひろくんを待つことにした。時計を見るともうすぐ7時になる・・・ヘッドライトを点けた白い車が車庫のほうに現れた。


「あ・・・ひろくんの車かな?」って降りるとこを見るとやっぱりひろくんだった。私はテラスから手を振るとひろくんも私を見つけたようで手を振り替えしてくれた。


あわてて玄関にひろくんを迎えに行く。パタ・パタ・パタ 玄関に行く途中でお義母さんに「ひろくんが帰ってきました」って告げ、玄関に急ぐ。


お義母さんが後ろから「そんなに慌てなくてもひろくんは逃げていかないよ」って笑っていった。


玄関を開けるとひろくんが立っていたそして「ただいま」って言うと私は「お帰りなさい」ってひろくんに抱きついた。「ごほん」後ろで咳払いが聞こえる・・・。お義母さんだった。


お義母さんは「結衣、ひろきを着替えさせてね」って早く二階に行くように指示した。


私たちは慌てて二階のひろくんの部屋に行き、私はひろくんの着替えの準備をする。そしてひろくんはシャワーを浴びにバスルームへと入っていった。


しばらくするとひろくんが腰にバスタオルを巻いて出てきた。私は「着替えはここです」って告げて部屋を出て行き廊下で待つことにする。


ドアを開けて出てきたひろくんはかっこいい。私は、主役ひろくんと一緒に腕を組みパーティー会場へと向かう。


村瀬さんの施工した会場へと入ると、照明が当てられてみんなの拍手に包まれる。


私たちは玲奈さんに案内され主役席に案内される。どうも司会進行を玲奈さんににお願いしたようだ。


そしてひろくんに玲奈さんが「挨拶をお願いします」ってマイクを手渡した。


ひろくんが「皆様お忙しい中、私の誕生日祝いと妻の結衣のお披露目にお集まりくださり、ありがとうございます」って一緒に頭を下げた。


そしてマイクを私に渡してくれて、小さな声で「適当に一言言えばいいよ」って言った。


突然マイクを渡されたので、少し固まってしまった。気を取り直し「妻の結衣です。皆様よろしくお願いします」ってしか言えなかった。


玲奈さんにマイクを返すと次の行事となる。食事は立食形式にしてあるので食事をしながらの挨拶になる、一番最初に義両親が私たちに「おめでとう」と言いつつ、お義母さんが「今日は貴女のお披露目も兼ねているの宜しくね」って微笑んだ。


私は複雑な顔をする・・・。お義母さんが私の肩をポンと叩いて「もう・・そんな顔をしないで」って言った。


お義父さんの会社関係の人が次々に挨拶をしてくる。ひろくんが「これは笹岡専務さん、妻の結衣です」って紹介する。


専務さんが「ひろきくんおめでとう。又可愛い奥さんを貰ったね」って言いつつ私に向かって「奥さん、ひろくんを支えてやって下さい」って言われた。


私は「一生懸命支えますので、ご助言をお願いします」って返事をした。専務さんは「これで、葵さんは安心だ」って笑って言った。


最後に弘子や薫がやってくる「「ひろきさんおめでとう」「結衣は社交界デビューだね」ってからかわれた。


そしてケーキが準備される、私は「やっぱやるんだ・・・ろうそくの吹き消しを・・・」ってひろくんを肘でこついて笑った。


この時点でひろくんは皆にかなりお酒を飲まされかなり赤くなっていた。


やはり玲奈さんの合図で照明が消され、ひろくんがケーキのろうそくを吹き消す、ケーキが配られて徐々に会社関係の人は「お先に失礼します」って帰って行った。


弘子たちも「私たちもそろそろ引き上げます」って言ってひろくんに封筒を渡し「これ皆の誕生日プレゼント結衣と一緒に行ってね」って手渡した。


ひろくんは中身を見て「ありがとう」そして「結衣これ預かってて」渡された。ひろくんはお酒でかなりきつそうだ。


玲奈さんが「そろそろお開きにしましょう」って誕生会を終わらせる。


お義母さんが「ひろきだいぶ無理したようだね、結衣ちゃんお部屋に連れて行ってね」って言ったので、私はひろくんに肩を貸しひろくんの部屋に連れて行った。


ベットに座らせるとひろくんは「水」って言ったので、冷蔵庫からミネラルウォーターを出しコップに注ぎ手渡すと、一気飲み干し「少し横になる」って言ってベットに横になる。


私がコップを片付けて戻ると寝息を立ててもう眠っていた。


私は「え~・・・もう寝ちゃったの今日はひろくんと一緒になろうと思っていたのに」って私は頬を膨らましたけど寝顔がカッコいいのでキスだけにどどめた。


ひろくんの上着とネクタイを脱がせ、上にシーツを掛けてお義母さんが居るリビングに行った。


私は「お義母さん、ひろくん寝ちゃいました」って告げると、お義母さんが「ひろきはがんばり過ぎたみたいね、でも今日でお義父さんの会社関係にも顔見世したから、これから色々宜しくね」って言ってきた。


私は「わかりました」って返事をして、ひろくんの元に戻ろうとすると、お義母さんが「今日は残念だったね」って少し笑って言った。


私は赤くなって無言でひろくんの元に戻った。


私はシャワーを浴びて寝間着に着替えひろくんの横で眠りに着いた。




*******************


ひろきサイド


俺はいつも間にか眠っていたらしい。横を見ると結衣が静かに寝息を立てていた。


結衣を起こさないようにベットを出てシャワーを浴びてさっぱりして再び眠りに着いた。朝起きたときには結衣はもう隣に居なかった。


ダイニングに行くとお袋と結衣が楽しそうに朝食の準備をしていた。俺は「おはよう」って声を掛けた。




誤字脱字を指摘されちゃいました。

もちろん私が悪いんですが、出来る範囲で修正をします。

基本内容は変更ないです。

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