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盛大な誕生日会?(準備編2/2

盛大な誕生日会?(準備編2/2)


里美サイド


現在私は結衣達の後を付けている。女4人男1人で行動しているようだ。しかも男の人は屈強な体格をしているし、もう一人の知らない女の人が腕を組んで歩いている。


かなりの視線は彼女たちに注がれているから、私は見つかりにくいけど一応気をつけて後を付けるとオープンカフェへと入って行った。


しばらくすると手下の男どもがやってきた。


私は「野呂は待機してて、西森と奥川は「彼女らが出てきたらさりげなく声を掛けて目的の探りを入れて」って命令した。


野呂に買いに行かせた缶ジュースを飲んでいると結衣達が出てきた。私は「今よ」って西森たちの背中を押した。


俺(西森)は里美に突かれ仕方がなくカフェの入り口へと歩いてさも見つけたように声を掛ける「よ! 葵さん」って声を掛ける。


彼女らが俺たちを見ると白鳥さんが「あれ、西森君と奥川君じゃないどうしたの」って聞いてきた。


俺たちは「ゲーセン」って答えて「あんたたちは?」って聞いた。


渡辺さんが「私たち結衣の買い物のお付き合いよ」って教えてくれた。


「何を買うの?」って聞くと葵さんが「だめ恥ずかしいから・・・」って教えてくれなかった。


男と一緒の女の人が「勝負下着」なんて言うものだから、彼女たちが「何言ってるんですか」って真っ赤になりながら否定した。


俺たちも「え~」ってびっくりすると女の人が「冗談冗談」って笑った。


くそ・・・からかわれた!!俺たちは「へん・・・!!じゃあな」ってその場を離れ里美に報告する。


里美が「あんた達役に立たないね」って一括されたので俺は「そんなもんしるか!」って里美を無視してゲーセンへと足を運んだ。


西森たちと別れた後、彼女たちは繁華街を歩きジュエリーショップ”サザンクロス”へと入っていった。


少ししてから店の中に入ると彼女たちは奥の部屋に案内されたようで最後の男の人がドアの奥に入っているのが見えた。


私はさすがに野呂と一緒では罰が悪い早々に店を後にする。


外で2時間以上待っても出てくる気配が無い、私はあきらめて野呂を帰し先生のプレゼントを探しに他のところを回ることにした。





********************


結衣サイド


私は間宮さんの彼女さんにお茶でもしながらどんなのにするかを決めましょうってカフェに向かった。


中に入り奥の席に座ると正式に挨拶する。


まず間宮さんが彼女を紹介する「彼女は木村 麻美さんで正嘉大の二回生」って言うと、麻美さんは「悟の彼女やってます木村 麻美ですもちろん一つ上だから尻に引いてます」って笑いながら挨拶した。


私たちは「白鳥学園の二年生で葵 結衣です」「同じく白鳥 弘子」「私は渡辺 薫」って挨拶した。麻美さんは「皆さん綺麗な人ね特に結衣ちゃんは可愛いわね」って間宮さんを肘で突いた。


間宮さんは困惑した顔をする。さらに麻美さんは私に向かって「あんたどこかで見たことがあるような気がするけど・・・」って悩んでいる。


私は苦笑し弘子と薫はお互いに顔お見合わせ「ふふふ・・・この話は後で」って先送りした。


そして麻美さんは「贈り物の相手はどんな人」って私に聞いてきたので、相談相手だから、私は正直に「誕生日プレゼントです相手は私の旦那さんで今年で28歳になります。学園で教師しています」って言うと麻美さんは一瞬固まった。


「え~・・・貴女結婚してるの?高校生でしょう、しかも通っている学園の教師?・・・まるで小説じゃん」って少し大声を出した。


弘子が”貴女結婚してるの?”って言ってところで慌てて唇に人差し指を縦に当て「し~」って制したので、後は声が小さくなったが店内の客の何人かは振り返って私たちを見た。


そして「へぇ~今日は旦那さんの誕生日のプレゼントを買うんだ。後で馴れ初めでも聞かせてね」ってにやけて言ってくれた。


麻美さんは私に「どんなプレゼントかを考えている?」って聞いてきた。私は「ぜんぜんです」ってうな垂れた。


麻美さんは「それは困ったわね、定番ではネクタイとか財布かな・・・」ってあごに手をやって思案する。


「あ・・・先生なんでしょう。ジャージなんてどう?」って言ってきた。


私は「運動系じゃないから着てないよ」って言うと「そうなんだ・・・」考えに詰まった。


麻美さんは「忘れてた、予算は?」って聞いてきたので、私は片手を出すと、麻美さんは「え・・・五千円?」って言ったので「ううん、五万円以上は十分にあるの、多少の予算オーバーは大丈夫」って告げた。


だって、お母さんに会ったときに「これで」って誕生日用にお小遣いをくれたんだもん。


麻美さんは「すごい・・・予算は十分ね」って目を丸くした。そして「かっこいいネックレスでも買いますか」って言うと、弘子や薫も賛成してくれた。


薫が「じゃあ、サザンクロスだね」って行き先が決定した。


全員が飲み終わり店を出ると同級生の西森君と奥川君に会った。ゲーセンに行くらしい。


私たちは彼らと別れてジュエリーショップ”サザンクロス”へと向かった。


前回と同じく店員さんに薫が「渡辺ですが店長さんは居ますでしょうか」って尋ねた。


横の方に居た店員さんが「あ、貴女はこの前の・・・私が呼んでくるわ」って、最初に逢った店員さんに前回逢った店員さんが言って奥に入っていった。


すると奥から以前逢った店長さんが「お久しぶり本日はどうなされました?」って聞いてきた。


薫は「一柳店長すみませんが今日は結衣の旦那さんの誕生日プレゼントを選びに来ました。


一柳店長は「え~旦那さん?・・・貴女たちって高校生じゃなかったって」ってビックリした。


薫は私の左手を店長に見せて本当だよって告げた。


店長が「あ・・・これって渡辺デザイナーさんの一番のお気に入りのデザインじゃないですか、なぜ貴女がそれを・・・」


薫が「まあまそれは後にして、今日の予定は男性用のネックレスなのよろしくね」って言うと、店長は「はい、薫様、奥のお部屋にどうぞって全員を案内した。


奥のVIPルームで店長が「ではご相手の年齢や感じをお伝えください」って言ってので、私は「えっと」って言うところを薫と弘子が「「彼女の旦那さん芸能人のHIROそっくりなんです」」なんてハモって言ってので私は顔が真っ赤になってしまった。


麻美さんや一柳店長は苦笑して店長が「わかりました」って部屋を出て行った。


麻美さんが「結衣ちゃんの旦那さんてカッコいいんだ」って言って、さらに弘子たちが「本当にそっくりなんだ」なんて言うから慌てて薫たちに「ちょっと!」ってあまりしゃべらないように彼女らを制した。


しばらくすると店長が数十点の品物を持ってテーブルに並べた。さらに三点ほど私の前に出し「これが私のお勧めなの」って開けて見せた。


ずらった並べられた物を見る限り確かに店長のお勧めが良さそうに見える。


私は三点の中の第一印象が良い一番シンプルなデザインを選んで手に持つと、店長が「あら、いいセンスしてますね。そのデザインは薫さんのお母さんなのよ」って言った。


薫が「そうなの?」って言うと店長が「はい」って告げる。私はそのデザインが気に入り「これにします」って店長に告げた。


薫が「ありがとうね、お母さんのデザインを選んでくれて」って言うと私は「ううんだってこれが一番気に入ったんだもの」って告げた。


もちろんお値段は予算内だった。


麻美さんも「並んでいる中で一番ね」って言ってくれた。


しかし私のプレゼントが決まってからも、これは彼に合うかな?なんてとっかえひっかえ作品を見てわいわいしたので結構時間がかかってしまった。


私はありがとうって頭を下げてお礼を言ってた。店長が「お買い上げありがとうございます」って私たちは店を出た。


弘子たちと別れて駅に行きお義母さんの元に向かうことにする。お義母さんにプレゼントを預けるために。だって家に置くとひろくんにばれちゃうから・・・。


準備万端後は誕生日当日で行うだけだ。ひろくんの誕生日は学園近くの上水道の工事が有り半休なんだ私は終わるとすぐお義母さんの元に駆けつけた。


玄関の横には村瀬装飾店と野村電気工事って書いたワゴン車が2台止まっていた。


玄関を入って「お義母さん、ただいま参りました」って告げながら入ってゆくと、怒鳴る声が聞こえる「こら!亀ちゃんそこは違うだろう」って言う声が聞こえる。


奥に行くと村瀬さんが何か指示していた私は「ご苦労様です」って挨拶すると、村瀬さんが「お!結衣ちゃんだったっけ今準備してるから危険だから近寄らないように」って告げた。


後ろでお義母さんが「結衣ちゃんこっち」って手招きした。私は「はーい」って返事をしてお義母さんの元に向かった。


お義母さんはダイニングに昼食を準備していた「結衣ちゃん手伝ってね」って私にエプロンを渡してくれた。


エプロンは私専用の可愛い刺繍が入っているピンクのエプロンを掛けてお母さんを手伝う。


お義母さんに言われた通りテーブルに並べる「結衣ちゃん全員で6人だからね」って六人分の料理を並べる終わると、お義母さんが「村瀬さんたちに食事が出来たのでここまで案内してね」言ったので、私はエプロンをはずし村瀬さんがいる部屋の呼びに行った。


私が「村瀬さんお食事の準備が出来ましたのでダイニングまでお越しください」って言うと「おぉ 了解 お~い皆食事休憩だぞ」って告げると、中から「「了解」」って返事が返ってきた。


全員が私の後ろを付いてダイニングまで来ると、村瀬さんが「紹介がまだだったね」って職人さんたちを紹介し始めた。


「まず俺の横の隣から片腕の高坂 斎君そして長女の玲奈その隣が電気工事の野村 誠司さん横が亀沢 和男君」って紹介してくれた。


私は「本日は私の為にありがとうございます。よろしくお願いします」って挨拶すると、野村さんが「今日は盛大な誕生日会だね、お兄さんのかな?」って言ってきた。


私がばつが悪く下を向いていると、お義母さんが「誕生日の主役は私の息子よ、彼女は息子の嫁さんなのよ」って言うと全員が目が点で固まった。


それでもいち早く立ち直った玲奈さんが「貴女ってコスプレでのしてるの?その制服白鳥学園そっくりだけど・・・」なんていうもので、私は思わず「コスプレじゃないです現役です」って言って「あ!」真っ赤になって顔隠した。


お義母さんが「その話はおいおいに、先に食事をしましょう」って皆にいすに座るように即した。


村瀬さんが「昼からも結構一杯作業が有りますので食事をいただきましょう」って率先して座ってくれた。


私はお母さんは6人分だよね5人しかいないけどって不思議に思っていると、お義母さんが「結衣ちゃんは玲奈さんの隣ね」って「皆さん家の嫁も一緒にお願いします」なんていうので私は「お義母さん」って叫んでしまった。


私は「すみません」って言いながら一緒に食事をすることになった。


「「いただきます」」って全員で食事にかかる。一人用なべを開けると湯豆腐が入っていた私がおいしそうって顔を近づけるとめがねが汚いらしく曇ってしまった。


私は眼鏡をはずしてレンズを拭いていると隣の玲奈さんが「貴女って見たことがある」ってつげ頭をひねっている。


皆が食べていると大きな声で「あぁ・・・貴女ってファッション雑誌のモデルじゃない」って言ってきた。


私はすこしうつむいて「はい」って答えた。亀沢さんが「ふん~たしかに可愛いね、のむさん」って言ったら野村さんは「そんなの興味ねえ」って言って黙々と食べ始めた。


村瀬さんが「そういえば綾乃が何か言ってたな」って言うと玲奈さんが「なにお父さんなぜ妹が知っているの?」って尋ねると。


「ああ家に一度来たからな」って告げると「午後からも大変だから」ってあわてて食事を進めた。


玲奈も私に「あとで聞かせてね」って食事を進めた。そして食事が終わりすこし休憩中に玲奈さんとお話した。


玲奈さんは専門学校のデザイン科で歳は二十歳でデザインの勉強にお父さんの手伝いをしているんだって。私は綾乃ちゃんに話したぐらいの話をお話した。


休憩が終わり皆さんは又部屋に戻って作業を行っている。私はお義母さんと後片付けを行い部屋の装飾ができるのを待った。



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