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盛大な誕生日会?(準備編1/2)

盛大な誕生日会?(準備編1/2)


長い夏休みが終わりを告げるとすぐひろくんの誕生日がやってくる。始業式の日に私は弘子たちにお願いをした。


今私はひろくんの誕生日プレゼントを探しに弘子たちとショッピングモールに来ている。弘子たちにお願いしたのはこのことだ。


今回は夏休みの件(お母さんへのお土産での集合時の事件)もあり予め以前にお世話になった間宮さんに警護お願いしてあるので私たちに声を掛ける人は居ない。


しかも間宮さんの彼女も一緒に考えてくれるそうで助かりそう(御免ね、ひろくんいい考えが浮かばない)・・・。


でもそんな私たちを遠めでにらんでいる人が居るのに気づかなかった・・・。





*************************




今より一週間前・・・。里美サイド


私は葵先生を私に振り向かせる為取り巻きと子分をファミレスに集め作戦会議を繰り広げる。メンバーは以前葵先生の自宅を訪ねて行ったメンバー(由美を除く)と以前事件を起こした山田君の子分の西森と奥川とさらに私の足の野呂がメンバーで男連中は私の全員パシリに使っている。


私の調べによると葵先生は九月に誕生日を迎えるらしい。私が竹谷先生に色目を使って聞き出した情報だ。色ボケ親父なんてちょろいもんなんだ。スカートを短くしてすこしパンチラすれば、こそこそと私のスカートの中を覗こうと体制を変える。そこですこし胸チラしお願いしたら簡単に教えてくれた。中年親父ってスケベなんだから!!。


そして、どうも葵先生と結衣はなんらかの関係があるように思える。修学旅行などはまさにそんな感じだったけど後はつけられなかった。


葵先生の住所は調べられたが結衣の住所は個人情報管理がしっかりしていて調べることは難しく手に入らないので先生との関係はわからないままなのだ。


私は皆に「私が葵先生をゲットできるよう協力すること!」って全員に強要し具体的な作戦を考える。


①葵先生の行動を調べる。これは男子に任せる。とくに野呂はバイク乗りだから先生の車の後を付けさせるのに都合が良い。


②結衣の行動も調べる。これは私たちで後をつけることにする。


③後は既成事実をいかに作るかだ・・・もちろん目撃者は多いほうが良い。





野呂に葵先生の車を付けさせるがうまいこと付けれないらしい「こら野呂何やってるんだい」って私が怒っても「すみません。なぜか知らないうちにまかれちゃうんですよ」って嘆いていた。


私も結衣の後付けるんだけど電車を降りてからいつも素敵なおば様が迎えに来ているらしく後を付けられない・・・仕方がなく私の足(野呂)をいつも降りる駅に待機させ後を付けることにした。


今日も結衣の後を付けるといつもの駅に降りず違う駅に降りると大きなRV車に乗ってどこかに行ってしまった。今日も失敗した・・・彼女の行動が読めない・・・。


私は懲りず次の日も後を付ける。今日はいつもの駅だ。私は待たせてある足(野呂)に結衣に見つからないように先回りしヘルメットを受け取り追跡の準備をする。


やっぱりいつもの女の人が迎えに来ている。小母さんが結衣に軽く手を振り「結衣ちゃんこっち」って言っていると結衣が「お義母さんいつもすみません」って一緒に車まで歩いてゆく・・・。


私は「お母さん」???親子には見えないんだけど、何気に聞こえた言葉ですこし情報を得た。彼らは赤いスポーツカーに乗って走り始める。追跡開始だ足(野呂)に「後をつけて」って私は彼の腰に手を回し振り庇護かれないようにする。


赤い車はかなりのスピードで市街地を走ってゆくがその後を必死で追いかける。しばらく走ると郊外型のショッピングセンターへと車を止め二人して入っていった。


私はあわててバイクを降り二人を追う降りた際に「電話するから駐輪場で待っているように」って足(野呂)を残した。二人に見つからないように距離をとって様子を伺うと二人は食材を購入しているようだ。


二人は仲良く何かをしゃべりながらショッピングカートに食材を入れている。ふと「今日は何を作るんだろう?」なんて思う・・・おとと慌てて妄想から首を横に振る。


二人は仲良くレジに並んで会計を済ますと出口に向かって歩き出した。私は慌てて電話を掛ける「野呂!準備をして」って告げて少し離れて後を追う。


結衣たちは出口を出て赤い車のほうに歩いてゆく、私が出口を出るとバイクが横付けされるそして「どうぞ」ってヘルメットを渡してくる。ヘルメットを素早く被り追跡の準備をするとやがて赤いスポーツカーが駐車場から出てゆくのを発見する。


私は「つけて」って言って彼の腰に手を回す。彼は「わかりました」って素早くバイクを発進させ後を追いかけ始める。赤いスポーツカーは自動車専用道路をぐんぐん飛ばして走る。


そしてトラックの間をスラロームのように走り私たちを振り切るがごとく走るとバイクも同様にスラロームし追いかけるが結衣の乗った車が大きなトラックを追い越したとたんに車が居なくなってしまった・・・その時彼が「やられたさっきトラックを追い越してから素早く専用道路を降りて行かれたと思う」って唸った。


私は「ち・・・」舌打ちした。次の日も同様な感じでまかれてしまう私は「ばれているのか・・・な」困った。


でも次の日は休みで私は先生へのプレゼントを購入する為に郊外のショッピングモールに出かけると結衣たちを見かけた。慌てて携帯で足(野呂)を呼び出す。


その間結衣達を見つからないように後をつけた。





*******************


ひろくんサイト


夏休みが終わり学校が始まる。俺が帰ると後ろからバイクがつけている様だ、なにせ俺は後を付けるパパラッチたちには敏感なのだ、しかし今回はパパラッチやゴシップ記者ではないような感じなんだがいやな感じだ。


俺はいつもの振り切る技で車を操りバイクを煙に巻くがバイクに乗っているのは内の学園の生徒のようだ結衣になんかあるかも・・・だが結衣に言うと心配するから黙っていよう。


今年も例年と同じく事務所がファン相手に誕生日会を行うんだが今年は日曜日じゃないが側近の日曜日に行うんだ。いつものホテルに俺の年齢分の28名を招待して行われる。


でも本当の誕生日はちゃんと結衣が祝ってくれるはずだ。今年はどんなプレゼントかな今から楽しみで自然に笑顔になる。ファンから「キャー」って悲鳴やため息が聞こえた。


そんな声を無視して最後に別れの挨拶を行う「皆さん、本日は私の誕生日会に来て頂いてありがとうございます。これからもファンの皆様に愛されるようにがんばりますので応援をよろしくお願いします」って締めくくりファンの誕生日会が終わる。「芸能生活も大変だ!」





********************


お義母さんサイト


今日は結衣ちゃんと息子の誕生会の打ち合わせで駅まで迎えに行く。駅前の駐車場にフェラーリを置くと駅前まで結衣ちゃんを出迎える。手を振ると彼女も手を振って駆け寄ってくる。


やん・・・結衣可愛い・・・やっぱり結衣をお嫁に貰ったのは大正解だったわ。


結衣ちゃんを乗せショッピングセンターへと走らせると不審なバイクが後を付けてくる私は???だけどこんなやからには慣れているから買い物の後でまいちゃおうっと。


結衣ちゃんと久々に一緒に食材の買い物が出来る。結衣と野菜などの選び方や結衣のお母さんから教えてもらったと言うレシピを見ながら食材を購入するがやはり女の子と一緒がいい。


紺野さん・・・結衣ちゃんを大事にするね。



********************


私は夏休みが終わってもひろくんの誕生日が控えているので忙しい。誕生日までは弘子やお義母さんとの打ち合わせで一度たりとも真直ぐにマンションに帰ってことが無い。


これが効をしているみたいで助かったみたいって言うのは後でわかった。


今日は弘子の婚約者の新條さんが迎えに来てくれる。私はシンガポールのお土産を持って新條さんの車に乗り込む大きい車だった後ろに450hって書いてあった。


この車すごく静かなんだ。新條さんに「この車静かですね」って言うと新條さんは、ニヤって笑って「この車、弘子君のお気に入りなんだ」って告げた。私は「弘子ってこういう車が好きなんですね」って尋ねたら、「彼女はSUVが好きなんだ」って答えさらに車を加速させた。


新條さんの知り合いの装飾を主にしてくれる会社に連れて行ったもらった。店の名前は村瀬装飾店って名前だった。


店に入ると40歳前後のいかにもって感じの男性が現れた。新條さんは「村瀬さん、この前お話した件で本人を連れて来ました。彼女が依頼人の葵 結衣さんです」って私を紹介してくれた。


私は「葵 結衣です。今回はお義母さんに頼まれて飾り付けの打ち合わせをお願いに参りました」って頭を下げた。店の主人さんも「村瀬 徹って言います。話は彼から承っておりますのでいい思考じゃないですか、引き受けさせてもらいます」って挨拶をしてくれ、私はほっと肩の荷が下りた。


村瀬さんは「奥の部屋で打ち合わせしましょう」って私たちを奥へと案内した。奥の部屋に行くと中学生らしい女の子が机にすわっらパソコンで何かをしていた。


村瀬さんは「綾乃悪いけどコーヒーを入れてくれないか」って言うと女の子が顔を上げ「うん、パパ・・・・・・」って言った瞬間固まっている。


「綾乃どうした?」って固まっている女の子に話しかける。しばらくして・・・「白鳥 葵さん?」って私を見て言った。私は「あ・・・」そういえば私は車の中で三つ網をはずしてしかもすこしめがねが緩んでいたので今はかけていないので車を降りる前にコンタクトにしたんだ。


新條さんが苦笑していると後ろから声が聞こえた「綾乃ちゃんその通りだよ彼女がジュジュ専属モデルの白鳥 葵ちゃんだよ」って声が・・・私は声のほうを見ると「弘子・・・もう来たの」って声を掛けた。


弘子は「早めに用事を済ませたから特急で来ちゃった」って笑顔で笑った。女の子が「弘子お姉さん言ったこと本当?」って尋ねてきた。弘子が「本当だよ」って告げると女の子はあわてて「村瀬 綾乃です」って頭をペコっと下げて「お父さん飲み物用意するね」って奥に入っていった。


村瀬さんは「すみませんね、おてんぼうなもんで」って頭を下げた。私は「いいえ、活発で明るいいい子じゃないですか」って綾乃ちゃんを褒めてあげた。


いすに座って打ち合わせを始めていると綾乃ちゃんがお盆に飲み物を持って現れた。「はいどうぞ」って飲み物が置かれる。


コーヒーが置かれる中、私の所はミルクティーが置かれる・・・私が頭に??を描くと綾乃ちゃんが「葵さんてミルクティーがお好きなはずですよね」って微笑んだ。


私が「え?何で知ってるんです」って聞くと「ジュジュにプロフィールが書いてあるんです」って答えてくれた。


あれれ私そんなこと言ってないけど・・・。私は思わず「あ・・・お義母さんだ」って言ってしまった。


綾乃ちゃんは「お母さん?」って首をかしげたけど、さらに「私は来年白鳥学園に転入するの、白鳥先輩よろしくお願いします」って私に頭を下げた。


すると弘子が「白鳥は私、彼女の本名は葵 結衣って言うの、けど何で結衣が白鳥学園って事知っているのプロフィールにも無いはず」って尋ねた。


綾乃ちゃんが「学園のパンフレットに乗っていますよ」って隅にあるディスクからパンフレットを持ってきた。


弘子がパラパラとめくるそして「あ・・・これ結衣じゃん」って制服の説明の処を開いて見せた。私も覗き込む・・・「!思い出した。それってお義母さんに去年撮影したんだ」って思い出した。


綾乃ちゃんが学園の話で盛り上がろうとしたときに、村瀬さんが「おい、彩乃今日はそんな話できてくれたんじゃないぞ」って言うと綾乃ちゃんは少し舌を出して「ごめんなさい」って奥に入っていった。


村瀬さんは「学園に入ったらよろしく」って苦笑し本題に移った。「場所は葵さんのパーティールームで良いんですね」などの打ち合わせ、実はひろくんの誕生日パーティーを盛大にやろうって計画なの。


打ち合わせが終わり車でマンションに戻る途中弘子が「結衣、明日は?」って聞いてきたので「明日と明後日はお義母さんと食事や詳細の打ち合わせだから明々後日はお願いね」ってプレゼントの買い物の付き合いの確認をした。


弘子は「大丈夫、薫もちゃんと付き合ってくれるって言ってたしボディーガードも頼んであるし」って笑った。




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