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新婚旅行はシンガポール?(観光編その1)

新婚旅行はシンガポール?(観光編その1)


まぶしい朝日を浴びて目が覚める。横を見るとひろくんがもそもそと動いて今にも起きそうな感じがして寝顔を見るとひろくんがパッと目を開けた。


私は少しビックリして「おはよう」って言うと「おはよう」って返してくれ私を抱きしめ目覚めのキスタイムになった。


しばらくキスをしてから私は先に着替えてお母さんの朝食の準備を手伝いにキッチンへとエプロンをつけて行った。


キッチンに着くと丁度お母さんも着いたところで「結衣おはよう」「お母さんおはよう」挨拶し朝食に掛かった。


お父さんは和食党だから定番のご飯に味噌汁で、お母さんは味噌汁を作り私は鮭の塩焼きを焼く係りになった。でも紺野家の味噌汁つくりを学べるようにお母さんは動作を口に出して作業してくれる。


葵家とは味噌が違う紺野家はミックス味噌だけど葵家は赤味噌なんだ。お義母さんにもらったレシピ帳を出してきて時々メモする。私は鮭をオーブンで焼くことにする。中を時々覗きながらお母さんの言ってることをメモる。


やっぱりこのノートを持ってきて良かった。お母さんも「ごめんね本当だったらちゃんと花嫁修業を教えてから嫁がせるつもりだったんだけど・・・葵のお母さんが結衣をしっかり鍛えてくれているようで申し訳ないわ」って謝ってきた。


私は「大丈夫だよ、ひろくんのお母さんって私にいろいろ親切だもん、お母さんも好きだけどひろくんのお母さんも好きだよ」って言うと後ろから当然声が聞こえ「結衣はちゃんと主婦業もこなしていますよ」ってひろくんの声が聞こえた。


お母さんが」もうすぐ出来るからひろくんは座って待ってて、結衣 お父さんを起こしてきて」言った。「はい」って寝室に向かおうとすると「お父さんたぶん狸寝入りのはずだから合わせてあげて」って言ったので私は「うん、甘えてくる」ってお父さんがいる寝室に向かった。


部屋の前でコンコンノックする「お父さん、起きてる?・・・」返事が無い。さらにノックするそして「お父さん、起きてる?・・・お父さん入るよ」ってノブを回し中に入る。


部屋は私たちの泊まっている部屋と作りが同じだ。さらに寝室のドアで「お父さん、起きてる?」って確認する。やはり返事が無い。お母さんが言ったとおり狸寝入りかな?


私は「お父さん、入るよ」って寝室のドアを開けて中を覗くとベットのタオルケットがすこしゆれたのが見えた。やっぱりお母さんが言ったとおりの狸寝入りのようだ。お母さんに言ったようにお芝居に乗ることにした。


ベットのそばに行きそばで「お父さん、起きて」って言うとお父さんは「うん~」って言いながら私の手を握ってベットの上に引き込んだ「キャー」小さな悲鳴もどきを上げベットの上に転がり込むと・・・。


お父さんが「わ!!」って私を脅かしてきた。私は「私、結衣だよ。お父さん起きてきて」って言うとぱっと顔を上げ「おはよう、結衣」って言ってきた。私も苦笑いしながら「お父さん、おはよう」って挨拶した。


お父さんは「結衣、ごめんお母さんと間違えた」って笑った。私は「もう・・・お父さんたら」って手を引っ張って起こした。するとお父さんが「ひろくんにも同じことしてるのかな?」なんて冷やかしてきた。


私はさっさと部屋を出るようにし「早く来ないと先に食べちゃうよ」ってダイニングへ戻っていった。お父さんは「結衣、ちょっと待ってくれ」ってあわてて起きてきて「外で待ってくれ早く着替える」っていった。


すばやく着替えたお父さんと一緒にダイニングに戻った。ダイニングに行くとお母さんとひろくんが雑談していたようで私が声をかけると振り返り「「お父さん、おはよう」って言ってきた。


全員そろって朝食をする。終わりがけにお父さんが「私は今日は離せない仕事があるので出勤なんだ。代わりに案内人を頼んだよ」ひろくんは「そんなに気を使わなくても」って告げたが「だいぶ前にお願いしていて快く引き受けてくれた。私の右腕の奥村って言う人で気さくないい奴だよ」って食事が終わると出社の準備にかっかった。


私たちもお母さんに「出かける準備をしなさい」って言われ、私たちの部屋に戻り出かける支度をすることにした。準備が終わりリビングに行くとお父さんは準備を終え私たちを待っていた。


お父さんが時計を見て「もう来るころだな」って言ってると玄関の呼び鈴が鳴った。お母さんが玄関へと行ってくると男の人を連れて現れた男の人は「おはようございます紺野支社長」って挨拶した。


私たちも「おはようございます」って挨拶をする。


お父さんは「奥村君おはよう、今日は休みのところありがとう」って言いながら私たちに紹介した。奥村さんは「紺野支社長の下で働かせております”奥村 幸政”です案内は任せてください」って挨拶した。


私たちお父さんに紹介される。この子が私の娘の結衣で隣が旦那のひろきくんだ。って紹介するとひろくんが「娘婿の葵 ひろきですよろしくお願いします」私は「妻の結衣です。お願いします」って挨拶した。


奥村さんは「娘さん若いですね」って言うとお父さんは「うん、現役の女子高生だからな」って言うとビックリしていた。さらに「あれれ、娘さん私どこかで見たような気がしますが・・・」って頭を悩ませた。


さらに「ん・・・旦那さんってHIROによく似ているって言うかそっくりなんだけどまさか本人なんてことはないですよね」って言うとお父さんが「そのまさかだよ」って告げた。


奥村さんは「家内がファンなんです、後でいいからサインもらえます?」って言ってきた。俺は「サインはいいけど結婚のことは秘密なのでよろしく」って告げた。


奥村さんは「わかりました。サインはよろしくお願いします」って言うとさらに「ここは結構日本人の赴任者や観光客も一杯いますすこしは変装された方が・・・」ひろくんはポケットからサングラスを出して掛けて「これでいいかな?」って言うと「いいと思います」ってつげ「では案内します」って玄関へ向かった。


玄関ではお父さんを迎える車と私たちの車と2台あった。私たちのは白いコンバチブルだった。私たちを後ろの席に乗せ奥村さんは「出発します」って車を発進させた。


奥村さんは「手始めにシンガポールと言えばマーライオンでしょう。そこに向かいます」って告げた。来る前にすこしは下調べをしたけど役に立つのかな?


しばらくするとマーライオン公園に着いた運転手さんを残し奥村さんの案内で像を見える場所へと案内され「これがシンガポ-ルの像徴ともいえる伝説の動物マーライオン(頭がライオンで体が魚)の像です。


奥村さんは「ここで写真を撮りましょう」って撮影ポイントに私たちを案内しカメラを構えカメラマンよろしくバシャバシャとシャッターを切っていった。


ひろくんは私の腰に手を回したり後ろから抱きしめたりカップルが取るポーズで一杯記念撮影をしてもらった。


公園を一回りしてから次の場所へ移動した。次はセントーサ島のある巨大なマーライオンを見に行く近くに行くと「ひろくん大きいね。えっと高さは37メートルだったはず」って話すと奥村さんが「お嬢さんよく調べましたね。ここの像は中に入ることが出来ますよ。せっかくだから中にも入りましょう」って公園の入り口に車を止めた。


像の足元についてチケットを買って中に入る大きいので中にエレベーターがあるこれである程度上がってから階段で上に昇るそうだ。エレベーターに入ると一緒に日本人のカップルが3組乗ってきた。


新婚旅行のようで全員が恋人つなぎで手をつないでいる。ひろくんの脇を肘でちょんとつついたら私にもちゃんと手をつないでくれた。奥村君は見てみない振りでガイドを装っている(案内してくれているのでガイドって言ってもかまわないと思うけど・・・)


エレベーターを降りてから階段で上へと昇る。階段が狭く格好きつい上がりきると頭の上に出たようで見晴らしがいい。ひろくんと眺めていると日本人カップルの一組が私たちに声を掛ける。


「あの~もしかして貴女は白鳥 葵さんじゃないですか」って聞いてきた。私はビックリしてしまったって顔をした。でもひろくんがフォローしてくれた「結衣っていつも間違えられるんだ。まあ僕としては嬉しいんだけどね」って言ってくれた。


するとほかのカップルも寄ってきて「私たちも思ったけど違うんだ」って話してきた。そして「あなたたちもハネムーンですか」って聞いてきたのでどう答えようと思ったらやっぱりひろくんが「もちろんハネムーンですよ」ってカップルつなぎの手を見せていった。


ほかのカップルがひろくんに「奥さんお若そうですね十代かな」なんて言ってきた。皆さんそれなりの歳のようでいかにもって感じなのだけど私だけは浮いているように若く見えるようだ。


ひろくんが「もちろん十代ですよ」って言うと旦那さん全員が「うらやましい」なんていったので男性人全員に奥さんたちに肘鉄砲が飛ぶ「「「ゴホ」」」ひろくんと私は苦笑いが出る。奥村さんは笑いをこらえるのに必死だ。ばつが悪く後ろを向く。やはり奥さんが女子高生なんて言えないよね。


後はたいした話しもせずゆっくり降りていって下で皆と別れた。ハネムーンカップルと別れた後奥村さんが「道理で結衣さんを見たことがあるはずなんだ。モデルをやっているんですね。確かどこかの企業CMに出演しているはずですね」って言ってきた。


私は「奥村さんってここにいるの長いですよねなぜ私がわかるんです?」って聞くと。奥村さんは「インターネットですよ。人気の動画はすぐにアップロードされますからね」って言い「しかもそのCMの再生回数は以上に高いですよ」って情報源を教えてくれた。


私たちは顔を見合わせて「インターネットに流れているんだ」ってビックリした。


奥村さんは「こちらは熱帯ですから大きい昆虫が一杯いますよ」って昆虫館バタフライ・パークに連れて行ってくれた。


バタフライって言うだけのことはあって中に入ると一面蝶で一杯になっている。すごくきれいだ。後は世界の昆虫やシンガポールの昆虫たちが標本で展示してある。ひろくんは昆虫は好きみたいで熱心に見ていた。なにげに「結衣との子供が男の子だったら昆虫採集やりたいな」って言った。


私は赤くなり「そうだね」ってしか言えなかった。私とひろくんの子供・・・「赤ちゃんいいな」なんて思った。まだひとつになっていないのに・・・・・・。恥ずかしくて体中が暑くなってしまった。


ひろくんは私を覗いて「結衣?どうした?」って言ってきた。私は下を向いて「しらない!」って顔を隠した。


奥村さんは「もうすぐ昼ですから昼食にしましょう」ってつげて島にあるホテルのレストランに連れて行ってくれた。レストランは中国式で予約席へと案内され色とりどりの中華料理が出てきた。


高級食材のツバメの巣やふかひれなどでテーブルに並ぶひろくんは「美味しそうだな」って言うと奥村さんが「ではいただきましょう」って言うと二人で「「いただきます」」って言って食べ始めた。


二人で「「美味しい」」食が進むけど私はもうこれで一杯」って箸をおいた。ひろくんと奥村さんは未だ食べれるようだ。私はジャスミン茶で休憩する。


二人が「「もう駄目」」って箸をおくとテーブルの料理はほとんど無くなっていた。ひろくんたちもお茶で一服する。


その後近くにある水族館アンダー・ウォーター・ワールドを見ることにした。日本でも少ない水槽のトンネルがある凄く長くたくさんの魚が泳いで圧巻だ。さらに熱帯の色とりどりのお魚が舞っていて竜宮城のようにも見える。


ここの水族館はスキューバダイビングも出来る様だ。私は沖縄で一度やったので今回はパスすることにした。タッチプールでひとしきり遊んでからギフトショップでお土産を買って水族館を後にした。


島の周辺は観光スポットが一杯で回っているうちにお母さんたちが待っている時間になってしまった。


奥村さんは「後は又明日にしましょう」って帰宅することにした。「又明日はレーザーショー、ソング・オブ・ザ・シーを予約してあります。結構綺麗で気に入ると思います」って告げたので楽しみになった。


帰るとお母さんが「お帰りなさい。どうだった」って聞いてきたので「よかったです」って答えた。奥村さんは「又明日迎えに来ます」って帰って行った。


今日もお母さんに夕食を教えてもらうお母さんは「明日はお父さんも休みだから皆で出かけましょう」って明日の約束をした。


昨日同様にダブルベットでお休みなのだけど今日は昨日と逆で私が先に寝入ってしまった。「おやすみ、ひろくん・・・」



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