表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/78

HIROのライブツアー

HIROのライブツアー


夏休みに入ると私たちはひろきんの実家で過ごす事にする。ひろくんや私の追いかけを防ぐのに彼の実家は絶好の隠れ蓑になっている。


夏休みはひろくんの芸能活動が多くするようにしているのでマンションで独りきりになるとひろくんの不安が増えるので実家で暮らすとひろくんも安心できる。


但し私はお義母さんの着せ替え人形と化してしまうのが少しつらい。でも今回はマネージャーの白石さんが了解してくれたので1週間の付き添いをする事にした。私は白石さんの助手ってことすなわちマネージャー助手が私の1週間の肩書きだ。でも実質は何も出来ないただの付き人なんだ。


白石さんがひろくんの実家へ迎えに来る。私たちは白石さんの運転するワゴン車で事務所によってからツアースタートの会場に向かう。


会場に着くとファンが待ち構えている。「「「キャー」」」白石さんやスタッフたちはファンを掻き分けHIROを控え室へと向かうひろくんが入ってファンが居なくなってから私は車を降り控え室に向かうと控え室にはHIROの格好をしたひろくんが本を読んでいた。


私が入って行くとひろくんが「お、来たか」って声を掛けた。私は「ファンって凄いね」って話しかけた。


開演時間が来たので、ひろくんは会場に行った。私はひろくんを待って控え室で待機する。暇をもてあまして携帯でピピピネットサーフィンをする。


突然携帯画面が・・・メールが届きましたって告げた。送信相手は「あ、弘子だ」中身を見ると「ひままの、いまどこ?」って簡単な内容だった。


「いま、ひろくんのツアーの控え室、私今マネージャー助手なんだ」って送信ピ!。


返信は電話だった「もしもし結衣、なに?アルバイトなの」私は「違うよ、一緒にツアーに付いてゆくだけなの肩書きだけ助手にする事でパスを発行してもらうの」って言った。


弘子は「いいな旦那さんと一緒に居れて」私は「良いでしょう弘子も同じように新條さんにお願いしたら」弘子は「私はそこまではむり」二人で「「だよね~」」って話して携帯を切った。


泊まりはコンサート会場の近くのホテルのスイートで宿泊する。ホテルのレストランで食事中に弘子からの電話の話しをすると思わず苦笑していた。


こんな感じでひろくんとのツアー珍道中だった。もちろんツアーが無いときは近くの観光めぐりもして楽しい1週間だった。


俺は今回の全国ツアーの一部に結衣が同行するのを楽しみにしていた。しかも夜は一緒に眠れるので一晩で元気回復する。やっぱり結衣がそばだと安心だ。ただ1週間だけなのが惜しかった。


最後の日に突然お義母さんが現れ私を白鳥 葵に変身させHIROのコンサートで私をゲスト出演させられた。


コンサートの途中で司会者が私を呼ぶ「今日はスペシャルゲストが応援に来てくれました」


「ゲストをお呼びします」「雑誌ジュジュで活躍しているモデルの“白鳥 葵”さんです」


舞台横にスポットライトが当たる。私は仕方が無く舞台横から花束を持ってひろくんのところに歩いてゆくと客席から拍手が聞こえる。私ってHIROのファンでも歓迎されている?私はマイクで「今日はコンサートにお招きありがとうございます。これからご活躍を期待しております」って花束を渡した。


ひろくんは「ありがとう」って花束をを受け取り「葵チャンも活躍を期待してるね」さらに会場に向かって「皆俺もだけど彼女も応援よろしく!」って言うと。


会場からの拍手で一杯になった。私は「ありがとうございます」って舞台裏に下がった。


舞台裏に下がるとお義母さんが「ご苦労様、御免ね、突然ゲスト出演させて」って言った。


私は苦笑して「大丈夫です」って答えた。今日で同行は終わりしばらくはお義母さんたちと暮らすことになる。


でもお義母さんに連れまわされモデルの写真もいっぱい撮る事になるだろうな・・・。


それが次の私とひろくんの仲を大きく変える出来事が起きる。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ