魅惑の転校生は外国人
魅惑の転校生は外国人
修学旅行も終わり学園に静香さ?が戻ってきたと思ってら・・・又ひと騒動がありそうになった。
7月の1日に珍しく転校生がやってきた。教室に入ると田石先生は「今日は転校生を紹介する」再度ドアを開けて転校生を呼ぶ
「きみ入ってきて」ドアから入ってきた転校生は金髪のイケメン外国人だった。
田石先生が「彼の名は“五十嵐ダニエル”君でお父さんが日本人お母さんがイギリス人のハーフだそうだ。お父さんの都合で来日しこちらの学園に来たそうだ皆よろしく頼むぞ」って言うと皆で拍手した、クラスの大半の女性陣は目がハートだ。
ダニエル君は「五十嵐ダニエルです途中からですが皆さんよろしくお願いします」って頭を下げた。話す言葉は劉著名日本語だった。
由美が一番に声を掛ける「恋人は居ますか?」田石先生は苦笑いだでもダニエル君は「向うでも居なかったよもちろん恋人募集中」って言ったので女性陣から黄色い声が出た。
キャーキャー騒ぐ女性陣を尻目に田石先生が「静かにしろ!!」って怒った。
田石先生は私の横の空き席を示し「五十嵐君、君の席は彼女の隣のです」って私を指した。
ダニエル君は私の横に座るとこちらを見て「よろしく」って微笑みウインクした。私はそのウインクにたじたじになってしまった。
田石先生は私に「彼は明後日に教科書が届くからその間見せてやってくれ」って頼まれた。私は「はい」って言うしかなかった。
ホームルームが終わると彼の周りに女性陣が押し寄せたちまち私は追い出されてしまった。ダニエル君は苦笑いしながら質問に答えている。
私は弘子や薫のそばに退避しあきれ顔をした。もちろん弘子たちも同じだ。2時間が終わった後には他のクラスからも一杯訪れ彼はもみくちゃ状態になっている。
次の授業のチャイムが鳴って先生に怒られて皆が解散するまで席に戻れなかった。これが休み時間すべてに行われた「は~」ため息が出た。
昼食が始まると私は弁当を持ち弘子たちと一著に校庭へ行こうとするとダニエル君に手をつかまれ「おれ弁当無いんだ何処で食事できる?」って聞いてきたら一気に女性陣が集まって我先に彼を食堂に案内しようとする。「「「私に任せて、案内するわ」」」
しかしそんな声を無視してダニエル君は私の腕をつかんだまま離さず「君に案内頼むよ」って言われてしまった。女性陣からはすざましいブーイングだ。
手を離してくれないので私は仕方が無く弘子たちに「御免先に言ってて彼を案内してから行くから」ってつげ、しかながなく学食へ案内するはめになった。
彼はしっかりつかんで私の手を離さない。廊下を歩くと周りからの女性陣の視線が痛い私はなぜ?って疑問を持ちながら頭をたれ学食まで案内した。
私は「ここで注文しあそこで受け取って支払いは生徒カードでって説明しその場を離れようとしたが手を離してくれなかった。
ダニエル君は「こういうシステムはやった事がないから一緒にお願い」って言われ仕方がないのでランチを注文し彼と一緒にテーブルに座って自分の弁当を食べる事にする。
席に着いてすぐ弘子たちに電話する「御免、ダニエル君が判らないって言うから今日は彼と一緒に食べるから」って告げた。
円テーブルだったのであっという間にランチを持った女性陣に囲まれて私は小さくなって食事をする事になってしまった。
彼はニコニコしながらランチを食べている。私も弁当を開き食べ始める。周りに居る女性陣を無視してダニエル君が私につき次と質問する。
ダニエル:「名前は」
私 :「葵 結衣」
ダニエル:「誕生日は」
私 :「えぇ・・・4月3日」
ダニエル:「何処に住んでるの」
私 :「秘密」
ダニエル:「家族は」
私 :「そんなの答えなきゃや駄目」
ダニエル:「うん、おねがい」
私 :「駄目」(だって結婚してて旦那さんと二人なんていえないよ)
ダニエル:「じゃ彼氏は」
私 :「いる」
ダニエル:「え~いるの?」
私 :「ちゃんと居ます!」
由美 :「結衣って彼氏居るんだ」横から口を挟んだ。
ダニエル君の質問攻めにあわてて食事を終わらせさっと席を立って逃げた。ダニエル君はあわてて追いかけようとしたが大勢の女性陣に囲まれ私を追いかける事は出来なかった。
弘子たちの居る中庭のところへ戻り食堂の件を説明すると「「災難だったね」」って同情してくれた。その後私やひろくんもたじたじの付きまといが始まる。
又それだけでなく女性陣からのいじめもどきも始まる私は「なぜ???」不可思議なんだ。
大きないじめじゃないけど上履きの中に砂が入っていたりしたけど横の席にダニエル君が居るので机の中は荒らされなかった。だってそんなことしたら彼にばれちゃうもんね。
引き続き2年生でも学級委員をする青山君が同じクラスだったので、私をかなり助けてくれたおかげで余り大きくならなかった。もちろん彼氏居る宣言も利いている。
私がダニエル君から逃げる・彼が追いかける・それを女性陣が邪魔をする又は付きまとう、ってパターンだ。
なんとか裕子や薫たちに守られる日々が続くが夏休みに入って少し沈静化した。
ひろくんの追っかけられている気持ちが判った気がする・・・。