たのしい?修学旅行
たのしい?修学旅行
もうすぐ高校での最大イベントの修学旅行が近づいてきた。でもその前に中間テストがある。
私たちは裕子の家でテスト勉強をする。メンバーは裕子・絵美・由美・薫・弘子・私結衣で行っている。
薫と弘子は私の秘密を共有するって関係ですぐに仲良くなってしまった。
うまいこと各自が得意分野が有りお互いに教え合いをして勉強した。
裕子は数学が得意だし絵美は古文で由美は国語で薫は英語が弘子は社会が得意でそして私はひろくんの受け持つ物理と情報が得意なのだって旦那様の教えだものなぜかどんどん頭に入る。
それぞれ苦手なものを教えてもらい、得意なものを教える本当によいメンバーが集まってくれた。
おかげで全員の成績がアップした。これで安心し修学旅行にいける。
修学旅行の行き先は沖縄に決まった。北海道と決戦になったが理事長の押しで決定した。
行程は6泊7日のなんと一週間の長い時間だそのうち3日間が丸々自由時間に当てられるけど後でレポートの提出が待っている。
沖縄本島以外への移動もOKなのだがあらかじめ申告が必要でその島には引率の先生も同行(寄り添わないが島内に待機)する。
実は皆には内緒だが私たち自由時間グループは波照間島の別荘への招待の予定なのです。
もちろん引率の先生は私の旦那様です。なんと残りのメンバーの彼氏も同行する手はずになっている。
修学旅行は第一グループを勉強会で集まった6人で形成する。通常の行動時はこのメンバーで移動する。
但し少人数行動は薫・弘子・私だ。裕子たちは少人数クループでなく大人数を形成し行動するそうだ。まあその中には彼氏がいるのでそうしたいようだ。だって少人数は同姓しか駄目で大人数は男女混合が出来る。
やはり彼氏彼女がいるようで何組かの大人数グループが出来る。私たち三人は関係ないので少人数で行動することで別荘へ行く計画を立てた。
二年になって里美は別のクラスになったのでこの計画は里美には漏れなかったがひろくんの後をつけ様としたらしい。
初日は那覇空港へ降り立った後第一の目的地の首里城の見学とひめゆりの塔とひめゆり平和祈念資料館での平和への祈りをささげて各自ホテルで泊まる。
私たちの部屋はジュニアスイートルームに追加ベットで私と弘子と薫の三人で泊まる、大体はツインか3~4名で気の合うもの同士が一緒に泊まる。由美ちゃんも誘ったがほかに友人が居たのと自由行動時にばらばらになるので三人にとどまった。
隣の部屋は裕子たちでお互いが行き会って楽しく過ごした。就寝前に弘子たちに背中を押され私だけがひろくんの部屋に遊びに行った。
二人は「黙っててあげるからお泊りしておいで部屋を追い出された。私は皆に気づかれないように遠回りして携帯で連絡しひろくんの居る部屋に向かった。
コンコンとするとドアがすっと開き手を引っ張られ中に入った。「きゃー・・・」抱きしめられ口を口でふさがれた。後で「大きな声を上げると気づかれちゃうよ」って囁いた。
私は真っ赤になり縦にうなずいた。ひろくんは人気があるので見学中はほとんど近くに寄れない。密会でゆったり過ごし日にちが変わったあたりで私は弘子たちのところへ戻った。
こそっと戻った私に二人は「なぜ?戻ってきたの?」って言われてしまった。しかも次の日同じく戻ろうとしたら中から鍵がかっていてメールに「戻ってきちゃ駄目お泊まりしなさい」って・・・ひろくんの所に戻るしかなくなってしまった。
ひろくんの部屋の戻り「追い出されちゃった」って言うとひろくんは「二人に感謝しなきゃ」って私を抱きしめてきた。結局後の2日間はひろくんの部屋におとまりとなった。
後で聞いたけど里美がひろくんの部屋を訪ねるべく探索したらしいんだけどさすがにスペシャルロイヤルスイートには来れないようで石田先生たちに聞きまわっていたらしい。だってひろくんの部屋に行くには専用のエレベーターが必要でしかも専用のカードキーが無ければ乗ることができない。私はあらかじめ自分の部屋とひろくんの部屋の兼用のカードキーを受け取ってあるので乗降可能なので行き来できる。
このホテルは鳳グループが経営しているってことでかなり便宜を図ってもらちゃった。薫の彼氏(鳳)さんありがとう。
各クラスごとに分かれて沖縄を皆で楽しむ。私たちのクラスの行動は西表島への渡って体験学習を選択した。黒糖つくりや星砂の浜めぐり内浦川のカヌー体験など楽しい日を過ごした。他のクラスは沖縄本島周辺の離島や石垣島など各所に分かれて体験学習をする。里美のクラスは本島周辺の離島めぐりで私たちと大きく離れているので心配は無くなった。
そして最後のイベントのグループ行動になる。ホテルの玄関で引率メインの石田先生が皆に訓示する「今日からはクループ行動に入ります。各自提出したプランに乗っ取って節度ある行動をお願いします。何かあるときは必ず引率者又はここで私が待機しますので連絡を忘れないようにしてください。以上自由行動に移ってください」
皆が「「「はーい」」」って自由行動に移る。私たちはタクシーで空港に向かう全体の1/3ぐらいは本島から離れる。その2/3は空港から次の島に移る。
私たちはひろくんの自家用ジェットで波照間島へ向かう。空港の特別待合室に入ると鳳さんとカッコいい知らない人が一人居た。その人に弘子が親しく話しかける。そしてこちらを向いて「皆紹介します。私の婚約者で新條 要さんです」新條さんは私たちに「初めまして、新條です今回はお招きありがとうございます」って挨拶した。薫は「あれれ、新條さんてSGKグループの跡取りじゃなかったですか」って聞いた。
新條さんは「よく知ってるね、その通りだよそれにしてもBIGなメンバーが集まったもんだね」って笑っていった。
そう、私の旦那さんは葵グループの跡取りだし、薫の婚約者は鳳グループのやはり跡取りだし弘子は白鳥グループの孫考えて見れは凄いメンバーでなぜ私が・・・なんて思う事がある。
メンバーが揃った所で自家用ジェットまでワゴン車で送ってもらう。全員乗り込み出発だ.
この時実は里美が後を付けてきていたらしいなんと仮病でグループ行動をキャンセルしひろくんの後を付けようとしたらしい。
ホテルから空港まではうまく着けていたが私たちが特別室に入ってからも影で隠れて見張っていたらしいがさすがに私たちが自家用ジェットで移動するなんて思っていないから見失ったらしい。くわばらくわばら・・・。
さすが自家用ジェット20分ぐらいで波照間空港に着く祖父母は出かけていて居ないのだが私たちの為に世話係が残って世話をしてくれる事になっている。
昼食はお願いしたが夕食は私たちで作る予定で材料をお願いしてある。まず空港から別荘まですぐ行って割り当ての部屋で着替えプライベートビーチに繰り出す。もちろん男女別じゃなくカップルでの部屋割りになっている。女性陣は部屋に入るとき皆赤い顔で入っていった。
ビーチの浜にはあらかじめパラソルが立てられテーブルや椅子なども用意され快適そのもので過ごせる。
私は誕生日のときに着たビキニでひろくんとおそろいのTシャツを着て弘子はさらに大胆な赤いビキニにストローハットとガウンって姿で薫は意外と色は地味な花柄ワンピ-スなんだけど腰にパレオを巻き結構背中が開いていてセクシーな姿で現れた。全員手をつないで現れたので含み笑いが出た。
軽い昼食後全員で海に入って楽しんで和達したち女性人は早めに引き上げ夕食の準備に取り掛かる。
薫はもちろん弘子も料理は得意で主婦の私が一番下手のようでひろくんに申し訳が無い。二人の主導の下に料理を作成する。
出来上がったら私が男性陣を呼びに行く「はーい夕食の準備が出来ましたよ」って声を掛けると「「「了解」」」って返事が返ってダイニングに現れた。
豪華絢爛の料理が並ぶ薫の腕前は一流のシェフ顔負けだお母さんに鍛えられている。
弘子も負けず劣らずだ。この中では主婦は私一人だけど料理は一番下手なのだけどそれでも家事全体では私が一番のもある掃除や洗濯など地味な仕事は薫たちも得意じゃない主婦暦1年半は伊達じゃなかった。
「「「いただきます」」」和やかに食事が進む男性陣はさすがに食が進む私たちの作った料理の評価しながら次々と平らげてゆく一番評価が高いのはやはり薫だったでも私が作ったものも評判は良かった。
食事が終わり片づけが終わると皆で雑談に入る、やはり話のメインは私たちになってしまう。
弘子の彼氏は余り知らないから笑いながら尋ねてくる。一番は大きくなって逢ってからすぐ婚姻届にサインをしたってことだ。正月に逢ってからすぐ同棲したし三ヵ月後には入籍した私は小さいときも大好きだったけど大きくなってからも逢って一目ぼれをお互いにしたようで本人たちもビックリしている状態なので他人から見ればさらに面白く見えるらしい。
お休みの時間になったので各自部屋に戻る。ドアを開けてはいる前に全員で「「「おやすみなさい」」」って部屋には行った。ラージサイズのダブルベットは寝ごご値が良い。ひろくんとお休みのキスをして手をつないで眠りに入っていった。
つきの日はスキューバーダイビングをして過ごした。男性陣はすべてライセンスを持っているので安心できた。はじめてダイビングで見る沖縄の海は綺麗の一言だった。
夜は私たちばかりでなく薫のたちと弘子んたちのなれそめ話しをして過ごした。
3日目は島巡りをしてから皆が待つ沖縄本島に戻った。皆に「久しぶりどうだった」って口々に話して修学旅行最後の夜は更けていった。当然またしても私は部屋を追い出されてしまったのは薫たちの作戦だった。
一度里美を見かけたけどめちゃくちゃ機嫌が悪そうだった。ひろくんを見つけたとき駆け寄って腕を組もうとしたけど丁度集合時期で里見の担任の竹谷先生が集合をかけたので事なきを得た。
里美と別のクラスになってよかった。最後にひやってしたけど楽しい修学旅行だった。




