表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/78

ゴールデンウィークのお泊まり会(2/3)

ゴールデンウィークのお泊まり会(2/3)


今日からは薫の家でお泊まり会なのもちろん裕子や絵美も一緒にお泊りする但し二泊するのは私だけで後の二人は一泊の予定なんだ。


学校の駅で三人で待ち合わせ薫の家に向かう。一番乗りはやっぱり裕子だった彼女はいつも早い。


私はキャリーバックを引っ張りながら裕子の基に向かう「おまたせいつも早いね」って裕子に言うと「私はいつもと一緒だよ人を待たせるのが嫌いなだけだよ」って言った。


集合時間が近づいても絵美が現れない。二人で壁にもたれていると男の人が声を掛けてくる。


「ねえ、彼女どこに行くのお茶しない」私は断るのが苦手だけど裕子ははっきりしている。


裕子は「行き先など関係ないです、お断りします」結構強い口調なので「ちぇ」って言いながら離れていった。目立つのか何組かに声を掛けられた。


待ち合わせ時間を少し過ぎてから絵美が現れた。二人して「「絵美遅い!」」絵美は苦笑して「ごめん~おまたせ」って駆け寄ってきた。


裕子は「余り遅いからナンパされちゃおうかな、なんて考えちゃった」って舌を出した。


絵美は「裕子なんかナンパする人居るの?結衣ならともかく・・・」裕子は「こら」って絵美の頭を軽くぽかりとした。皆で笑って駅の中に入り薫が待つ駅に向かった。


電車に乗って約40分薫の待つ駅に着いた。駅には薫とお母さんが迎えに来てくれていた。


私たちは薫のお母さんに「葵 結衣です・速見 裕子です・後藤 絵美です」「「「お世話になります」」」って挨拶した。


お母さんは「薫の母です、いつも良くお話しが出るのよ、よろしくね」って大きい車で薫の家に向かう。颯爽と車を操る薫のお母さんってカッコいい。


途中に皆でスパーマーケットに寄って買出しをすることにする。わいわい皆でワゴンに次々と食材を入れてゆく。


今日は皆で出来るものにしましょうって薫のお母さんが提案した。絵美は彼にだせる物がいいなって提案したら。から揚げやハンバーグになっちゃうよって裕子が言った。


薫がいいんじゃない、それだと皆で作れるし皆どうかな・・・。


私はそれでいいよ言うと皆賛成して作るものが決まった。それに合わせて食材を変更する。


予定は昼はサンドイッチでその後クッキーやケーキを作って夕食はから揚げとハンバーグがメイン料理となる。


薫の家に着く薫の家は旧家なので屋敷は広い。しかしお母さんの趣味に合わせてキッチンは現代風に改築されているので今回の事があっても余裕がある。


客間に案内され荷物を置くと早速昼食のサンドイッチ作りに入る。皆ではさむ食材を作る。


卵料理は私が担当し野菜は裕子でサラダが絵美の担当残りとまとめは薫が仕切る。


私はまずゆで卵の準備をする。大きななべに水を入れ卵を5個入れてふたをし火にかけるその後卵焼きの準備をするとお湯が沸騰したので中火にしてキッチンタイマーをセットして玉子焼き用の卵を割って入れた容器を2個準備し一方は塩味もう一方は醤油砂糖味の2種類を作成する。


キッチンタイマーが鳴ったので火を止めお湯を減らし水を入れて冷やす。その後卵焼きを作成する。四角いフライパンでサンドイッチに合うように5枚ずつ卵を焼くその後ゆで卵を剥いて卵きりで切って私の担当は終わる。


ほかの人も完成しているようだ。後の仕上げは薫に任せる。


薫はテキパキと具財を挟んで次々と完成させてゆく。さすが料理時自慢の事はある。腕前の順は一番は薫・二番は主婦暦1年半の私・三番手は器用な絵美・ラストは裕子の順のようだ。


もし私が主婦していないなら裕子と同じくらいかもしれない。皆でダイニングに運びお母さんが用意してくれたコーヒーと紅茶で昼食をとる。


中学時代の話などでランチタイムは進み結構時間をかけて食事をした。メインの恋バナの話は夕食後のお楽しみのようだ。どうやってごまかそう・・・。


食後は庭の探索する。昔風で広く池もあるけど現代風のガーデニングもある。例によって池には橋が架かっていて高そうな鯉が泳いでいる皆で鯉に餌をやる。


結構鯉はがっついているので餌を投げるとあっという間に集まり食べ始める。結構面白い。


後は草花の観賞をする薫の祖母が花の手入れをし木々は祖父が手入れをしていてどれを見ても手入れが行き届いたすばらしい庭に仕上がっている。


見るだけで結構時間がかかる、いつの間にか夕食を作る時間になってしまった。全員でキッチンに戻りエプロンを着て夕食を作る。


まずは一番料理がうまい薫が統括をしてもらう。


私はたまねぎなどのみじん切り担当し裕子と絵美はハンバーグのひき肉をしっかりこねる係りで味付けはかおるの担当。


焼くのは全員でかわり順番に焼いてゆく、ソースは難しいので市販品に少しだけ手を加えて作る。


から揚げは私が一口代に切り分けて薫がお母さん直伝のたれに漬け込み裕子と絵美が揚げてゆく。


コーンスープや細々した物もみんなで作ってゆく、六時過ぎに皆完成した。


ダイニングに並べて薫の家族と一緒に食事をする。薫の家族も皆来てくれたおかげで大勢で食事が出来たので楽しいわって和やかに食事が進んだ。


食事が終わり片付けも皆で行い楽しい食事会だった。薫の部屋で食後の飲み物を飲みながら少し雑談し早めにお風呂に入り客間に布団を並べ床に着きながら恋バナすることにする。


最初のターゲットは今年のバレンタインで告白した裕子からだ。


裕子は2年D組の佐々木 将太って子に告白しOKを貰って付き合い始めているそうだ。


野球部に入っていて2年なのにレギュラーだそうで足が速くセンターを守ってるんだって、連休最後に練習試合があるそうで応援に行くらしい。真っ赤になりながら話してくれた。


キスは未だだそうだ。


次は絵美の番で彼女は中学時代から付き合っている彼氏が居る三年B組みの岩田 直樹って人で柔道部の副主将をやっているんだって。


春の大会でも個人で五位団体は準優勝したそうだ。頼もしい彼氏でニコニコしながら話してくれた。もちろんキスまでは済んでいる。


次は私になるひろくんの話は深く出来ないから適当にごまかす事になる。とりあえず小さいころからの幼馴染が居て少し歳は離れているけど身近すぎて未だ告白していないから名前はいえないけどうまく言ったらちゃんと教えるって言ってごまかした。


次は薫だ彼女には大学一年の鳳って言う婚約者が居るはずで話が楽しみだ。


薫は最初は親が決めた婚約者だったそうでなんと小学一年からの付き合いで中学に上がると婚約を交わしたそうで相手方の家にもお泊りや家族旅行もしている。


高校になってからは二人のデート回数はグーンと増えたらしい。でも小学生のころは恋人でなく遊び友達だったんだけど中学から意識し始め彼が高校に入った時に正式に告白されたんだって。


薫いわくとっても優しい彼氏なんだって、のろけていった。キスはもちろん済みで、後は秘密だそうです。


後は学校の友達の恋バナをしているうちに午前零時近づいてきたので眠る事にした。


「「「「おやすみなさい」」」」・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ