二年生 弘子に秘密が・・・
二年生、弘子に秘密が・・・。
今日は始業式又校門のところで桜吹雪にあう「キャー」今年もスカートを押さえる。
弘子と門のところで出会った、一緒のクラスになるといいね、二人で掲示板を見に行った。
2年A組・・・すぐ名前が見つかった。2年A組女子一番”葵 結衣”あっけなくクラス分けが判った。
弘子が「私A組だ!結衣はどこのクラス?」ってほかのクラスリストを見ていった。
う・うん 「私もA組みだよ」って答えた。すると弘子が「名簿に無いんじゃ?」って言ったのであわてて弘子の背中を押して。
「見間違いじゃないの、ちゃんと載ってるよ」っていって背中を押して2年A組の部屋に向かった。
私たちのクラスの担任はイケメンの田石先生だった。もちろん副担任としてひろくんが付く。
出席を取った時に当然“葵 結衣”って呼ばれて返事をする苗字が違うことを弘子にばれた。
始業式後に屋上に連れ出され、弘子が私に「“葵 結衣”ってだれ?貴方はたしか紺野 結衣じゃなかったかな?」ってニヤニヤしながら質問してきた。
私は、仕方が無く中学三年の正月からの出来事を説明する羽目に陥った。
弘子は目を丸くして私の話を聞いていた。そして結衣 ちょっと健康保険カード見せてっていったので財布からカードを出して弘子に見せた。
弘子は「ふうん 旦那は葵って言うんだ」って言ってカードを返してきた。
結衣の彼氏に合わせてもらうからねって弘子が言ったので「う、うん」てあいまいに答えた。
すかざず弘子が「今日逢わせてもらうから」って言い切って私をにらんだ。仕方が無く家まで弘子を連れてくることになった。
マンションに着くと弘子が「ここなんだ愛の巣は」なんて言ったから、赤くなってしまった。部屋に入りひろくんを待つことにした。
ひろくんを待つ間に、私は本を見ながら夕食を作ることにした。それを見て弘子が「手伝ってあげる」といって、一緒にキッチン立った。今日はとりあえずカレーを作ることにした。
私がスムーズに動き回っていると、弘子が「ちゃんと主婦やってんだ」てきぱきとこなす私を見ていった。
私は「だって一年もたったんだよ」って言うと、弘子は「そんなに私に隠していたんだ」って笑いながら言った。
弘子は私も手伝ってあげるって二人でキッチンへ立った。
トントントン包丁の音「弘子うまい」って言うと、「ふん 中学一年から花嫁修業で鍛えたあるのよ」って胸を張っていった。
私なんかひろくんと一緒になるまでお母さんに頼りっぱなしだった。恥ずかしい(まあ今はある程度できるようになったけど・・・たまにおこげを作ってしまう)
下準備が終わったところでひろくんから電話が入った。6時ごろそちらにつくってことだった。
6時半に出来上がるように準備をしてひろくんの帰りを待った。
・・・・・・
・・・・・・
・・・ピンポン 6時丁度に玄関の呼び鈴がなった。
「はーい」と言って、玄関にひろくんを迎えにいった。
リビングでは、弘子がてぐすねを引いて待っている。
ひろくんが玄関で弘子の靴をを見て「お客さん?」って告げた。
私は「うん親友」って答えたけど不安一杯になった。そういえば初めてなんだね誰かが来るのは。
ひろくんがリビングに行くと弘子が仁王立ちしているひろくんが「なんだ弘子か」
弘子は「やっぱりひろきさんだったんだ」二人で笑い出した。
私の頭は???だ・・・。
弘子が「ごめん実は確証は持てなかったんだけど、お母さんからうすうす聞きはしてたんだ」
「でも本当に合うまでは確証がもてなくって、これで事実だってことが分かった」
「結衣、よかっかね幼馴染で大好きだったひろくんと結ばれて」私は「あ・・・」あわてて弘子の口を押さえたけど間に合わずひろくんに小さいころから好きだった事がばれてしまった。
ひろくんは「ふう~ん、結衣も小さいころから好きだったんだ」って言った。
私は「も・・・てことはひろくんも?」私は全身の血液が沸騰したんじゃないかと思うほど体が火照ってしまった。
弘子はそんな私を見て「結衣、本当によかったね」って両手を握ってくれた。
ひろくんは「俺たちもだけど弘子お前もちゃんと居るだろう、左手の薬指に光っているリンクを貰った人が」
私は「え~」あわてて左手の薬指を見ると確かに輝く指輪があった。「弘子の相手は?」
弘子は頬を染め「近いうちに合わせる」って言ってくれた。「だけど未だ婚約中だよ、結衣は結婚しちゃったじゃない、私は卒業まで待ってからなの」
三人で食事をしながら今までの出来事を話した。特に里美の話は弘子が「私も見張ってあげる」って言ってくれた。
そういえばなぜ私たちのことを知っていたんだろう?弘子に聞くと。
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弘子も秘密が
食事も終わり片づけが済んでリビングで話の続きをする。
「ねえねえ、弘子お母さんから聞いたって言ってたけどお母さんってどんな人」
弘子は苦笑し「私の祖母は白鳥学園の理事長なのちなにみ学園長はお母さん」って言ってひろくんのほうを見た。
さらに「ひろくんに教師をお願いしたのはお母さん、だよね“ひろきさん”」
ひろくんは「ああそうなんだ、だけど結衣が学園に入学するのは本当に知らなかったんだ」
さらに「おい 弘子君当然俺たちのことは学園のトップ以外は秘密だってことも知っているね」って弘子に返事を求めた。
弘子は「このことがばれると大変だし、お母さんからもうすうす聞いていたから、もちろん秘密は守るわよ」って告げた。
私は「お願いね」って頭を下げた。
ひろくんは弘子に「送ってゆくよ、結衣ドライブかねて送ってゆこう支度して」って言った。
弘子は「じゃあおねがい」って私の支度を待った。弘子は制服だけど私は家の中なのでラフな格好をしている。
私は自分の部屋の行き小じゃれた格好にすばやく着替えてリビングの戻るとひろくんも準備を整えていた。
エレベーターを降り玄関でひろくんの車を待っていると西川さんが帰ってきた。
私は「こんばんは、そういえばこの前の江口さんはどうされました?」って言うと。
西川さんは「こんばんは、又可愛い子と一緒だね、彼の足はもう直ってマラソンでも出来る勢いだよ」って教えてくれた。
私は「よかったですね、彼女はクラスメイトです」って答えたところでひろくんの車が現れた。
私は「しつれいします」って頭を下げると、弘子も同じようにし西川さんは「では」ってエレベーターのほうに歩いていった。
私と弘子は後ろに座ってお話をしながら弘子を送っていった。
よく考えてみれば小さいころしか弘子の家に言った事がない。弘子の家に着くと弘子とお母さんに進められひろくんと私は少しお邪魔する事にした。
弘子のお母さんからひろくんの教師になって経緯を説明してもらった。
まず担当の先生が寿で辞められてちゃんと次の方が決まっていたんだけどその人が事故で亡くなってしまい急遽ひろくんに白羽の矢が当たったって事だった。
すべて上のほうでは決まっていたって事だった。現在中堅の後任を探しているところなの、でも私はそのおかげでひろくんと一杯逢えてるのでよかった。
私の両親の転勤や色々が重なってひろくんと結ばれたんだ。運命って良いなって思える。
弘子とおかあさんに手を振られ岐路に着いた。
道中でひろくんが「俺も親父に躍らせれたようだけど結衣に逢えてよかった」って言われ
ひろくんに「私もだよ」って言うのが精一杯だった。だって同じ事を考えているんだもん。
私たちはますますラブラブになった(はあと)。