表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/78

大変なホワイトデー

大変なホワイトデー


俺はなかなか一緒に出掛けることが出来ないので、この機会にデートのイべントを計画することにした。


まずは駅前で待合わせして映画館へその後、結衣のショッピングに付き合って次はブテックでドレスに着替えをし予約してあるホテルのレストランで夕食をし一泊する計画でお返しは愛情たっぷりの予定だ。




****************



今日はひろくんとホワトトデーデートをする事になつている。恋人のように待ち合わせから始める。


まず駅前でひろくんと待ち合わせデートに合せ可愛い服に着換えて待合わせ場所に向かう最近ではデートなどの時は余り好きでないコンタクトで出かけるようにしている。


駅前で待っていると知らない人が一杯声を掛けてくる。


「君、一人?僕とお茶しない?」目鼻だしが綺麗な男の人たちが色々言ってくる。


こういう人たちは大の苦手で私は小さくなり断りの「連れが来ます」なんて言えなくて「早くひろくん来ないかな」としか考えていない。


俺が結衣を迎えに行くと何人かの男に声を掛けられているようだ。ナンバ中に俺が声を掛ける。


「結衣!おまたせ」って結衣に近づくとナンパ野郎どもが散って行った。今度は代わりに俺が女性より視線を浴びることになる。


手を繋いで駅前の駐車場まで歩いて行くと私は「あ!ひろくんが最初に来たときの車だ」この車の中の正面には木の模様があって暖かく好きなんだ。


白い小さなスポーツカーに乗り込み最初の目的地へと向かった。目的地は映画館もある郊外の大きな多目的ショッピングモールで映画を見てから結衣の好きなウインドウショッピングに付き合う予定だ。


俺は久々のお気に入りの愛車に結衣を乗せ気分上場で思わず自分の持ち歌を口ずさんだら、結衣がニコニコしてこっちを見ていた。


俺はばつが悪くなり思わず口を押さえて、洋楽を流すことにした。


結衣は「HIROの歌をすぐ横で生で聞けたのに」って少し頬を膨らました。


俺は苦笑いするしかなかった。そんなこんなで目的地に着くと目指す映画館へと移動した。


映画内容はこの日に合わせたようなラブストーリーものを見ることになる。俺も案外涙もろいから結衣と二人して涙を流しながらエンディングを迎えた。


映画が終了し今度は結衣の好きなウインドーショッピングに付き合うこととする。ここのショッピングモールは日本一大きく多種多様の店舗が軒を連ねる。


話ではとても一日では回ることが出来ない広さだそうだ。結衣は目を輝かせ俺の手を握りあっちこっちに連れ回された。


結構疲れ気味で結衣の相手を務めていると、専門店街で流行ファッションのイベントが行われたいた。


私は何かな?ってイベントを除くとイベントを開催している女性店長に私の手を強引に引っ張られ店の奥に連れて行かれた。


私たちが変な顔をしていると、店長さんが「貴方たちイベントの街角モデルのお願いできないかしら」って聞いてきた。


そして「貴方たちって結構歳が離れているようだけど恋人同士?」って聞いてきた。


ひろくんが私の腰に手を回し「私たちは夫婦です」「モデルの件は辞退したいですが・・・」って答えてくれた。


店長さんはかなり驚いた顔をして「彼女幾つ」って尋ねたきた。私は「16歳です」って答えると、店長は目を白黒させびっくりしていたけど、モデルの件は折れることなく。


店長さんは「そんな事言わないでお願いします」って大きく頭を下げて「イベントを盛り上げるためお願いします」ってさらに周りに居るスタッフたちも全員深く頭を下げお願いしてきた。


私はそう言うお願いに弱く、ひろくんの顔色を伺って「どうしよう」って顔をした。


ひろくんは苦笑して「結衣の好きにしていいよ」って答えてくれた。


ひろくんはHIROだとばれると大変なので辞退し私は雑誌モデルの件もありお義母さんに電話して確認する事にした。


お義母さんに電話すると店の名前を聞かれた。店長に店の名前を聞くと「ファッション 小峰」って教えてくれたので伝えると、急にお義母さんが店長さんに変わってって言ったので携帯を店長に渡し「お義母さんから話があるそうです」って言った。


電話を変わると店長さんは初めはかしこまっていたけど、すぐにこやかな顔になり笑いながら話を続けている。私の頭は???だらけになっている。


店長さんから携帯を受け取りお義母さんと話をすると「そこは雑誌のスポンサーのアンテナショップなのデート中悪いけど少しモデルお願い」ってお願いされた。


お義母さんにお願いされたので私だけは引き受ける事にした。


店長さんは大喜びで「貴方だったの“ジュジュ”の丸秘モデルって」言って早速店の奥のフィットルームに連れて行かれファッション衣装に着替えさせられショー会場へと連れて行かれた。


私は写真モデルは少しやったけどショー会場でウォークはやった事がない。店長さんもそこは心得ているらしく正面でポーズを取るのみにしてくれたけど、店長がマイクで「ジュジュの専属モデルが今回特別出演してくれました」なって言うからイベント会場はてんやわんやに成ってしまった。


私は数着着替えてステージに立った後、裏口から分からないように店を出た。周りの視線が怖くて早めに切り上げて車に戻った。


ひろくんは「ご苦労様、お袋のわががまを聞いてくれてありがとう」微笑んでくれた。その顔を見て少しは疲れがとんだ気がする。


次はお義母さん行きつけのブティックに向かい、ひろくん指定の衣装に着替える予定のはず。


行きつけのブティックに着きひろくんが店長にお願いすると私は店長に手を引かれ奥に連れて行かれ、着た事もない淡いパール色のパーティードレスに着替えさせられてひろくんの前に立たされた。


肩が大きく開いて背中も大きく開きヒールも高いもので結構恥ずかしい。私は「ひろくん私にこの衣装私には合わないんじゃないかな?」って尋ねると。


店長さんが横から声を出し「年齢にあわせて選んであります、よくお似合いですよ」って鏡の前に私を立たせて、私とひろくんに言った。


ひろくんは私に「結衣そんな事はないよ、すごく似合ってる」って言ってくれた。私は顔が暑い、たぶん真っ赤だ、又お化粧も大人用にしてくれたため見た目以上に大人びて見える。


私はこの格好でひろくんが予約したホテルに向かった。ホテルに着くとドアマンが車のドアを開けてくれる。


ひろくんはキーを渡し手をつないで一緒にホテルへ入ってゆくフロントで予約した葵ですってひろくんが言うとマネージャーが「お待ちしておりました、案内いたします」って案内人に連れられ会場?でなくなぜか控の間に案内された。


扉を開けるとあれれ?なぜお義母さんが居るの、実はこの会場の催しはお義母さんが私のモデルのデビューの為に開いてくれたお披露目パーティーも兼用されいたのだった。


ひろくんがディナーを予約したのを知って併せて私のモデルのデビューもやってしまおうって考えたらしい。私何も聞いてないよ・・・。ひろくんも苦笑している。


おろおろする私に最低限のレクチャーをしてくれる。


モデル名は“白鳥 葵” 年齢は16歳 住いや特定できるものはすべて不詳もちろん結婚しているなんて言っちゃ絶対駄目って念を押された。


お義母さんが「もうそろそろ会場へ行きましょう、ひろきエスコートよろしく」って言うと、いつの間にかひろくんがHIROの格好をしている。私が目を白黒させているとひろくんが「白鳥 葵ちゃん行きましょうか」って手を引いて会場へと向かっていった。


私は「ひろくんそんな名前で呼んで・・・」なんて少し頬を膨らました。


会場に入ると目が見えないぐらいのフラッシュが焚かれた。「パシュ・パシュ・パシュ・・・」


思わず私はひろくんの手を強く握った。思ったとおり記者会見をするらしい。椅子に座ると、お義母さんが「雑誌“ジュジュ”の専属モデルをやって貰っている“白鳥 葵”ちゃんです。このような場所は初体験ですので時々モデルをお願いしているHIROにエスコート役をお願いしました」私は立ち上がり頭を下げた。


記者からの質問が飛ぶ。


葵ちゃん“ジュジュ”発売以来カリスマ的に人気がありますがどう感じていますが?


私「びっくりしています信じられません」


モデルになったきっかけは?


私(お義母さんにいわれた通りに)「町を歩いていたときに(お義母さんを指して)この方にスカウトされました」


色んな質問が飛ぶそしてやはり・・・。


葵ちゃんは恋人はいますか?


やっぱりきたか「恋人はいません」(だって恋人はいないけど旦那様はいるもんね)


好きな人又はどんなタイプが好きですか?


私(横目でひろくんをちら見し)「HIROみたいな人が好きです」(HIRO=ひろくん(旦那様)だもん)


ひろくんは頭をかきながら「光栄だな、僕も彼女はタイプですよ」って笑いながら言った。


記者たちは笑いに包まれた。なぜってHIROは女関係はまったくなくその方面はカリスマ的でもある。そのHIROがタイプって言ったのでびっくり笑いが出たわけだ。


お義母さんは私のぼろが出ないうちに会見を切り上げた。後は記者を除いた関係者の顔合わせパーティーが始まる。


各社の出版関係者や有名どころのカメラマンそのほか著名人らが和やかにパーティーが進んで行く。


お義母さんが私を気遣って出席者を厳選したってことらしい。和やかなうちにパーティーは終了した。


お義母さんは「ありがとう」を連発し私たちはこのホテルのスイートルームに入った。


部屋に入ってひろくんが開口一番「結衣ごめんお袋の暴走を止め切れなかった」って頭を下げた。


スイートのテラスでひろくんが「これ、バレンタインのお返し」って細長い赤いケースを渡された。


中を開けるとダイヤモンドがちりばめられているネックレスだった。ふたを開けると、ひろくんが私の首に手を回しつけてくれた。


ひんやりして外のガラスに浮かぶ私の姿を見て「うん、思った通り結衣が付けるとドレスにも合っていて結衣が際立って見える」


肩を抱きひろくんに引き寄せられ・・・甘いキッスが待っていた。


長い長い時間キスをした後抱き合って幸せを感じていました。しばらくすると「コンコン」「葵様、夜食をお持ちいたしました」って扉を開けると。


ウエイトレスさんがワゴンで夜食とは思われない豪華な食事を運んできた。ひろくんは「結衣、パーティーでは余り食べられなかっただろう?」ここなら気軽に食べられる。


よかった、私舞い上がって余り食事を撮る事が出来なかった。「ひろくんありがとう」ってゆっくり食べさせてもらった。なんて実はひろくんも食べれなかったらしく二人でワイワイしながら食事をした。


ジャグジーふろにはいってからゆっくり寝た。(もちろん、ひろくんと一緒に・・・)




大変だったけど素敵なお返しだった。「ひろくんありがとう」







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ