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彼はモテモテ

彼はモテモテ


私は車の中でも?マークがいっぱいで、もんもんとしていると、マンションに着いた。


私は玄関にすばやく入り振り返りざま仁王立ちで玄関先のひろくんに「ちゃんときかせてね」って言ってからリビングに向かった。


ひろくんはニコって笑いながら私の部屋に荷物を運んでくれた。


リビングで座っていると、ひろくんが私の荷物を片付けて隣に座ってきた。ひろくんは「ちゃんと説明するよ」って話し始めた。


「親父に教師のお願いを言われたときは、結衣の事は知らなかったんだ。1月終わりに学園に挨拶をした時に理事長から聞かされた」


「理事長からばれないように言われたから、今日まで黙っていた“ごめんね”」ひろくんは頭を下げた。


「え~私たちのことは理事長公認なの?」って言うと、ひろくんは「実は理事長と結衣の両親とは顔なじみなんだ。」って教えてくれた。


そして「俺は理事長と遠縁だがつながりがあるらしい。教師を頼まれたのもその関係」って教えてくれた。


「但し結婚しているのは理事長は知ってるけど他の人には内緒だよ」とも言われた。


私は頬をプーって少し膨らましたが「黙っていたことは、ゆるしてあげる」って言って、ひろくんにすばやくキスして着替えする為に部屋に向った。


両手を頬に当て、わ~顔が赤い!!!


俺は結衣が初めて自分からキスをしたのでびっくりして少し固まってしまった。「結衣って意外と大胆なんだ。」




**********


私はひろくんの行動や態度の一端が判った。それ以外にも秘密な所はあるの様な気がするけど、今はひろくんの言葉を信じよう。



二人で夕食後に学園での態度のとり方などを話し合った。メインは、ひろくんは「先生」私は「生徒」の態度でってことだった。


当たり前って言ってしまえば、それまで何だけど。少し位は甘えてもって思うんだけど、ひろくんはだめだって!「プンプン」


私は心の中で「でも学園を出れば”旦那様と奥さんの関係”だもんね」って強く思った。


授業は始まった。物理の授業は多くなく、週一の割合でひろくんの授業がある。教え方はうまいが態度はクールな態度になっている。


しかし私のクラスの副担任“葵 ひろき”先生は格好・性格はまじめで一本やりの堅物態度なのに、なぜか、やたらともてるらしい。


(女子生徒はクールで真面目なのに問題の答えで正解を出すと、カッコいい微笑を浮かべるらしく、女子のハートをわしづかみにしているらしい)


物理準備室には、いつも黄色い声がするらしい。私はいつもひやひやだ。とくに里美さんが積極的だ 。昼休みや放課後には必ず準備室に訪れる。


家に帰ってから文句を言うとひろくんは苦笑いをしている。実際に困っているようだ。



*******


ようやく俺も結衣も学園生活に慣れてきて、お弁当を作ってくれるようになってきた。準備室や職員室で食べるのだが、


読者も解ると思うが当然の様に、ご飯の上には”ハートマーク”が必ずある。しかも中身はやはり少女趣味だ。


職員室では隣の先生に覗かれそうになり。お弁当の内容から自分で作ったとは言えず、仕方がなく物理の準備室で食べることにした。


昼食時も準備室に上野さんたちがやってくるので、中身を見られないようにするのが大変だ。


俺は上野たちに弁当を覗かれないように、生徒たちには休憩用ソファーに座って貰っている。


一度上野が自分で私にお弁当を作ってくれて持ってきて強引に迫ったが、一度許すととんでもない事になりそうで必死に断った。泣く泣く諦めてくれたが・・・。


家に帰ってそのことを伝えると。困惑しながらも断った姿を想像され、最後には結衣に腹を抱えて笑われてしまった。


その後も色んな方法で俺に迫ってくる。一度色仕掛けで迫ってきたときは真っ青になってしまった。


準備室を出入り禁止にも出来ず。これからも色々苦汁をなめることになる。ホッとする時は家に帰った時だけだ。唯一結衣の笑顔が俺の元気の源だ。


実は俺、学園を時々抜け出して芸能化活動も行っている。とりあえず結衣にはまだばれていない様だ。




*******


ひろくんは、なぜか毎日学園に来ることは無い。朝から来るのは週二回程度で午後から一回、ほかに大事な用事があるらしい。私は里美のような付回し行動はしないので解らなかった。


本人は前にやっていた関係の仕事で、「時々お願いされるから」ってしか教えてくれなかった。


それでも毎日弁当は持ってゆくし、必ずきちんと食べてくれているみたいだ。(お弁当の中身の味を教えてくれる)


通常は一年だけの担当だったが・・・。


二年の物理担当の斉木先生がインフルエンザで休んだ時。代理で授業を行ったら、すこぶる評判がよくて。元々始業式あたりで目をつけられていたらしく、二年を中心に口コミで三年生まで拡がり。


最近は二年や三年生までもひろくんを追いかけるみたいになってしまった。


実はこれらが大変で、学年を越えて、もてまくり、ひろくんは逃げ回るのに大変で。わたしは嫉妬を通り越し呆れ返った。「ふぅ~」




私用は終わりましたが、今度は社用で投稿が遅れます。

15日ぐらいを予定しています。

次回はゴールデンウイークの出来事です。

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