プロローグ1
プロローグ1
私、紺野結衣。中学3年生。4月3日生まれの現在15歳です。
今年白鳥学園高等部へ入学予定なの、この学校は偏差値の高くみんなの憧れの学校なんだ。
中高一貫の学校なのだが、中等部より他の高校などへ転学者がおり、その人数分の補填募集がある。
今期分は10人だったが、100人以上応募がありその狭き門を通り合格したので、喜びもひとしおだ。
春から憧れの白鳥学園へ通学なので、うきうきなんだ。
でもそれをも吹っ飛ばす出来事が起きてちゃった。なんとそれは!!!
正月元旦に両親に言われちゃったことなの。
「私たちは外国へ行く事になった。お父さんが転勤なの二人で行くから。結衣はこれに署名するのよ」と・・・なんと婚姻届を私の前に差し出した。
私は「・・・えぇ〜・・・」目が点になってしまった。
お母さん曰く「相手は昔から決めていた許婚者で、結衣は1月5日に引越しなのよ。3日に一度彼が顔を見せに来るわよ〜」なって言ってニコニコしている。
お母さんは「大丈夫よ、結衣の昔よく知っている人だし。カッコいい人よ。」
私は・・・「うそー!冗談でしょ・・・」って叫んでしまった。
両親は私を一緒に連れて行くつもりはまったく無いらしいし。しかも、この家も引き払わなければならないんだって。
私1人では一人暮らしは不可能だし・・・。これにサインしなきゃ、憧れの学園生活が!!!路頭に迷っちゃうのだ。「え~ん」泣き崩れた。
しかも「私たちの出発日も1月5日なのよ」ってほざいた!!! またまたそんな うそー・・・。
私は仕方が無く、泣く泣く婚姻届にサインした・・・ぐすん。
婚姻届をよく見ると、もう相手の名前が書いてある。ショックであまりよく見なかった。ふう〜・・・これから私はどうなっちゃうんだろう???
3日に旦那になる人(婚約者)が顔お見せに来るって・・・どんな人だろう。
正月早々悶々とした気分ですごし、今日大きく落ち込んだ状態で1月3日を迎えた、両親たちは出発準備でうきうき状態なのに・・・。
とりあえずテンションが低いまま、私は婚約者に会うため身支度を整えた。
私は髪は長くストレートで腰の手前まであるんだ。しかし視力が悪いので眼鏡とコンタクトの併用だけど普段のほとんどは眼鏡を掛けている。
今日は正月中コンタクトだったので眼鏡を掛けている。私は、あまりコンタクトは好きでないんだ。服装は薄ピンク色のワンピースを着込み準備完了なのだ。
あとは彼を待つだけ・・・。
・・・
・・・・・・ピンポン!
玄関の呼び鈴が鳴り、私は「ハーイ」と返事をしながら玄関の扉を開けようとした。
自分なりに見やすように修正を試みました。
再度編集しました。