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大大陸の悩み

作者: 皿日八目

 その大陸は惑星の中でもっとも大きかった。つまり、もっとも多くの問題を抱えていた。あまりにも多くの問題があったため、各国の首脳たちは気が狂い、道路に飛び出して轢かれてしまった。それが原因で起こった渋滞は現在も続いている。

 大陸が大きいということは、気候の差が激しいということでもある。大陸の東側で人間が蚊を殺そうとやっきになっているとき、大陸の西側では寒波が人間を殺そうとやっきになっていた。大陸の真ん中はちょうどいい気候であるため、多くの人々が押し寄せ、今では全財産を出しても布団を敷くスペースすら購入できないほど土地が値上がりした。

 というわけでとくに裕福でもない人々は東側か西側に住むしかなかった。しかし東側の夏は非常に暑く、冬ですら暑い。西側は一年中めちゃくちゃに寒い。

 これを知ったとくに裕福でもない人々は新たな土地を求め車を出したが、渋滞に巻き込まれて餓死してしまった。

私は西がいいです。

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