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我ら、巨大生物特別攻撃隊!  作者: ひぐらしゆうき
序章
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五話 新人隊員用訓練開始!

 一晩じっくりと眠ったはずなのに体が重い。いきなり戦闘機に乗った影響なのだろうか?

 隊員服に着替えると、第三作戦室に向かった。

 第三作戦室に入ると、飯塚隊長に呼ばれた。


「間宮隊長おはよう。体の調子はどうだ?」


「体が重いです。乗ったこともない戦闘機にいきなり乗ったからなのでしょうか?」


「それもあるかもしれないが、それよりずっと緊張して乗っていたのが悪かったのだろう。緊張するということは余計な力が入る。そんな状況でずっといたのなら、何処か筋肉痛になったり、体が重いように感じるのも仕方のないことだ」


 今思い返すと、昨日はずっと緊張していた。特に戦闘中なんて、力が入りすぎてあらゆるところが震えていた。これなら体が重いのも納得だ。


「だが、いつまでもそんな事では困るからな。君にはしっかりと訓練してもらうぞ!あー山内隊員!」


 飯塚隊長は山内隊員を呼び、僕に聞こえない声で何やら話している。おそらく訓練内容の指示をしているのだろう。


「よし、間宮隊員!シュミレータールームに行くぞ!」


「はい!」


 早速戦闘機の操縦訓練。正直乗り物の運転には自信がないのだが、この隊に所属する隊員なのだ。弱音を吐いている場合ではない。

 僕は山内隊員と共にシュミレータールームに向かった。


 シュミレータールーム内には四台のシュミレーターが配置されていて、シュミレーター同士をコードでつないであるため、模擬戦も可能なようだ。


「最新鋭の技術が全て搭載されているからな。より実戦に近い形で訓練ができる。まずはここで操縦方法と、基礎技術を叩き込む。厳しく行くぞ!いいな!」


「はい!山内隊員!よろしくお願いします!」


 かくして厳しい訓練が始まった。


「よーしいいな!まずは操縦桿だが、前に倒せば機首を下げる。自分の方に引けば機首をあげる。左に倒せば左に、右に倒せば右に機体が倒れて、旋回を始める。そして、操縦桿左側面にあるのがミサイルの発射スイッチだ。それから、操縦桿の人差し指がかかる場所があるな?そこのトリガーを引くとビーム兵器、バーミリオンブラスターを発射する」


 ビーム兵器。存在はニュースで取り上げられていたので知っていたが、かなり高威力で、ミサイル数発分の破壊力があると言われている。これぐらい強力な武装が必要なのか。


「どうだ?わかるか?」


「はい。わかります。ところで、このレバーは?」


「それが緊急脱出用レバーだ。それを引けばハッチが開き座席ごと飛び出す。その後に落下傘が自動で開く。まあ、そんなことは起こらないように今から訓練するんだがな」


 山内隊員はシュミレーターをオンにした。

 見渡してみると、見事にウィッシュスターの操縦席を再現している。


「早速始めるぞ。まずは発進訓練からだ!」

 

 訓練はかなり長期にわたって行われた。何度かやっているうちに発進については一様できるようになった。


「よーし、本日の訓練は終了だ!おつかれ!ふむ。中々上達が早いじゃないか」


「そうですか?あまり乗り物の操縦は得意じゃなかったんですが」


「そうなのか?そうは思えないぐらい上達が早いと思うがな」


「ありがとうございます」


「それじゃあ、次だな、小林隊員!よろしく」


 山内隊員が、呼ぶとシュミレータールームに小林隊員が入ってきた。


「おーちょうどいい時間だったようだな!さあて間宮隊員、次は射撃訓練だぜ!」


 僕の新人訓練はまだまだ終わらないようだ……。

次回

今度の訓練は射撃訓練。どうやらまだまだ訓練は終わらないようだ…。

次回、新人隊員用射撃訓練

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