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我ら、巨大生物特別攻撃隊!  作者: ひぐらしゆうき
一章 新人隊員間宮コウキ
34/128

十四話 迷子のゴマ(4)

※今回で新人隊員間宮コウキ編が終了となります!

 二体の巨大生物かぶつかり合った。その瞬間に地面が大きく揺れる。巨大生物同士の戦いとなるとここまでとは。


 といっても子供対大人だ。すぐにゴマの母親が一方的に攻め始めた。ゴマは前ヒレで往復ビンタされている。

 そしていつのまにか喧嘩から説教に変わっているように感じる。


「一方的ね」


「しかも途中から説教っぽくなってますよねあれ」


 喧嘩した理由がなんなのか気になっていたが、なんとなくわかってきた。第一作戦室の隊員に会い次第確かめるために聞いておこう。


『えー現在巨大生物が喧嘩中。仲直りし次第帰還させます』


 つまりもう僕たちはもういる必要なしという事なのだろうか?


『第二、第三作戦室の隊員達は帰還してください』


 本当に必要なしになった。まあ、2時間も棒立ちでゴマを見張っていたのだから十分仕事はした事にはなるだろう。

 僕たちはそそくさと退散する事となった。




 その後第一作戦室によりゴマ親子は無事に保護施設へと連れ戻された。

 ゴマは人間で言いう中学生くらいらしく、いわゆる反抗期。つまり、反抗期の子供が親に反発して喧嘩。結果、保護施設から出てしまったとの事。

 とはいえ、第一作戦室の所為ではある。

 第一作戦室の戦闘隊を率いている大野副隊長は始末書を書かされたようだ。

 まあ仕方がないだろう。巨大生物一匹逃しているのだから。


「そうか。そりゃあドンマイとしか言えないな。可哀想に」


 事の顛末を聞いた山内隊員はそういった。まあ、そうだろうな。僕も同じ感想だ。


「ま、第一作戦室は今回の件で保護施設勤務の時はかなり厳しく見回りをさせられるだろうな。……さて、ちょっと出てくる」


「病院ですか?」


「ああ、今日見てもらって異常がなければ隊に完全復活できるな」


「そうなんですね。良かったです」


「ああ。それじゃ行ってくる」


  僕は山内隊員を見送って、業務にもどった。

蜘蛛型害悪巨大生物出現!

猛毒を持つ巨大生物。普通に倒せば毒で辺りが汚染されてしまう!巨大生物特別攻撃隊の研究部門が登場!


次回、猛毒の罠、新たな翼!

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