24/128
十二話 災厄巨大生物!(1)
その日は突然やってきた。巨大生物特別攻撃隊に入隊してこれほどまで恐ろしいと思ったことはない。それは誰だって一緒だった筈だ。
害悪巨大生物を超えた存在。
三年前に現れた最初の巨大生物と同等の危険度。三年間現れることのなかったまさに災厄といえる巨大生物。
災厄巨大生物。
その力は僕たちの想像を遥かに超えていた…。
町は炎に包まれ、巨大生物の通った跡には建物の残骸が残されている。
怖い。死ぬかもしれないという恐怖が体を震わせる。
だが、やらねばならない。僕たちは巨大生物特別攻撃隊。
国民を守る。それが僕たちの仕事。
僕は巨大生物に大型銃を向ける。
狙いを定めて引き金を引いた。
巨大な光線が巨大生物に向かっていった…。
これより時間は1日前まで遡る……。




