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5話 変化

第二のゲーム、友情まねきねこをなんとかクリアした4人、仕組まれた次のゲームの最中、心境にとある変化が……

そうですね〜。どうしましょうか〜。

次のゲームの手配も終わりましたし、普通に参加者のフリをし続けるとしますかね〜。

────────────────────────

「ただいま戻りました〜。」

「ずいぶんと遅かったっすね。」

「ダメだよ和也くん!女の子のトイレ事情に口出ししちゃダメなの!女の子は大変なの!」

あらありがたいですね〜。この子のおかげで疑われにくくなりました……。


いやにしても遅すぎないか……?どこかに行って帰って来れてもおかしくない時間だ……。

いや、リィがそう言ってんだから、そういうことにしとこう。


「あとどれだけゲームしたらいいのかな……リィ怖いよ……」

そうだよな、誰だってこれだけ嫌なゲームを何回もやらされると考えたら怖くなるよな……。

「そうだな、家族も待ってるだろうし、早く終わらせて帰ろう」

……?何か引っかかる感じがする。

「でもさ冬夜クン、そもそもこれやってる間向こうで時間って過ぎてんすか?」

さっきの疑問はそういうことか……

和也の言う通り、確かにそうだ、ここで何時間も過ぎているとすれば、向こうでは既に家族が警察や交番に連絡して大事になってるはずだ、戻ってきたらなんて言われるか…なんて説明したら……。

「まぁまぁ、そんな事考えてても、暗くなるだけじゃないですか〜、こういう時こそ、明るくいた方が楽ですよ〜。」

こんな状況でここまで落ち着いてられるのに驚きだ、どうして丹生谷さんは焦りがないのか。

────────────────────────

疑問に思うことが多くなりすぎた、1度整理しよう…

どうして丹生谷さんはずっと色んなことをはぐらかそうとしてるんだ……?知られちゃいけないことでもあるのか……?そうでないと信じたいが、この中に裏切り者はいるわけで、彼女であるという可能性は否めない。

和也は最初あれだけ焦って怒りをぶつけてきたのに、今は完全にいつもの調子に戻ってるのは……?

最初の焦りが演技だとすれば、アイツが裏切ってるというのも有り得る……。

リィは……?

リィは裏表がなさすぎるからなんとも言えんが……だからこそそれを利用して……いや、そんなことあのリィには出来ないだろうな。

「冬夜クン、もう着いたっすよ、どうやら第三のゲームはここらしいっす。」

不意に後ろから声が聞こえる

「あぁ、和也か、すまん、考え事をしていた。」

「もう、とーくんずっと暗い顔してたよ!怖い顔しちゃやだ!」

「はいはい、分かりましたよ」

そんな茶番はどうだっていい、問題は次のゲームがどうなるかだ。

『はいはいみなさんこんにちは〜!!』

なんだ今回のアイツはテンションがやけに高いな。

「おいお前!さては何体か同じ奴がいるんじゃないか?」

ダメですよ〜、察しのいいガキは嫌われちゃいますよ〜。

「どうしたんすか?そんな嫌〜な顔して、美人が台無しっすよ?」

ちっ、なんなんだこの男は。余計な所だけ鋭いんだ。

さっさと堕ちてしまえばいいのに。

私の計画を邪魔する人は、みんなみんな……

『その通〜り!僕は前の奴とは別だね〜!!』

やはりな、しかしそんなことは今どうでもいい

『でもね冬夜くーん?あーんまり詮索してると、やっちゃうかもヨ?あはは、冗談冗談。さっさと次のゲームの説明しちゃうよ〜!』

冗談が冗談じゃないって。

「とーくん、あのクマこわい……」

「大丈夫だ、そんなことより次のゲームを早く教えてくれないか」

『まぁまぁそんなに急がずに。

次のゲームは、「差出人ゲーム」!!!!』

すると、別の着ぐるみが出てきた、急いで来たのか息を荒くしているあたり、前のゲームの奴だろう。

『ルールは簡単だよ、君たち4人の中で差出人を3人決めるだけだよ。

何を差し出すのかって?そんなの、余ったもう1人に決まってるじゃあないか。』

「ようするに、生贄、ってことっすか?」

『捉え方によってはそうかもね〜。』

この中から1人選んで生贄にしろと…?

「あまりにも残酷すぎる」

それに付け加えて、

「おい、その生贄はどうなるんだ?」と問う。

すると奴は相変わらずのテンションで

『まあまぁ今から説明するから〜

差出人ともう1人とは別のゲームに参加してもらいま〜す』

「決まらなかったら、どうなるんだ?」

『こちらの独自の方法で選別します』

おっと、他とは風変わりなお姉さん

人外しかいなかったがちゃんと人間もいるものだ。

それにしても独自の方法…怖いから早く決めた方が良さそうだな。

『それでは部屋にお入りくださ〜い』

「あ、ちょっと待てっすよ!まだ心の準備が…うわああああ……」

────────────────────────

ガシャーン、というありきたりな音と共に、俺達は無理矢理ゲームルームにぶち込まれてしまった。

「そんなことよりこの部屋……」

「そうっすね…すごく、アレっすね……」

「そうですね〜…」

「…?」

リィだけイマイチ分かってなさそうだ。

「リィ、ここ、古臭くないか?」

「そうかな?リィは味があっていいと思うよ?

なんか懐かしい感じするし!」

いや、どんな味だよ。

「いったい昔どんなトコ住んでたんすかそれ……」

「リィはそんな覚えないよ?」

「そ、そうなんすね…」

にこにこ笑ってるが、そこそこ大問題じゃないのか……?

『はいは〜い、おしゃべりはそこまで〜!!

それじゃ、差出人3人を決めてね〜時間は30分!ゆっくり考えてね〜!』

カチ…カチ…カチ…カチ……

「おいちょっと!時計動き始めたっすよ!早く決めないと……!」

この様子だと和也は冷静さを失ってきてるな、何をしでかすか分からない…

「いや、そもそもあそこに時計はなかった」

不可解だが、早く決めないといけないのは事実だ、早くしないと。

「お、俺は行きたくないっすよ!!生贄とか性にあわないっす…!」

「奇遇だな、お前に行かせようなんてこれっぽっちも思ってない。」

「なるほど、ってなんか酷くないっすか!?」

「なんだ、じゃあ行かせた方が良かったか?」

「いや、それは……」

するとリィが、

「なんか、懐かしいねっ!」

にこにこしながらそう言った。

「そうっすかね、いつもどーりの会話っすよ〜」

「だからだよ~、ゲーム始まってからずっと二人ともなかわるそうだったもん!」

どうして私は、こんないい人達を堕とそうとしてたんだろう……どうして。

「うぐっ…えぐっ……」

「ちょ、ちょっと、なんで泣いてるんすか?」

こんにちはこんばんはおはようございますシズマです

そういえばまだ投稿してなかったなと思い、暇なので書きあげました!いや、決して忘れてなんかいませんよ、本当ですよ?

そんなことよりコメントとか感想書いてくれるとほんとモチベ上がるんですけど、誰も書いてくれないんですねーそれが。

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