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3章「あのねっ…」

冬夜は第一のゲームを自らを犠牲にし、ペナルティを負いクリアした。

だが当然そのことを仲間に打ち明けることなど出来ず…………

「すまん遅くなった!」

「遅いよ〜とーくん!何してたの?」

「…」

「とーくん?」

言えない…自分の身を犠牲にしてゲームクリアをしたなんて。そんなこと言ったらリィは絶対俺のことを心配する。

「…ただ呼び出された!おれもよくわからん!」

「そっかぁ、不思議さんだね。このゲームのかんりにんって人も。」

リィがアホで助かった。

「ねぇとーくん。」

「なんだよ。」

えっと〜。莉奈さん?ちょ、ちょっと近くないですか?

(…あとでちょっと時間ある?)

(わからん。このゲームに休憩ってものがあるのかがそもそもわからん。)

(…そっかぁ。じゃあ、1個言っていい?)

(なんだ?)

(……あのねっ…)

「はいそこ〜。なんでまたイチャイチャしてんすか。第2のゲームについたっすよ。」

「ほんとだ!」

(ごめんねとーくん…また後で言うね…)

なんだろう。すこしドキッとしてしまった。一瞬、リィのことを女の子として見てしまった。こんな時に何してるんだ俺は。さっさと第2のゲームを終わらせないと。

『はーいちゅーもーく!記念すべき第2のゲームはー…!バン!』

『友情まねきねこ!』

えーっと…?全く想像付かんのだけど。

『じゃあルール説明、まず二人でペアを作って、このまねきねこの手と頭のどちらかに手を置きます。そうすると、まねきねこが簡単な○×二択の問題を5問出すから、今度も答えずに答えを頭に浮かべてればいいよ。そしてお互いの回答が合った数が4問以上になったペアは先に進めるよ。』

『もちろん、嘘をついた場合、ゲームクリア失敗になるからねー。』

『ゲームクリアの場合、一致した問数×10万円ボーナスが追加されるよ。

逆にクリア失敗の場合、不一致の問数×10万円のペナルティが追加されるよ。嘘がバレて失敗だと、300万円のペナルティがペアのどちらにも追加されるからね。』

なるほど。つまりは本当の意味で友情を確かめるわけか。いいだろう受けて立つ。

『じゃあ、とりあえずペア決めてー。』

「とーくん!リィとペアになろ?」

「おう。俺たち幼馴染だから多分余裕だろ。」

「んじゃ俺らから行ってくるわ。」

「分かったっす。イチャイチャしないでくださいよ?部屋入ったらイチャついてるとか勘弁っすよ。」

「あぁもう分かってるって!」

イチャイチャなんかしてない。出来る仲じゃない。リィは俺のことを幼馴染としか思ってないはずだ。

「うぅ…真っ暗だよ…リィ怖い…。」

「大丈夫?」

大丈夫なわけがないが一応。

「大丈夫…。」

「うっ…」

「急に明るくならないでよ…」

俺たちが部屋に入ってドアを閉めた途端に、電気が付いた。

暗かったのはあとの挑戦者に中がバレないようにするためか。

「あっとーくん!まねきねこってこれじゃない??」

机の上にまねきねこが1匹。

「どうやらそれ以外何もなさそうだな。」

「ん〜?なんか書いてあるよ!!」

本当だ。まねきねこの横に紙がある。

「どれどれ〜?『まねきねこの頭に手を乗せよ。』だって!!!」

「なるほどこうか?」

その紙に言われるがままにしてみる。

あれ?何にも起きない。

「あっ『ペアのもう1人も手を乗せる』って書いてあった!見逃してた…えへへ。」

なんだ。だから言われた通りにしてもなんにも起きなかったわけだ。

もしこれが『なんも意味ありません〜。引っかかった〜。』

とかだったら軽く運営を殴ってたよ。

そしてリィもまねきねこの頭の上に手を乗せる。

『第1問!』

急だな。

「ね!ねね!猫が喋ったよ!!かわいい!!」

そのためのお手手だろ。そしてこれはまねきねこだ。

『星月莉奈は、風間冬夜と家が隣である。』

いや、そんなもん俺らが1番わかってるだろ。

もちろん答えは〇だ。

『答えが一致しました、第1問、クリアです。』

まぁこれは余裕だろう。全部がこんな問題とは…

『それでは第2問』

ちょっと考える時間くらい用意してくれたらど

『風間冬夜は、小学生の時、1年間外に出なかったことがある。』

本当に時間を寄越してくれないようだな……

あ!これはとーくんが言ってた!

自慢じゃないけど〜、って言ってたけど、あれぜったい自慢してた!

だから答えは○だね!

『答えが一致しました。第2問クリアです。』

『それでは第3問、星月莉奈は、小学校の頃、学校に行く時に母と離れるのが嫌で泣きじゃくり学校に遅刻した。』

……恥ずかしいがこれは本当のことだ。

リィにそれを言うと殴られるからな。

痛くなくて可愛げがあるから何度も言っちゃうけど。

これを〇にしたらきっとまた殴られるんだろうな。と思いつつも、ゲームクリアのためには致し方ない犠牲だろう。

『答えが一致しました。第3問クリアです。』

『第4問、星月莉奈は、風間冬夜のことが好きである。』

……………………は?

気まぐれで書いてるのでめっちゃ遅くなりましたー。

これからも気まぐれで書いてくので、時々見るくらいでお願いしまーす。

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