プロローグ
読んだら二次元に転送されても大丈夫です。
「さぁ、続きを観るか」
唐突だが自己紹介をしよう。俺の名前は山田清田だ。歳は17。血液型はB。誕生日は12月12日という奇跡かなんかだ。多分。そして俺はアニメヲタクだ。重症だ。日々、「二次元に行けないかなぁ」と、思っている。そして今、アニメを観ている。それと1人暮らしだ。もちろん、マンション。なぜ17歳が一人暮らしをしているかって?ん〜分からない。でもこの部屋は、まだ俺のではない。母がいいと言ったのだ。ちなみに今は2017年、12月7日だ。もうすぐ本当に誕生日だ。
二十分後……俺はスマホをいじっていた。
「お、なんだこれ」
完全に俺得のアプリを見つけた。アプリの名前は『2次元への転送アプリ』だ。俺はすぐにインストールをした。
「おぉ、楽しみだなぁ」
俺は今、物凄く楽しみだ。
2分後……インストールが完了した。アプリを開いた。
「二次元に転送します」
スマホはそう言った。
「馬鹿みてぇ」
俺はそう呟いた。よく見ると『はい』と『いいえ』のボタンがあった。「馬鹿みてぇ」と思った俺だが、二次元には行きたかった。でも少しばかり、行くかを考えた。行けるのかも分からないのに。考えたと言っても十秒も経っていない。決心して俺は『はい』ボタンを押した。
「二次元に転送します」
俺が三次元で聞いた言葉はこれで最後なのかも知れない。分からない。これが最後なのかは。でもいい。二次元に行けるんだ。アニメヲタクには、これ以上喜ばしいことは無いだろう。俺を探す奴はいないだろう。多分だけども。辺りが暗くなっていく……と思っていたら俺は椅子に座っていた。俺は少し理解に遅れた。前には一人の女性が椅子に座っていた。微笑みながら女性は言った。
「どうも、清田さん」
俺は考えることが いっぱい できた。なぜ名前を知っているのか、この人は誰なのか、胸のカップは何なのか……おっと本性が出てしまった……いくら心の中と言えども恥ずかしい。困惑しながらも。
「ど、どうも」
挨拶を交わせた。俺って意外と喋れるんだ……と思った。しかし綺麗な人だな〜と思っていると。
「清田さん。あなたは『はい』と いう ボタンを押しましたね?」
「はい!」
俺は即答。女性は微笑みながら。
「それでは転送します!」
挨拶を交わしたくらいなのに展開が早くないか?まぁ、いち早く2次元に行けるのならばいいのだけど……
次回お楽しみに!




