登場人物紹介
この作品はとても多くの登場人物が出てきますので、始めにお読みくださると少しは物語の内容が把握しやすくなるかと思われます(自信ないですが)。
また、作品はプロローグ、メインシナリオ前後編、エピローグで構成されています。しかし、ストーリーよりはキャラクターものの色合いが強い作品だと思います。一部の設定が丸投げだったりもして完成度は高いとは言えませんが、文体はなるべくテンポよく読めるように努力してあります。
<プロローグの主な登場人物>
【天崎会人】主人公その1。大学で宇宙物理学を専攻している。自ら知らないうちに謎の惑星「ポス・ベリタス」で目を覚まし、惑星一の大都市「ビガロ」にて色々と騒動を起こしたり起こされたりする。
【エミオ】ポス・ベリタスの住人「ベリタス人」の科学者。浅黒いガッチリした体育会系の肉体を持ち、普段は陽気でお茶目。日常生活に役立ちそうな装置を多種開発して自室に溜め込んでいる。不思議な能力・スパイラの一種「エニスク」を使う。
【シラード】ベリタス人科学者で、エミオの同僚。眼鏡をかけた色白の痩身をしていて、普段はエミオの行動に突っ込みを入れるニヒルな男だが、根はエミオと似通っていると思われる。大型転送装置「マスティカ」の設計・開発者でもある。
【シニストとジュスト】ビガロをパトロールする婦警二人組。掛け合いは常に息ピッタリだが、姉妹ではない。ポニテの青い髪がシニストで、ボブカットの赤い髪がジュスト。
【イムレフ】エミオとシラードの所属する「第七魔粒子研究所」の所長。ベタな年寄りの言動が目立つ色ボケ爺さん。
【ナウラ】「第七魔粒子研究所」に勤める女性科学者。浅葱色の長髪、モデル体型で子持ち。本編前半終盤にも登場。風を生むスパイラ「シクローネ」を操る。
【エルとラニ】ナウラの双子の子供。見た目は小学生低、中学年くらい。ナウラと同じく本編前半終盤にも登場。特定の人物が見聞きした記憶を映像化するスパイラ「トロボリィ」を二人掛かりで使う。
<メインシナリオ前半の主な登場人物>
【天崎由里】主人公その2。天崎会人の妹で、黄石市の県立三笠山高校に通う二年の女子高生。シロサイの角みたいな大きなクセ毛とボサボサ頭が特徴。兄の影響で言葉遣いが男っぽい。三笠山高校の夏の文化祭「螢星祭」のメインイベントでは「笹神様」として奮闘する。
【葉月光】フランス語を交えた言葉遣いの謎の少年。螢星祭のメインイベントではフィルモワ=レゲールという偽名で登場する。
【星見屋麻季名】三笠山高校の生徒会長にして、螢星祭の実行委員長。容姿と声色は同年代に比べ幼いが芯はしっかりしていて、螢星祭のMCやライブパフォーマンスもサラッとこなすが奇行も目立つ。
【黒野慶大】由里の幼馴染み。ソフトモヒカンをしたお調子者で、由里をからかっては怒りを買うのが日常。逃げ足が滅茶苦茶速い。
【望月リナ】螢星祭のメインイベントで名前を呼ばれる女子生徒。日本人離れした、西洋人形みたいな愛らしい容姿をしている。
【美井悠亜】由里の悪友その1。ギャルっぽいルックスで、悪知恵がよく働く。
【小佐野ジュン】由里の悪友その2。陸上部所属。宝塚の男役が似合いそうな端正な容姿をしている。悠亜の悪だくみにいつも便乗している。
【新山瑞穂】三笠山高校一年の女子生徒。由里の過去を良く知ると同時に数々のトラウマを植え付けた本人でもある。
【斑鳩隼】脇役。螢星祭のメインイベントで色々とやらかす。
【岩瀬岳彦】螢星祭実行委員の一年生。ほとんどモブ。
【サチヨ】ゴリラ女。
<メインシナリオ後半の主な登場人物>
【不良三人組】牛の角みたいな頭をしたリーダーと、金髪アフロのネズミ男と、ニワトリのトサカみたいなモヒカンのチンピラの3人組。ほかのモブキャラより出番はあるはず。
【白鳥恵】中学生くらいの少年。強力なスパイラ「キューティス」を操り、由里達の前に立ちはだかる。
<その他>
【エティア】真っ暗な空間「ジオクス・ホール」に住む水色ワンピ幼女。分身となる二人の手下を従えている。特定の人間の因果に干渉したり、離れた2地点以上の空間をワームホールのようにしてくっ付けたりする超人的なスパイラを操る。
【ハスク】エティアの手下その1。四肢の自由を奪ったり、間接的に暗示を掛けたり出来る洗脳型のスパイラ「レトゥルギア」を操る。エティアからは〝抜け殻のハスク〟というあだ名で呼ばれている。
【エスぺリテ】エティアの手下その2。光学迷彩のように敵から姿を隠したり、可視光に質量を持たせたりできるスパイラ「プロサーム」を操る。