パーティーリーダーと黒歴史
「これから作戦前の最後の打ち合わせを始める。各パーティーのリーダーは集合してもらうよ」
行軍を開始して二日目の夜。女帝の住処から少し離れたところに簡易的に築いた陣の中、作戦前の時間を思い思いに過ごしていた黒の翼の元にシルヴェーヌが顔を出した。たかが呼び出しにギルドマスター自らがお出ましというのは優遇され過ぎな気もするが、それにはちょっとした事情がある。
今回、直接女帝を討伐する役割に、シルヴェーヌはリオン達を推した。だがランクはともかく、リオンはまだ十七歳。やはり他の冒険者から反対意見も多かった。それでもシルヴェーヌが譲らなかったこと、さらにはミュンストルのギルドマスターであるグラフからも推薦があったことから、リオン達に女帝討伐の任が与えられたのだ。
シルヴェーヌが今こうしてリオン達を呼びに来たのも、それだけリオン達を目にかけているというアピールなのだろう。
「どうしたんだい? 早く支度しな」
馬車の入り口から顔だけを覗かせたシルヴェーヌが、わずかないら立ちを滲ませて整った眉尻を吊り上げる。そんなシルヴェーヌの言葉に、その場にいた全員の視線が馬車の中の一点に集中する。
馬車の中、ティアの膝枕で仮眠を取っていたリオンに――
シルヴェーヌが来る少し前には微睡から覚醒していたリオンだが、作戦開始までは特にすることも無かったので、起き上がることも無いままティアの膝の柔らかな感触を堪能していた。そんなリオンの黒髪を、ティアが実に幸せそうな表情で弄ぶ様は、前世の日本で言う「リア充爆発しろ!」な光景なのだろう。
なお、出発してからほぼ一日ティアの膝を占領し、すっかり元気になったファリンは、もともとジッとしているのは性に合わないのもあって、残りの行程のほとんどを馬車の御者台や屋根の上に座って過ごしていた。よって一日目はファリンの定位置だったティアの膝は、二日目には元の持ち主へと返上されたのだ。
体が鈍るとマズいので、時折馬車を降りて軽く剣を振ったりはしていたのだが、見張りや魔物の掃討をしている他の冒険者の手前、あまり大々的に動き回るのも気が引けた。ゆえに二日目の行軍中も、特にやることのないままリオンは相も変わらず空を眺めていた。
そうなると、リオンの隣が私の居場所! なティアもリオンに寄り添って空を見上げることになる。それは黒の翼の面々にとっては、浮遊島が空を横切るくらい当たり前な光景なわけで、もはや誰一人として冷やかす者も呆れる者もいない。そういった機微の鈍いアルでさえ、ほぼ無意識に、極自然にその場を空けるくらいには慣習化されていた。
しばらくしてリオンは馬車の振動に次第にうつらうつらとしだす。そんなリオンをあのティアが放っておくなど、冒険者が目の前のお宝を放置するくらいあり得ないわけで……その結果、ティアが優しくリオンの頭を引き寄せ、リオンも特に抵抗することなくそのままコテンとティアの膝に倒れ込んだ。
そうして完成したリア充の権化な光景は、馬車の周囲を行軍中の冒険者達の心に多大なる精神的ダメージを与えた。「こっちがむさ苦しい男だけで、見張りなり魔物の討伐をしているってのに何をイチャイチャしてんだコラァッ!」という無言の視線が集中する。だがそんな嫉妬と怨嗟の視線は、すでにティアの膝の柔らかさと甘い香りで夢の中に突入したリオンと、そんなリオンの寝顔を見つめることに夢中なティアには届かなかった。
そんな冒険者達の様子を見兼ねたミリルが「奥に引っ込め!」とリオンを叩き起こした結果、今に至るというわけだ。
そんなリオンは、シルヴェーヌの険のこもった視線を受けてもキョトンとした表情のまま動かない。未だに夢現の中……というわけではなく、何故自分に視線が集中しているのかわからないらしい。そして、そのまま視線だけを馬車の片隅に向けて口を開く。
「呼ばれてるぞ、ジェイグ」
「………………え、俺?」
シンプルな装飾のブロードソードの整備中だったらしいジェイグが、しばしの硬直ののちに自分の顔を指差して素っ頓狂な声を上げる。見覚えのないそのブロードソードは仲間の物ではなく、どこかの冒険者の物だろう。馬車の中で時間を持て余していたので、休憩中の他の冒険者の武器の整備を引き受けたらしい。
「何を驚いている? このパーティーのリーダーはお前だろう」
「………………そうだっけ?」
腕を組み、記憶を辿る様に視線を彷徨わせたジェイグが、あっれ~? ととぼけた表情で後頭部をボリボリと掻く。そのあまりにアホくさい顔に、思わず氷弾を叩き込んでやりたい衝動に襲われるが、シルヴェーヌの手前もあるので止めておいた。
「そういえば、そんなことを言ってたか……めんどくさいねぇ」
そんなやり取りを見ていたシルヴェーヌが、呆れた表情で額を抑える。百人を超える討伐隊の指揮というのは、かなりの心労が溜まるのだろう。普段の飄々とした姿に陰りが見えるので、少し同情してしまう。
「というか、今まで複数パーティーで依頼を受ける時はどうしてたんだい? その時の打ち合わせも、そっちの頭の悪そうな坊やに任せてたのかい?」
「いえ、他のパーティーと組んで依頼を受けるのは今回が初めてなので」
さすがにギルドマスターとの会話を寝たまま行うのはマズいと体を起こしたリオンの答えに、シルヴェーヌが片眉をピクピクとヒクつかせる。全員が上級以上の冒険者である黒の翼が、まさか他パーティーと組んだ経験が一度も無いとは思っていなかったのだろう。
本来であれば、下級や中級の冒険者が他の冒険者と組んで経験を積んだり、その時々で足りない戦力を補うというのは常識だ。ギルドによる仲介というのはそのためのシステムでもあるのだから。
しかし、亡きリリシア先生に鍛え上げられていたリオン達は登録の時点で全員が中級冒険者並みの実力を持っており、他の冒険者に頼る必要性が無かった。後からパーティーに加入したアルとファリンも、その時には上級昇級間近のリオン達がサポートしたので、何の問題も無い。それにこれまでは依頼を受ける目的が六人全員で生きて復讐を遂げる実力を身に付けるためだったので、他のパーティーを加えるわけにいかなかったというのある。
もちろん、そこまでの事情をシルヴェーヌが知るはずもないのだが。
ちなみに……絶世の美女に平然と馬鹿にされたうえ、仲間であるリオンからのフォローも無く流されたジェイグは馬車の隅で膝を抱えていじけていた。慰める者は誰もいなかった。
「はぁ……なら、私のマスター権限で黒の翼のリーダーを、そっちの坊やからあんたに変更させてもらう。正式な手続きはギルドに戻ってからだけどね」
「……それはちょっと横暴では?」
シルヴェーヌの一方的な言い分に、リオンが眉を顰める。しかし、こっちにも事情があるんだ、とでも言うように、シルヴェーヌが疲れた表情で肩を竦める。
「別にリーダー以外のメンバーがサポートとして会議に参加するのは問題が無いよ。他のパーティーでもリーダーと参謀が別ってことはよくある。ただあんた達の場合、誰が見ても明らかに実質の中心人物とリーダーが異なっている。おそらくパーティーの方針を決めるのも、作戦を考えるのも、指揮をするのも基本は全部あんただろう? なら、ギルドとしても、実態と形式が相違しているのはあまり好ましくないんだよ。重要な話を誰に持ち掛ければいいかわからなくなる」
言われてみればもっともなシルヴェーヌの説明に、それもそうか……とリオンも頷くしかない。そんなリオンに、シルヴェーヌは「それに……」と前置きをしてから、ジェイグを一瞥してこう言った。
「そっちの坊や、見るからに馬鹿だろう?」
「確かに」
「うぉい!」
シルヴェーヌの辛辣な一言を、リオンが一切迷うことなく肯定し、耐えかねたジェイグが勢いよく立ち上がって吼えた。しかし、そんなジェイグをさらっと無視して、二人は会話を続ける。
「そんな馬鹿をリーダーに据えてたら、パーティー全員が下に見られるだろう?」
「確かに」
「少しは否定しろよぉ! せめて迷えよぉ! 何でそこで重々しく頷いちゃうんだよ!? 俺だってそこまでバカ丸出しじゃねぇよちくしょう!」
「そしてそんな馬鹿がリーダーのパーティーを討伐隊の筆頭に推薦している私やグラフの判断が疑われる」
「それは申し訳ないですね」
「申し訳ないと思う相手が違うだろぉ!? 今この場で一番ダメージを受けてるのは俺だろぉ!?」
「今後、どこのギルドに行こうと、高ランクパーティーのあんた達には色々と依頼が舞い込んでくるだろう。その度にそっちの残念坊やが出てきたらギルドはもちろん、依頼人も混乱するだろう? 今のうちにさっさと実態に合わせておいた方があんた達にとっても利があると思うが?」
「なるほど」
「残念坊やって! ……いや、違いますシルヴェーヌさん、そんな憐みの目を向けて欲しい訳じゃありません……そしてテメェはもう少し申し訳なさそうにしやがれ、リオン!」
顔を髪の色と同じくらい真っ赤にしたジェイグが、途中でシルヴェーヌの冷ややかな視線に狼狽えたりしつつも、ウガーッと怒鳴り続ける。その声を尽く無視して、リオンは馬車の中の仲間を見渡して尋ねた。
「というわけで、パーティーリーダーが俺になるらしいが、異論はあるか?」
「「「異議な~し(ニャ)」」」「……ないわ」
「俺に味方はいなかった……」
声を揃える三人と、ジェイグに憐憫の視線を向けつつもリオンのリーダー就任を認めるティアの声に、絶望したジェイグが崩れ落ちた。
そんないつものじゃれ合いを終えたリオンは、「まぁ冗談はこれくらいにして……」と呟くと、スッと立ち上がり、四つん這いになって打ちひしがれているジェイグの傍へと歩み寄り、その赤い瞳を真っ直ぐジェイグに向けた。
五年前、エメネアのギルドで黒の翼をパーティーとして登録した際、リーダーは別に誰がなっても良いと言った。家族同然に育った六人に上下関係などあるはずもないし、作戦などはリオンが考えることが多いとはいえ、基本的な方針は全員の話し合いで決めている。
とはいえ、ジェイグをリーダーにした理由が全く無いかと言われれば、そうでもない。
普段の扱いが雑なのでわかりにくいが、リオンもジェイグの年上としてのプライドはそれなりに尊重している。
だがそれ以上に、リオンは自分がリーダーには向いていないと、そしてリーダーはジェイグの方が適していると思っていた。作戦の立案や指揮はできるが、感情をはっきりと表に出すことが得意ではないリオンは、場のムードを盛り上げるのは苦手だ。復讐を終えたばかりのリオン達が、魔空船の中で明るい未来を確信できたのは間違いなくジェイグのお陰だ。
そして何よりリオンは、普段から自分がジェイグを頼っていることを自覚していた。
その例として顕著なのが、エメネア城潜入前の一幕だ。
長年の悲願だったエメネアへの復讐の最終作戦を前に、リオンはジェイグをからかうことで、固くなっていた仲間の緊張を解きほぐそうとした。だが、それは自分自身に対しても同じだった。
わかりにくくはあるが、リオンだって感情の無い人形などではない。意識はしないようにしていたが、大事な作戦を前に少なからぬ緊張や不安は自覚していた。だからこそ、ジェイグを頼ることでどうにか仲間と、そして自分自身を鼓舞しようとしたのだ。
たとえ今この場で、ギルド内でのパーティーリーダーが変わったところで、黒の翼の関係はこれまでと何一つ変わらないだろう。
それでも、リオンは問わずにいられなかった。
世界の誰よりも信頼する相棒に……
俺で本当に良いのか、と……
リオンの瞳を見上げたジェイグは、瞬時にリオンの意図を察したのだろう。顔を上げて何も言わずに立ち上がる。
そして、端整な顔に豪快な笑みを浮かべて、右拳を突き出してきた。
言葉は無くても、それだけでジェイグの真意はわかった。だからリオンも何も言わない。ただフッと表情を綻ばせて、同様に右手を持ち上げ、ジェイグの拳にぶつけた。
何も言わずとも互いの意思を通じ合う二人を、ミリルが苦笑と共に肩を竦め、ティアが微笑ましそうに、アルは少し羨ましそうに、ファリンは楽しそうに見つめていた。
こうして全員の了承を得たリオンは、「じゃあちょっと行ってくる」と仲間に告げて、会議に向かおうと馬車の外へ歩き出した。ひょいと軽い足取りで馬車から降り立つと、馬車の外で待っていたシルヴェーヌに、待たせてしまったことを詫びた。
そんなリオンに、シルヴェーヌはまるで昔を懐かしむ団塊世代のおばちゃんのように「若いねぇ」と呟いた。思わずシルヴェーヌの年齢を訊ねたい衝動に駆られたが、その瞬間、シルヴェーヌが見たことないくらいの満面の笑みを向けてきたので、リオンは全力でその衝動を抑え込んだ。大人の女性に年齢の話は禁句なのだと、改めて思い知らされたリオンだった。
そうしてシルヴェーヌと二人で会議の場に向かおうとしたのだが……何故かシルヴェーヌはもう一度馬車の中を覗き込んで、少し予想外の、そして耳慣れない単語を含んだ一言を口にした。
「ああ、そうだ、ミーティアの嬢ちゃんも一緒に来てもらえるかい?」
黒の翼全員の頭の上に一斉にハテナマークが浮かんだ。リオン以外のメンバーが呼ばれた理由も気になったが、それ以上に全員の頭を占めていた疑問は同じだろう。
――ミーティアとは何ぞや? ということだ。
そして、先ほどのリオンの時のように、シルヴェーヌが呼んだ人物に、全員がゆっくりと視線を向ける。
そこにはキョトンとした表情のまま硬直するティアの姿が。言葉は無くとも、その顔がはっきりと「え、私?」と言っている。普段の凛々しい恋人の呆ける顔が、珍しくてちょっと可愛いと思ってしまったのは内緒だ。
一瞬、ミーティアではなく、ティアと呼んだのを聞き間違えたのかと思った。もしくはシルヴェーヌの言い間違え、あるいは覚え違いか。どちらにしても何故ティアが呼ばれるのかという疑問は解決しないのだが。
数秒ほどの硬直からようやく回復したティアは、一瞬だけリオンに困惑した視線を向けてくる。だが、リオンもティアが呼ばれる理由は聞いていないので、首を傾げることしかできない。なので、ティアもすぐにシルヴェーヌに向き直り、もっともな疑問を口にする。
「えっと……呼ばれたのは私、で間違いないですよね?」
「ああ、そうだよ。今回、ミュンストル防衛での活躍を踏まえて、ミーティアの嬢ちゃんには捕らえられた人々の救出部隊のリーダーをやってもらおうって話になってね。急で悪いんだけど、一緒に付いてきてもらえるかい?」
「……ええ、それは構いませんが……私の名前、ミーティアじゃなくてティアリアなんですけど……」
再びのミーティア呼びに、微苦笑を浮かべたティアがやんわりと訂正する。ちなみに皆、ティアとしか呼ばないが、ティアの本名はティアリアだ。
だが、そんなティアの進言に対して返って来たのは、残酷な言葉だった。
「ああ、ミーティアってのは、あんたの二つ名だよ」
ティアが曖昧な笑顔のまま、ピシリと固まった。
その光景に強烈な既視感を覚えつつも、固まったティアの代わりにリオンが「どういうことなのか?」と尋ねた。
その問いに対するシルヴェーヌの説明はこうだ。
ティアはミュンストルの防衛戦で大活躍した。特に飛行型魔物の多くを撃退した流星の如き魔法矢とそれを放つティアの姿は、その眩い輝きを目にした者の心に深く焼き付いたという。
そして戦いの後も、ティアはケガ人の治療を献身的に行った。
その活躍に湧き、さらにその美貌と回復魔法に身も心も癒された男共がこう言った。
――彼女は女神だ、と。
こうしてティアの噂は瞬く間に広がり、いつしかティアの信者と化した連中にこう呼ばれるようになった。
――流星の女神、と。
ちなみにティアの名前と、二つ名が似ているのは偶然らしい。戦いの最中も治療の時も、ティアは誰にも名乗っていないし、ギルドが他の冒険者の情報を漏らすことは無い。なので、ティアのファン達も本名まで知る機会は無かっただろうとのことだ。
その話を聞き終えたティアは……羞恥のあまり両手で顔を覆った。知らない男達に勝手に崇められた挙句、やたらと仰々しい二つ名を頂戴していた事実に心が耐えられなかったようだ。耳まで真っ赤にして、イヤイヤと首を振っている。
「ティアに先を越されちまったな……」
「あの時のティアは本当にカッコ良かったニャ! 当然の結果ニャ!」
「すっげぇな、ティア姉! オレも絶対いつかカッコ良い二つ名で呼ばれてやるぜ!」
「……あんた達が心からそう思ってるのはわかるけど、それ以上は止めておきなさい。ティアの心が死ぬわよ」
リオンに続き、ティアが二つ名を与えられたことに、ジェイグが少し悔しそうに苦笑いを浮かべ、何故かファリンは我が事のように胸を張り、アルはキラッキラした顔で闘志を燃やす。それがティアへの追い打ちになっているとも知らずに……
その中でただ一人、ミリルだけはティアに同情の視線を向けて、これ以上のティアのダメージを防ぐべく、三人を止めていた。
そして、ティアよりも先に中二感満載の二つ名を与えられているリオンは……一度、馬車の中へと戻ると、相変わらず顔を覆ったまま蹲るティアの元へ歩み寄り、傷心の恋人を励ますように優しくその肩に手を置いた。
空色の瞳に涙を滲ませたティアが、最愛の恋人からの慰めを期待して顔を上げる。
だが、そんな期待は、リオンの顔を見た瞬間に儚く散ることになった。
「さすが俺のティア。まさかこんなことまで一緒になってくれるとはな」
珍しく、本当に珍しく、リオンが満面の笑みを浮かべていたからだ。
確かにティアに対する同情も、慰めたい気持ちもある。だが、それ以上にこみ上げてくる今の感情を抑えきれなかったのだ。きっと今のリオンの頭の中では、小さな妖精が「なっかま♪ なっかま♪」とファンファーレを鳴らしていることだろう。
さすがに今回ばかりはリオン大好きなティアでも受け入れがたかったらしい。「そのセリフはもっと違うところで聞きたかったわ……」としょんぼり肩を落としていた。
こうして突然のリーダーの交代劇や、少々ショッキングな出来事はあったが、リオンとティアは最終会議を行う場へと向かっていった。
今回からバトルに突入の予定が、気が付いたらこんな話になっていました……
前々回の後書きはあとで修正します。
バトル回を期待していた方は申し訳ございません。
今回の正式にパーティーリーダーをジェイグからリオンに移すという一幕は、いずれどこかでかならずやるつもりだったのですが、流れ的に丁度よさそうだったのでここでやることにしました。
ティアの二つ名は、自分のちょっとしたお遊びと、あと救出部隊のリーダーを任せられるだけの実力の裏付けの意味もあります。
相変わらずの自分のネーミングセンスには苦笑いしか浮かびませんがww
感想、ご意見、誤字脱字の報告等お待ちしております。
厳しいご意見なども真摯に受け止めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。