エピローグ ~月と星が見守る中で~
この話で第一章は終わりです。
天井を覆うガラス窓越しに、月と満点の星空が広がっていた。空に浮かぶ魔空船の中からどこまでも広がる夜空を見ていると、まるで自分が星の海を泳いでいるようにさえ感じられる。その部屋に足を踏み入れたティアは、視界いっぱいに広がった幻想的な光景に息をのみ、少しの間そんな夢現な感覚を味わっていた。
ここは魔空船の上部区画前方。展望スペースと呼ばれ、天井や壁のほとんどを透明なガラス窓で覆われた部屋である。天井部分は日差し除けのための開閉式天幕も備え付けられており、また、外の景色をリラックスしながら眺められるように、室内には小さな花壇なども置かれている。
とはいえ、この部屋の主役は窓の外の景色であり、植えられている色とりどりの花は小さくとても可愛らしいが、どうやら見た目よりも香りを重視したチョイスになっているようだ。心を落ち着かせる優しい香りが、室内を優しく包み込んでいた。
そんな展望スペースの一番前方。空を見上げやすいよう、上部にクッションの付いたソファーに腰掛けたまま、リオンが満点の夜空を見つめていた。
「やっぱり、ここにいたのね」
「……ティアか」
顔は空に向きながらも、視線をわずかにティアの方にずらして、リオンが小さく笑みを浮かべた。
つい三十分ほど前、一通り笑い終えた六人は、それぞれが船内の適当な部屋を自室として選び、そのまま解散となった。皆、今日の戦いで相当疲れていたので、今頃はぐっすり眠っているだろう。
そんな中、ティアはベッドに潜ることなく自室を出て、この展望スペースを訪れた。確たる根拠があったわけではないが、何となくリオンはこの部屋に来ているような予感がしたのだ。恋する乙女の直感というやつだろう。
リオンの方も、突然やってきたティアに特に驚いたような様子も見せず、「座るか?」と少し横にズレてティアを自分の隣へと導いてくれた。
そんなリオンのお言葉に甘えて(まぁ何も言われなくても隣に座るつもりだったが)、リオンの座るソファーへとティアも腰掛ける。高級感のあるクッションが、ティアの体重に合わせて柔らかく沈んだ。
そのソファーは大人が横になっても余るほどの横幅がある。そんなソファーの真ん中辺りにリオンとティアが横並びになって、二人で空を見上げる。
「やっと叶ったわね……リオンの夢」
まるで自分のことのように嬉しそうな声で呟くティアに、リオンは空から視線を逸らすことなく「ああ……」と肯定した。
「ねぇ、今更なんだけど、聞いていい?」
「……何だ?」
改まったような雰囲気でそう尋ねてくるティアに、リオンがわずかに視線をティアに向けて先を促す。
「リオンは、どうしてそんなに空を飛びたいと思ったの?」
それはこれまでに何度も繰り返してきた質問。リオンに恋をした日から、リオンの事を知るために幾度となくその質問を繰り返してきた。
しかし、その度にリオンは「そこに空があるからさ……」と、冗談なんだか本気何だかわからないような表情でそう答えてきたのだ。完全に嘘や誤魔化しというわけでもないのだろうが、何となく心の奥にある本当の気持ちを隠しているような気がしていた。今ならリオンはちゃんと答えてくれるような気がして、ティアはそう訊ねたのだ。
そんなティアの真剣な表情を横目に見たリオンは、少し何かを考えるようにその赤い瞳を揺るがせたあと、再び空に視線を戻して徐に口を開く。
「空の先に大切な誰かがいるような気がして……かな」
「大切な、誰か?」
漠然としたリオンの答え。しかし、その表情にわずかに寂しそうな、悲しそうな色が見えて、ティアは自分の胸がキュッと締め付けられるような痛みを覚えていた。
「ティアはさ、この空の先には何があると思う?」
「空の先って、太陽とか月とかってこと?」
「まぁそれは確かにあるな……」
フフッ、といつものクールな笑みを浮かべるリオン。ちょっと馬鹿にされたような気がして、ティアが少し拗ねた視線をリオンにぶつける。
「悪い悪い」と言いながら、そんなティアの頭をリオンが撫でる。相変わらずその顔にちょっと意地悪な笑みが浮かんでいることは少し面白くないが、結局、リオンの手の暖かさに負けて全て許してしまう。そんな自分が少しおかしかった。
「俺はさ、この空の先には天ご……魂の帰る場所があるんじゃないかって思ってる」
「魂の帰る場所?」
それは、エメネアを含むいくつかの国で信仰されている宗教の教えに出てくる言葉。この世界での役目を終えた死者の魂が集まる安らぎの国。死後にその国に行けるように、神を信じ、善行を積みなさいというのが、その宗教の主な教えだ。
「リオンって、そんなに宗教に熱心だった?」
「いや、全然。今のは、あくまでティアにわかりやすい言葉を選んだだけだ」
熱心な信徒が聞いたら怒りそうなくらいに、バッサリと信仰を切り捨てるリオン。別にティアも宗教家というわけでもないので、特に気にしないが。
「宗教とか関係ない、俺個人の想像でしかないんだけどな、もし魂ってのが本当にあって、それが帰る場所があるとしたら、それはきっと空の遥か先にあるんじゃないかって思うんだよ。そして死んだ人はそこで、今も生きている大切な誰かを見守ってるんじゃないかって、空を飛べばその人たちに少しでも近づけるんじゃないかって、心のどこかでそう信じてる……んだと思う」
まぁ中には、どっかに寄り道する魂もあるかもしれないが……とだけ付け足して、リオンは少し恥ずかしそうに笑った。
「こんな子どもみたいな空想で空を飛ぼうなんて、やっぱりおかしいかな?」
確かに、いつも現実的で、大人びたリオンが語るにしては、少し子どもっぽくも感じるかもしれない。だけど、ティアはそんなリオンの新しい一面がとても愛おしく思えて、そしてそんな一面を初めて自分に見せてくれたことが堪らなく嬉しかった。だから、小さく首を振った後で、微笑みながらリオンに告げる。
「おかしくなんかないわ。私も、もしそうだったら素敵だなって思うもの」
自分の考えをティアが全面的に肯定したことに、リオンも少し嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ、先生やあの子達も、私達のこと見守ってくれてるのかしら?」
「当然だろ? だって、あの先生だぞ? まぁチビ達はどっか寄り道してるか、空の上でも落ち着きなくはしゃぎ回ってそうだけどな」
「ふふ、そうなったら先生も大変ね」
リオンの冗談めかした返事に、ティアもそんな光景を思い浮かべて笑いが込み上げてくる。そうして笑いが収まった頃に、もう一度二人は空を見上げた。空の先に、先生や子ども達の姿を探すように。あるいは、自分たちの元気な姿を見せるように。
そうしてしばらく静かに夜空を眺めていたティアとリオンだったが、ふとリオンの顔を見たティアが、突然何かを思いついたような顔でリオンの顔を見つめる。
「どうした、ティア?」
そんなティアの視線が気になったのか、リオンが不思議そうなで首を傾げて、ティアの目をのぞき込んでくる。リオンの顔が近くなったことで、顔が熱を帯び始め、視線がキョロキョロと泳ぎ始める。だが、女は度胸! とでも言うように、自分を鼓舞すると、その白魚のような手をそっとリオンの顔の方へと伸ばす。
「えい!」
そんな可愛らしい掛け声と共に、ティアがリオンの頭を引っ張る。突然のティアの行動に、反応が遅れたリオンは何の抵抗もできないまま、ティアの方へと引き寄せられる。そのままポフンと気の抜けるような音を立てて、リオンは倒れ込んでしまった。
ティアの膝の上に頭を乗せる形になって。
「えっと……ティア? これは……」
「……膝枕?」
ティアは今間違いなく自分の顔が真っ赤になっているであろうことを自覚しつつも、リオンが起き上がらないように優しく頭を押さえて、小さく呟いた。我ながらちょっと大胆だったかなとも思ったが、ここまでやってしまったらあとには引けない。
「この方が空が見やすいでしょ?」
適当な理由をでっち上げる。実際は何か良い感じの雰囲気と、高鳴る感情に流されてやってしまっただけだ。
リオンは最初は驚いた様子で目をパチクリさせたり、かと思ったら照れ臭そうに眼を泳がせたりしていたが、特に逃げ出すことも無くティアの膝枕を受け入れてくれた。
「突然だったから、少し驚いたよ」
「……ねぇ……私の脚、硬くない?」
ずっと訓練ばかりやってきたため、自分の脚の寝心地に自信が持てない。筋肉で硬過ぎたり、太すぎたりしないだろうか。そんな不安がティアの頭の中を渦巻く。
「いや、そんなことはないぞ。むしろ丁度いいというか、何というか……」
そんなティアの不安そうな顔を見上げながら、少し顔を赤らめるリオン。中々にレアな表情に、ティアも恥ずかしさを忘れて思わず心の中で呟く。
「あ、今の表情、可愛い……」と。
「そういえば……膝枕なんてされるの初めてだな」
照れ臭さを誤魔化すように、リオンが話を逸らす。ティアも、これ以上自分の脚の感触について話す気にはなれなかった。
「子どもの頃、先生にしてもらったりしなかったの?」
「ミリルとかがされてるのは何度も見たことある。けど、俺はされたことはないな……まぁ、ちょっと恥ずかしいしな」
ポリポリと頬を掻きながら、リオンは苦笑いを浮かべる。そんなリオンを微笑ましそうに見つめていたティアに、それに……とリオンが前置きをして、話を続ける。
「人に甘えるのは、あまり得意じゃないんだ」
そんな苦笑しながらそう呟くリオン。そんなリオンの一言で、ティアの脳裏をある光景が過った。
それは遠い過去の光景。孤児院の飼い猫、ベクタの墓の前でたった一人で泣き続けるリオンの姿。
ティアがリオンと初めて出会ったとき、リオンはまだ三歳だった。その頃から妙に大人びていたリオンは、ずっと誰にも甘えることなく、生きてきたのだろう。自分が誰かに甘えるなんて考えたことも無いのかもしれない。甘え方を知らないのかもしれない。
それでもリオンは平気だったのかもしれない。むしろ、だからこそここまで強くなれたのかもしれない。
けどそれが……そんなリオンの生き方が、ティアにはとても悲しかった。
「リオンはもっと誰かに甘えたりしてもいいと思うわ」
自分の今の気持ちが伝わるようにはっきりと、ティアはリオンの髪を優しく撫でる。かつてリオンが。両親を失った悲しみから逃げていたティアの心を救ってくれたときのように。今度は自分がリオンの力になれるように。
「私にも、ジェイグやミリル達にだって、もっと甘えて、頼って欲しいの。リオンからしたら、私達じゃ頼りないかもしれないけど……」
「頼りないなんてことは絶対にないよ」
「なら――」
「ただ……俺はもう皆からは数えきれないほどたくさんの物を貰ってるから」
ティアの言葉に被せるように、リオンは優しくそう告げる。本当に、心の底から嬉しそうな表情で。
「皆が俺に新しい夢をくれた。ずっと一人で追いかけていた夢に、最高の仲間ができた。このとてつもなく広い空で、一人じゃないって思えることが、堪らなく嬉しいんだ。だから、もう――」
ゆっくりと、噛み締めるように仲間への想いを語っていたリオンの口を、ティアの細い指先がそっと塞ぐ。
たとえ自分たちのことをリオンがどう思っていようと、もう十分、なんて言葉をリオンの口から言わせるわけにはいかなかったのだ。
「そんなの、私達だって同じよ。ううん、私達の方がリオンからたくさんのものを貰ってるわ。リオンのお陰で、ジェイグもミリルも自分の夢を追いかけることができた。アルは自分の目標を。ファリンは自分の居場所を。私だって……」
――人を好きになる喜びを、誰かを愛するという気持ちを教えてもらった。
そんな想いを今は言葉にはできなかったけど、それでも確かにリオンから貰った、何よりも大切な気持ち。かけがえのない大切な宝物だ。
「それに、リオンがいなかったら、私達は今日を迎えることなんてできなかった。リオンがいてくれたから、誰一人失うことなく六人皆で生きていられた。だから……」
そこで一度言葉を区切ったティアが、今までずっと言えずにいた言葉を告げる。
ありったけの想いを込めて……
「ありがとう、リオン。ずっと私達を導いてくれて。私達の傍にいてくれて」
リオンの赤い瞳を見つめたまま、ティアがもう一度リオンの髪を優しく撫でる。
リオンは少し驚いたような表情で、ティアの顔を見上げていた。
そして――
「リオン?」
リオンの両目から大粒の涙が零れた。
突然の涙に、ティアが心配そうにリオンの顔を覗き込む。
そんなティアの態度に、リオンは困惑した顔のまま自分の頬にその手を伸ばす。
「……は? 何だ、これ? 何で、俺……」
その指に触れた滴に、ようやく自分が涙を流していることに気付いたようだ。かなり狼狽えた様子で、今尚涙が溢れている両目を乱暴に拭う。
しかし、一度表に出た感情は、まるで堰を切ったように溢れ、拭っても拭っても止まることなくその頬を流れて落ちる。
「くそっ、何で、俺……」
自分でどうすることもできない涙に悪態をつきながら、リオンはティアの膝から起き上がり、その場を離れようとする。
だが、今のリオンを一人にするなど、ティアが許すはずがなかった。
起き上がったリオンの肩を掴み、ティアがその胸に優しく抱きしめる。
「やっと泣いてくれたね……」
そうささやきながら、ティアはいくつもの感情が自分の胸に込み上がってくるのを感じていた。
それは、涙を流すリオンへの愛おしさだったり……
涙が止まらなくなるほど辛い想いをさせていたことへの自責の念だったり……
自分の前で初めて涙を見せてくれた喜びだったり……
胸を熱くするいくつもの想いに、涙が溢れそうになるのをティアは必死に抑える。
今、自分が泣くわけにはいかないのだ。自分は今、リオンの涙を受け止めるためにここにいるのだから。そんな決意を胸に、ティアは腕の中で泣き続けるリオンに、そっと告げる。
「お疲れ様、リオン」
愛する人を抱きしめ、その髪を優しく撫でる
何度も、何度も……
その涙が流れきるまで……悲しみも、苦しみも、全て洗い流すまで……
そんなティアに抱きしめられたリオンは、特に抵抗することもなく、その胸でいつ果てるとも知れない涙を流し続けた。
月明かりに照らされた室内に、リオンの泣く声だけが静かに響いていた。
それからどれくらい経っただろう。
ティアの腕の中で一頻り涙を流しつくしたリオンがゆっくりと顔を上げる。
「すまない、変なところを見せた」
泣き腫らした目許を隠すように、少し俯いたリオンがそう呟く。
「ううん、そんなことないわ。むしろ嬉しいくらいよ」
そんな風に言われるとは思っていなかったのだろう。リオンは少し驚いた様子で顔を上げる。涙で濡れた赤い瞳がどこかとても儚げで、悪いとは思いつつも、ちょっと嬉しい気持ちが込み上げてきてしまう。
「だって、昔から私はリオンに甘えてばかりだったから……だから、こうやってリオンの力になれて、とても嬉しい」
ずっと思い描いていた自分。
愛する人の泣ける場所になれたのだから。
そんなティアの想いを告げられたリオンは、ティアから視線を外し、少し逡巡するように視線を泳がせた。
「リオン? どうしたの?」
そんなリオンの様子が気になったティアが心配そうな表情でリオンの顔を覗き込む。そんなティアの声に、ピクリとわずかに体を震わせるリオン。しかし、何かを決心したかのような表情で、すぐにティアの目を真剣に見つめてくる。
「……なぁ、ティア」
「なあに、リオン?」
ふわりと微笑みながら小首を傾げるティアに、リオンがはっきりと告げる。
「俺はティアのことが好きだ」
今までに見たことが無いくらい、顔を赤くしたリオンの告白。
それを受けたティアの瞳に、今度こそ堪え切れなかった大粒の涙が溢れ出す。
「……告白くらい、もう少しカッコつけてするつもりだったんだけどな……こんな涙でクシャクシャな顔じゃカッコつかないよな」
照れたような苦笑いを浮かべながら、リオンが視線を逸らす。確かにその目は涙で充血し、目蓋は泣き腫らして厚ぼったい。頬には涙の跡がくっきりと残っており、お世辞にもカッコ良い顔とは言えないかもしれない。
だけど――
「そんなことないわ。とっても素敵よ、リオン」
心からそう思った。
だって、その顔は強さと優しさの証。
誰かのために、涙が溢れて止まらないほどの悲しみに耐え、大きな重荷を抱えながら、それでも自分たちを導いてくれた結果なのだから。
そんな誰よりも優しくて、強くて、ちょっと甘え下手で無理をしがちなリオンに、自分がずっと守り続けてきた大切な想いを言葉に載せて送る。
「私も、リオンのことが大好きです」
すでにリオンの気持ちを聞いているというのに、やはり自分の気持ちを言葉にするのは少し恥ずかしかった。そんな恥ずかしさを覚えつつも、ティアの胸にはそれ以上の喜びや愛しさが溢れていた。
そんな真っ直ぐな想いを受け取ったリオンが、ティアの頬にそっと手を伸ばす。
「また情けないところ見せてしまうかもしれないけど、これからもずっと俺の傍にいて欲しい」
「ええ、ずっと……ずっと一緒にいるわ。たとえ何があっても」
二人の距離がどちらともなくゆっくりと近づいて行く。
満点の星空と、月が見守る中……
二つの影がそっと重なった……
前書きにも書いた通り、第一章はこの話でお終いです。
ここまで拙作にお付き合いくださっている方には、改めて厚く御礼申し上げます。
処女作ということで、色々と至らぬ点はあったと思います。
自分でもそう思います。
書いてるときは夢中になっているので気づきませんが、あとになって読み返してみると自分でも粗が見つかって、思わず最初から作り直したい衝動に駆られたりもしました。
特に前半部分の設定の羅列と、キャラの性格を印象付けようという考えが空回った多すぎるドタバタシーン……
もう少し自分の実力が上がったあとで、機会があれば最初の方は書き直したいなぁなんて思ってます
まぁ続きも書きたいし、これとは別に書きたい物語もあるので、いつになるかはわかりませんが……
感想でもいくつかご指摘を頂き、自分の未熟さを痛感している次第です。
しかし、それ以上に執筆活動の励みになっているのも間違いありません。
頂いたご指摘はしっかりと受け止め、今後の執筆活動の栄養にしていければと思っております。
読んでいただいた方、感想を書いてくれた方には、これからも見守っていただけると幸いです。
で、今後のことですが、二章の構想はすでにありますが、現在プロットすらできていない状況です。
また、これまではネット小説大賞への応募のこともありまして毎日更新をしておりました。
ですが、それだと仕事もあるので、他のことにまでなかなか手が回らない。
これからは自分がしたい勉強の方にも時間を使っていきたいので、更新ペースはかなり落ちると思います。
なので、プロットが出来上がるまでもそうですし、そこから少しストックが出来上がってから、また投稿を始めようと思います。
少し間が空いてしまうことは、本当に申し訳ございませんが、必ず、必ず続きは書きます。
なので、もし少しでも拙作を楽しんでいただけた方がおられましたら、少しの間お待ちいただければ幸いです。
長くなってしまいましたが、『黒の翼 異世界の空』を読んでくださり、本当にありがとうございます。