3.騎士に会いました!
遅れてすみませんです。(´;ω;`)
異世界に来て早々に魔物に襲われる雪也。魔物が放った魔法によって体の自由を奪われ、絶体絶命の大ピンチに陥ったが、そこに竜に乗った王国騎士のアリスと名乗る白銀の鎧を纏った少女によって助けられた。
「それで、貴方ここで何をしていたんですか?この場所は魔力が強く、魔物たちの巣窟となっているところでです!そこに何も装備せず、魔物と素手で戦おうなんて自殺行為ですよ!ちょうど隣国へ用事で出かけていて戻る最中にここを私が通ったからいいものを…」
アリスにものすごい剣幕で(顔は見えないが雰囲気でなんとなく分かる。)怒られた。異世界だけど言葉は通じるんだな。
それにしてもここはそんなに危ないところだったのか。よく生きてたなぁ俺。
「ちゃんと話を聞いているんですかっ!そもそもあなたは一体何者ですかっ?荷物を持っていない以上、商人にも見えませんし…何処かの国の兵士…と言ってもそこで屈強にも見えませんし。」
生きていたことと今いる場所が俺が思っていた以上に危険だったことに驚き、安堵しているとまた怒られた。しかも所々で刺が含まれている。
「す、すみません。危ないところを助けてくれてありがとうございました。俺は篠崎雪也、ええと…」
「…アリス・シンフォードです。」
あ、ちょっとすねてる。顔は見えないからどんな顔しているかわからないけど、意外と可愛いところもあるんだな。俺の言葉も通じているみたいだし、会話に困らなくてよかった。でも、日本語に聞こえてるみたいだけどなんとなく違う気がするなぁ。
「それにしても、魔狼相手に素手でよくあそこまで善戦しましたね。強化魔法も使ってないのに。なにかやってたんですか?でも、魔狼の魔法も碌に抵抗できていなかったからくらったわけですし、魔法使えないんですか?」
「あ、やっぱりさっきのって魔法だったんですね。急に動けなくなったからなんなのかと思いましたよ。でも、魔法って誰でも使えるんですか?」
「そんなの当たり前じゃないですか。この世界は魔力が満ちていて、どんなものにでも魔力が宿っているんですよ?そんかことも知らないなんて、どうかしてますよ。…貴方まさか、この世界の人間じゃありませんね?
「え!?」
いきなり核心を突いてきて、雪也は焦った。しかし、アリスは
「別に隠すようなことではないですよ?ここでは、めずらしいことではありませんから」
なんてことを言ってきた
「え?そうなんですか?」
雪也は驚きを隠せなかった。自分の他に異世界人が来ているなんて思わなかったからだ。
「それよりも、ここに長居していてはまた魔狼やほかの魔物が襲ってくる可能性があります。先程は1匹だけでしたが本来、魔狼のような小型の魔物は群れで行動しています。私一人でならどうにもなりますが貴方もいるとなると危険があるのでこの近くにある街に一旦移動しましょう。そこで詳しく説明しますから。さぁ、乗ってください!」
アリスは身を翻し、竜の方へ向かって行った。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
雪也は思考が追いついてないが、この人になにか言葉にできないような何かを感じながらその背中を追いかけた…。
投稿遅れてすみません!中々書く時間が無くて…
僕にとっては3話目書くこと自体とてもよかったとおもっています!読んでくれた方、ありがとうございます。次はもう少し早めにupしようと思ってます(あくまでも希望でございます)
では、また次の話で会いましょう!