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二二二二年  作者: 多堕野 吾圃
序章
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プロローグ

 この話に出てくる地名はデタラメですので、深く考えずに読んでいただけると幸いです。

 二〇一二年八月六日。 彼は行方不明になった。

 彼、宮城(みやぎ)(まこと)は釣具屋を出て一メートルほど高くなっている防波堤を歩いていた。防波堤から釣るわけではない。浜に降りるときにどうしてもこの防波堤を越えなければならないから歩いていたのだが、何かの拍子に足を滑らせて、右側にあった消波ブロックの間に落ちた。

 二日後、彼の両親は警察に捜索願を提出し、十人体制で捜索された。が、彼は見つからなかった。

 失踪から一年後、遺体もないまま葬式が営まれた。両親は嘆き悲しんだ。


 しかし、彼は目覚めた。消波ブロックの間で。

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