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美人になれなかった私

作者:

自分の事が嫌いになったのはいつからだろうか。小学校の頃私は気づいてしまった。テレビに映る可愛い子はみんな二重で私は一重。可愛い子はみんな細くて私は太い。可愛い子はみんな肌が綺麗で白くて私はニキビだらけで黒い。可愛い子はみんな鼻が高くて私は低い。どうしてどうしてこんなに生まれ持つものが違うんだろう。私だけこんなにブサイクなんだろう。

私はお小遣いを貯めて近くのドラックストアで初めてアイプチを買った。ドキドキだった。これがあれば私も芸能人みたいに可愛くなれるかもしれない。そう思ったら胸の高鳴りが止まらなかった。早速家に帰りウキウキ家の洗面所で

早速つけて見た。でも、でもどうしてだろうどんなにやっても重たく頑固な瞼が言う事を聞いてくれない。つければつけるほど汚くなっていくのだ。なんで…なんで…なんで…いつのまにか涙が止まらなくなってつけていたアイプチはドロドロと液体状になっていき、また私の顔が汚くなる。私もあの子みたいな美人になりたかった。

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