第21話 合宿前夜
まもなく伊豆合宿が始まる。
ユウは準備を前日夜にギリギリやるタイプなのでこの日の夜に準備していた。
「って言っても着替えと水着くらいだよなあ」
ボストンバッグに着替えを詰めて5分程で準備は終了した。
(マコの考えがわからない…もし俺の想像があってるならこの合宿であいつは何か別の目的を果たすつもりだ。でもその目的はなんだ?もしそうならなんで今まで…)
「準備は終わったのかい?」
「うおおおおおお!?」
「なんだよ、そんな驚かなくてもいいじゃないか」
ユウはいきなり現れたスウから飛び退る。
「急に出てくんなよな!敵襲かと思うだろ!」
「ま、つい最近まで戦場にいたんだから無理ないよねぇ」
「ニートでいたずら好きのボクっ娘なんて需要ねぇから寝ろ」
「これからが僕の活動時間なんだが」
「はぁ…まあ好きにしろよ。俺は朝早いからもう寝るぞ」
「そういえば前に魔界軍のことを僕に聞きに来たよね?」
「あー、そうだったな」
「じゃあ僕からも逆に聞いていいかい?」
「なんだよ」
「なんで君は天界をでた?」
「…なんのつもりだよ」
「いや、ふと思ってね。君が魔界軍に来たときはまだ子供だったから出自は知ってるけど真意がよくわからなかった」
「出たつもりはなかったが…そもそもあんまり覚えてない。ただ出ざるを得なかっただけだと思う…」
ユウは魔界で生まれた悪魔ではなかったのか?
天界から魔界に来たことは前に否定していたが…
「そうかい、やっぱり君の祖父が関係しているんじゃないのかね?」
「さぁな。もう100年も前のことだし」
ユウは立ち上がって寝室へ向かう。
「天界のことなんてほとんど記憶にないけどそうだな…退屈そうなところだった気がする」
そう言ってリビングを後にした、




